2006年06月
2006年06月25日
とて久しぶりに「朝日養素」に出会った。20年以上も昔に飲んだきりだった。
最初に出会ったのは、たぶん、小学校に上がる前だったと思う。
当時、私が風邪をひいた時には、母が本町にある古めかしい小児科に連れていってくれるのが常だった。そして、大体の場合、年配のお医者様に「風邪じゃのぉ。薬だしとくけぇな。あと、栄養をつけんといけんけぇ、朝日養素をのんどきんさい」と言われるのだった。
プラスチックの容器に入った、シロップの甘い薬。これは、まったく問題なく飲むことが出来た。
しかし、曲者はその「栄養をつけるため」の朝日養素だった。経験したことのない不思議な味は、強烈な印象を私に植え付けていた。朝日養素・・・。名前は強烈に頭にインプットされた。
しかし、そんな時代も遠い昔になり、
「あー、そういえば、あれって、どんな味だったんだろう・・・。」
と、記憶をまさぐってみても、不思議と思い出せない。
たしか、砕いたビスケットを水で溶いてあるような、なんとも不思議な印象で、その当時の記憶以外に、いままでそれらしい飲み物を味わったことはなかった。
しいて言えば、大塚製薬のカロリーメイトの缶入りドリンクがあったのだが、それから甘みを除いたような感じ・・・なのだろうか。
曖昧模糊とした記憶だけがあった。空前絶後の飲料としてのイメージとしては強烈だったのだが・・・。
さて、視点を現在へと引き戻す。
一月ほど前、ジャスコの北側に、雑貨屋さんのようなお店が出来ていることに気がついた。お店の名前は「JAM」という。ショーウィンドウ越しに眺めてみると、なかなか感じの良い雑貨が並んでおり、男にしては雑貨好きな私には、魅力的な店に思えた。そして、カフェも併設しているらしく、なにか旨いものにもありつけるかもしれない、とも。
そして、先日。
コーヒーを切らしてしまったので、「やまもと珈琲店」さんに立ち寄ると、運悪く「開店休業」である。あと10分で「営業再開するであろう時間」になるところだったので、そのあたりをぶらぶらしているうちに、その「JAM」というお店が目に入った。そういえば、まだ行っていなかった。勇気を振り絞り、入店することにする。
店内は、センスの良い品物が多く、雑貨屋さんとしてはかなり大人な感じで、「三原にしては素晴らしいなぁ」と視線を移動させた先に、それはあった。
店内の品物と不釣合いな「牛乳屋さんの店先にあるような」冷蔵庫に、なにやら飲料が数本ならんでいる。しかも、1種類のみ。見かけないパッケージだなぁ、なんて思いながら、よくよく見てみると「朝日養素」と書いてあるではないか!
数十年来の再会にかなりびっくりした。でも、記憶の中ではビンの形はもっと大きかったような・・・。形も違っていたような・・・。
ともかく、でも、「朝日養素」なのだ。即、購入を決意した。
あまりの懐かしさに感激し、これまた印象的なお店のマダムに、「どうしてここに朝日養素があるんですか?」と思わず聞いてしまう。
するとマダムから、
「あ、私の主人が作っているんです。」
とのお答え・・・。
いわゆる朝日養素の直営店であったのだ。そこにあるのは当然のことである。とても納得。
早速、代金160円也を支払い、胸躍らせ、家に持ち帰ったのだった。
しかし、あまりの感激のために、当初の目的の「やまもと珈琲店のどみにかブレンド」を買い忘れた事に気がついたのは、家に帰ってからだった・・・。とほほ。
(つづく)
最初に出会ったのは、たぶん、小学校に上がる前だったと思う。
当時、私が風邪をひいた時には、母が本町にある古めかしい小児科に連れていってくれるのが常だった。そして、大体の場合、年配のお医者様に「風邪じゃのぉ。薬だしとくけぇな。あと、栄養をつけんといけんけぇ、朝日養素をのんどきんさい」と言われるのだった。
プラスチックの容器に入った、シロップの甘い薬。これは、まったく問題なく飲むことが出来た。
しかし、曲者はその「栄養をつけるため」の朝日養素だった。経験したことのない不思議な味は、強烈な印象を私に植え付けていた。朝日養素・・・。名前は強烈に頭にインプットされた。
しかし、そんな時代も遠い昔になり、
「あー、そういえば、あれって、どんな味だったんだろう・・・。」
と、記憶をまさぐってみても、不思議と思い出せない。
たしか、砕いたビスケットを水で溶いてあるような、なんとも不思議な印象で、その当時の記憶以外に、いままでそれらしい飲み物を味わったことはなかった。
しいて言えば、大塚製薬のカロリーメイトの缶入りドリンクがあったのだが、それから甘みを除いたような感じ・・・なのだろうか。
曖昧模糊とした記憶だけがあった。空前絶後の飲料としてのイメージとしては強烈だったのだが・・・。
さて、視点を現在へと引き戻す。
一月ほど前、ジャスコの北側に、雑貨屋さんのようなお店が出来ていることに気がついた。お店の名前は「JAM」という。ショーウィンドウ越しに眺めてみると、なかなか感じの良い雑貨が並んでおり、男にしては雑貨好きな私には、魅力的な店に思えた。そして、カフェも併設しているらしく、なにか旨いものにもありつけるかもしれない、とも。
そして、先日。
コーヒーを切らしてしまったので、「やまもと珈琲店」さんに立ち寄ると、運悪く「開店休業」である。あと10分で「営業再開するであろう時間」になるところだったので、そのあたりをぶらぶらしているうちに、その「JAM」というお店が目に入った。そういえば、まだ行っていなかった。勇気を振り絞り、入店することにする。
店内は、センスの良い品物が多く、雑貨屋さんとしてはかなり大人な感じで、「三原にしては素晴らしいなぁ」と視線を移動させた先に、それはあった。
店内の品物と不釣合いな「牛乳屋さんの店先にあるような」冷蔵庫に、なにやら飲料が数本ならんでいる。しかも、1種類のみ。見かけないパッケージだなぁ、なんて思いながら、よくよく見てみると「朝日養素」と書いてあるではないか!
数十年来の再会にかなりびっくりした。でも、記憶の中ではビンの形はもっと大きかったような・・・。形も違っていたような・・・。
ともかく、でも、「朝日養素」なのだ。即、購入を決意した。
あまりの懐かしさに感激し、これまた印象的なお店のマダムに、「どうしてここに朝日養素があるんですか?」と思わず聞いてしまう。
するとマダムから、
「あ、私の主人が作っているんです。」
とのお答え・・・。
いわゆる朝日養素の直営店であったのだ。そこにあるのは当然のことである。とても納得。
早速、代金160円也を支払い、胸躍らせ、家に持ち帰ったのだった。
しかし、あまりの感激のために、当初の目的の「やまもと珈琲店のどみにかブレンド」を買い忘れた事に気がついたのは、家に帰ってからだった・・・。とほほ。
(つづく)
2006年06月24日
昨日、たまたまテレビで「ギャバン」のコマーシャルを見た。でも、様子がおかしい。ポテトチップスとか言っている?でも、パッケージは、おもいっきりギャバンのパッケージ。いったい、なにがなにやら?
お店で、その話をしてみると、「ああ、ギャバンのポテトチップスがあるんですよ」と、あっさり言われた。ほんまかいな。
コマーシャルやっているくらいなんだから、ジャスコの食品売り場にも必ずや、あるはずだ、と、さっそく買い出しに出てみた。ポテトチップス売り場には、チップスターとか、プリングルスはあるのだが、ギャバンはない。
・・・無いじゃないか、と、あきらめて帰ろうとしたとき、陳列棚の一番端の一番下の棚に、ギャバンのおなじみの青い缶のようなものが目に入った。
いつものギャバンの缶よりも細長い、紙製の(あたりまえ)、ギャバンのパッケージそのままのデザインのポテトチップスが、そこにあった。
ブラックペッパー味である。よく見てみると、「ハウス食品」とも書いてある。
http://housefoods.jp/products/catalog/?cat=1,1015,1247
笑ってしまった。よく出来ている。こんなによく出来たジョークには、あまり出会えない。しかも、ギャバンもハウス食品も、どうやら本気できちんと提携してやっているジョークらしい(といっても、ギャバンとハウス食品は、本当に業務提携しているけど)。
さっそく、買ってかえり、試食してみた。
これがまた、ブラックペッパーの風味が強烈に香る、なんとも大人なポテトチップス。でも、ちょっと強烈過ぎて(ブラックペッパーが勝ちすぎ・・・)おやつには感じない。おもいっきり「おつまみ」である。
・・・ビールが欲しくなってしまった。
でも、プレーンなポテトチップスに、ブラックペッパーつけて食べたら、一緒とちゃうか?
・・・我ながら、無粋な発想である。
とりあえず、レジにこれをもって並んだときに、一瞬「これって、ポテトチップス・・・のはずだよなぁ」と、まじまじとパッケージを確認しなおしたのは、やはり、よく出来たジョークだからなのだろう。
お店で、その話をしてみると、「ああ、ギャバンのポテトチップスがあるんですよ」と、あっさり言われた。ほんまかいな。
コマーシャルやっているくらいなんだから、ジャスコの食品売り場にも必ずや、あるはずだ、と、さっそく買い出しに出てみた。ポテトチップス売り場には、チップスターとか、プリングルスはあるのだが、ギャバンはない。
・・・無いじゃないか、と、あきらめて帰ろうとしたとき、陳列棚の一番端の一番下の棚に、ギャバンのおなじみの青い缶のようなものが目に入った。
いつものギャバンの缶よりも細長い、紙製の(あたりまえ)、ギャバンのパッケージそのままのデザインのポテトチップスが、そこにあった。
ブラックペッパー味である。よく見てみると、「ハウス食品」とも書いてある。
http://housefoods.jp/products/catalog/?cat=1,1015,1247
笑ってしまった。よく出来ている。こんなによく出来たジョークには、あまり出会えない。しかも、ギャバンもハウス食品も、どうやら本気できちんと提携してやっているジョークらしい(といっても、ギャバンとハウス食品は、本当に業務提携しているけど)。
さっそく、買ってかえり、試食してみた。
これがまた、ブラックペッパーの風味が強烈に香る、なんとも大人なポテトチップス。でも、ちょっと強烈過ぎて(ブラックペッパーが勝ちすぎ・・・)おやつには感じない。おもいっきり「おつまみ」である。
・・・ビールが欲しくなってしまった。
でも、プレーンなポテトチップスに、ブラックペッパーつけて食べたら、一緒とちゃうか?
・・・我ながら、無粋な発想である。
とりあえず、レジにこれをもって並んだときに、一瞬「これって、ポテトチップス・・・のはずだよなぁ」と、まじまじとパッケージを確認しなおしたのは、やはり、よく出来たジョークだからなのだろう。
2006年06月17日
最近、とあるきっかけがあって、ベートーヴェンの交響曲第5番を聴きなおしている。いわゆる「じゃじゃじゃじゃーん」。通称「運命」。
この曲は、超有名曲で、誰もが冒頭部分を知っている。
ただし、冒頭しか知らない人も多い。かなりもったいない話である。この曲は4楽章(4つの部分)から出来ていて、曲が最後に行くにしたがって、計算された開放感を得られる仕組みになっているので、最初だけ聴くと、憂鬱な部分(ある意味不快な部分)で終わってしまうことになる。これでは、たとえば推理小説で、殺人事件が起こったところで、本を閉じてしまうことと、同じことである。
そんなことなら、最後の部分だけ聴いたら解決部分だけ楽しめるではないか、ということになってしまうが、それは、落語のオチの部分だけ聞いて笑え、と、言われているのと同じこと。オチだけじゃ、笑えません。
この曲は、それほどまでに1つの曲として計算されている。まるで、フランス料理のフルコースのような感じである。満腹になれる。
さて、最初に通して聞いてから、かれこれ20年近くなるのだが、最近になってから、初めてわかったことがある。
上記にある「計算された開放感」について、稲妻が体を通り抜ける感覚で、理解できた。
これまでずっと引っかかっていたことが、第4楽章に出てくるホルンのメロディー。1度目の時には、すこしメロディが引っかかってる。それが再現部に登場する2度目にはすんなり歌われる。これが、とても不思議だった。どうして同じではないのだろうか、と。
でも、最近になって、もう1度よくよく聴き込んでみると、なるほどなるほど。
第1楽章の冒頭からの「不安感」が完全に払拭されるのが、第4楽章の再現部のホルンだったんだなぁ。そこで、閉塞感が、完全に開放される。
逆に言うと、第4楽章の1回目のホルンのメロディーは、引っかかっていなければ、意味が無い。引っかかっていること自体に、意味が込められている。
ちなみに、冒頭の完全なる不安定要素は、「じゃじゃじゃじゃーん」の出だしに、休符があること。つまり、「(休符)じゃじゃじゃじゃーん」ということで、とても演奏しにくい。演奏者を不安と緊張のどん底に陥れる、ベートーヴェンの仕掛けた罠ではないだろうか。
演奏者が不安と緊張を感じながら演奏する曲が、不安と緊張を感じさせないわけがない。
昔の有名な指揮者のフルトヴェングラーという人は、オーケストラの演奏者が「じゃじゃじゃじゃーん」の冒頭部分への入り方の合図がまったくわからないような指揮をしていたと聞いているが、それが解釈としてはベートーヴェンの真意をつく、至極まっとうものなのかもしれない・・・なんて思ったりして。
あ、そうそう。
ベートーヴェンの9曲の交響曲のうち、いまだに交響曲第6番「田園」の良さは、まったくわからない。友人にこの曲をとても愛する人がいるが、いつか話をする機会があったら、「田園」の魅力を教えてもらおうと思う。
そういえば、13日に指揮者の岩城宏之氏が亡くなられた。昨年と一昨年の大晦日の「振るマラソン」という企画において、一晩でベートーヴェンの交響曲9曲すべてを連続演奏するという偉業を残された。
岩城氏の死を悼みながら、岩城氏のエッセイをしばし読み返す日々が続く・・・。
この曲は、超有名曲で、誰もが冒頭部分を知っている。
ただし、冒頭しか知らない人も多い。かなりもったいない話である。この曲は4楽章(4つの部分)から出来ていて、曲が最後に行くにしたがって、計算された開放感を得られる仕組みになっているので、最初だけ聴くと、憂鬱な部分(ある意味不快な部分)で終わってしまうことになる。これでは、たとえば推理小説で、殺人事件が起こったところで、本を閉じてしまうことと、同じことである。
そんなことなら、最後の部分だけ聴いたら解決部分だけ楽しめるではないか、ということになってしまうが、それは、落語のオチの部分だけ聞いて笑え、と、言われているのと同じこと。オチだけじゃ、笑えません。
この曲は、それほどまでに1つの曲として計算されている。まるで、フランス料理のフルコースのような感じである。満腹になれる。
さて、最初に通して聞いてから、かれこれ20年近くなるのだが、最近になってから、初めてわかったことがある。
上記にある「計算された開放感」について、稲妻が体を通り抜ける感覚で、理解できた。
これまでずっと引っかかっていたことが、第4楽章に出てくるホルンのメロディー。1度目の時には、すこしメロディが引っかかってる。それが再現部に登場する2度目にはすんなり歌われる。これが、とても不思議だった。どうして同じではないのだろうか、と。
でも、最近になって、もう1度よくよく聴き込んでみると、なるほどなるほど。
第1楽章の冒頭からの「不安感」が完全に払拭されるのが、第4楽章の再現部のホルンだったんだなぁ。そこで、閉塞感が、完全に開放される。
逆に言うと、第4楽章の1回目のホルンのメロディーは、引っかかっていなければ、意味が無い。引っかかっていること自体に、意味が込められている。
ちなみに、冒頭の完全なる不安定要素は、「じゃじゃじゃじゃーん」の出だしに、休符があること。つまり、「(休符)じゃじゃじゃじゃーん」ということで、とても演奏しにくい。演奏者を不安と緊張のどん底に陥れる、ベートーヴェンの仕掛けた罠ではないだろうか。
演奏者が不安と緊張を感じながら演奏する曲が、不安と緊張を感じさせないわけがない。
昔の有名な指揮者のフルトヴェングラーという人は、オーケストラの演奏者が「じゃじゃじゃじゃーん」の冒頭部分への入り方の合図がまったくわからないような指揮をしていたと聞いているが、それが解釈としてはベートーヴェンの真意をつく、至極まっとうものなのかもしれない・・・なんて思ったりして。
あ、そうそう。
ベートーヴェンの9曲の交響曲のうち、いまだに交響曲第6番「田園」の良さは、まったくわからない。友人にこの曲をとても愛する人がいるが、いつか話をする機会があったら、「田園」の魅力を教えてもらおうと思う。
そういえば、13日に指揮者の岩城宏之氏が亡くなられた。昨年と一昨年の大晦日の「振るマラソン」という企画において、一晩でベートーヴェンの交響曲9曲すべてを連続演奏するという偉業を残された。
岩城氏の死を悼みながら、岩城氏のエッセイをしばし読み返す日々が続く・・・。
2006年06月16日
大学を卒業後、兵庫県のとあるパン屋さんに3年勤めた。
そのときの親方が、私にとってのパンの師匠である。
今日は、なんとなく、ふっと、頭に師匠の顔がよぎった。どうしてなんだろう?
さて、そんな我が敬愛する師匠が、たった1回、私のために焼いてくれたパンがある。披露宴の時に供されたフランスパンである。
なんと、当日の早朝にわざわざ作っていただいたという特別製で、それを小脇に抱えて、師匠は新幹線で三原にやってきた。
そんな心意気とパンは、私にとって、師匠からのとびっきりの贈り物に感じた。
披露宴なので、壇上に飾り物のように配置されてしまった私だったが、食べるものはすべて食べていた。
テーブルの上には、もちろん、フランスパンがあった。
そりゃ、旨いに決まってる、と、思いながらも、一口ちぎって、口の中に入れた。
でも、その予想は甘かった。「普通に旨い」のではなくて、「とびっきり旨い」のだ。
パンの香り、甘み、口どけ、歯ざわり、奥行き、それらがとても高い段階でピーンと調和を保っていて、フランスパンとしてのきちんとした主張があるにもかかわらず、料理と一緒にしても、その調和が崩れることはなく、料理を包み込むやさしさも備わっているような・・・。
間違いなく、それまで食べたパンの中でも、印象が強烈に残る程とてつもないほどに旨いパンだった。今でも、その味の記憶や印象は残っている。
さて後日、そのフランスパンについて、師匠に聞く機会があった。
なんだか、直球で聞くわけにもいかず、粉のことやら、製法やらをかするように質問してみた。しかし、答えはいたって普通であり、材料でも製法に変わった点はない。
あたりまえの話ではあるのだが、製パン技術の問題だった。生地を仕込むところから焼き上げるまでの、要所要所の押さえどころが、完璧であったということなのだろう。
でも、最後は、やはり師匠が私のために焼いてくれた、というのが、とても嬉しかった。それが、旨いと感じた一番の決め手ではないか、と、思う。
「誰かのために、自分の能力を出し切って、喜ばれるものをつくること。」
それが、師匠がいつもいうところの「人を感動させるパン」なのだ、と、そのとき実感した。
そして、心の込められたパンを、人生の門出に贈られたことを、私は一生忘れることはない。
そのときの親方が、私にとってのパンの師匠である。
今日は、なんとなく、ふっと、頭に師匠の顔がよぎった。どうしてなんだろう?
さて、そんな我が敬愛する師匠が、たった1回、私のために焼いてくれたパンがある。披露宴の時に供されたフランスパンである。
なんと、当日の早朝にわざわざ作っていただいたという特別製で、それを小脇に抱えて、師匠は新幹線で三原にやってきた。
そんな心意気とパンは、私にとって、師匠からのとびっきりの贈り物に感じた。
披露宴なので、壇上に飾り物のように配置されてしまった私だったが、食べるものはすべて食べていた。
テーブルの上には、もちろん、フランスパンがあった。
そりゃ、旨いに決まってる、と、思いながらも、一口ちぎって、口の中に入れた。
でも、その予想は甘かった。「普通に旨い」のではなくて、「とびっきり旨い」のだ。
パンの香り、甘み、口どけ、歯ざわり、奥行き、それらがとても高い段階でピーンと調和を保っていて、フランスパンとしてのきちんとした主張があるにもかかわらず、料理と一緒にしても、その調和が崩れることはなく、料理を包み込むやさしさも備わっているような・・・。
間違いなく、それまで食べたパンの中でも、印象が強烈に残る程とてつもないほどに旨いパンだった。今でも、その味の記憶や印象は残っている。
さて後日、そのフランスパンについて、師匠に聞く機会があった。
なんだか、直球で聞くわけにもいかず、粉のことやら、製法やらをかするように質問してみた。しかし、答えはいたって普通であり、材料でも製法に変わった点はない。
あたりまえの話ではあるのだが、製パン技術の問題だった。生地を仕込むところから焼き上げるまでの、要所要所の押さえどころが、完璧であったということなのだろう。
でも、最後は、やはり師匠が私のために焼いてくれた、というのが、とても嬉しかった。それが、旨いと感じた一番の決め手ではないか、と、思う。
「誰かのために、自分の能力を出し切って、喜ばれるものをつくること。」
それが、師匠がいつもいうところの「人を感動させるパン」なのだ、と、そのとき実感した。
そして、心の込められたパンを、人生の門出に贈られたことを、私は一生忘れることはない。
2006年06月12日
午前5時ちょうどに、目覚まし時計を鳴らすことにしている。
今日も、いつもと同じように、目覚ましがなった。
最近の目覚まし時計には、便利な機能がついている。「スヌーズ機能」である。人間は、一度はアラームを止めてはみても、すんなり起きることなく再び寝てしまいたいという、起床時の心理(二度寝、とも言う)をばっちり先読みしている先端技術(いやがらせ、とも言う)である。時間を設定した人間が、起きる本人であるのに、よほど二度寝をする人間が多いということでもある(自己弁護)。
さて、そんなこんなで、次のアラームがなるまで、ベッドのなかでうだうだしていると、とつぜんそいつはやってきた。
ぐらぐらぐら・・・
あ、地震だ、と、思った矢先に、
ぐらぐらぐら!!!
と、強烈な揺れが来た。
正直、背筋に冷たいものが走った。これは、本格的な地震だ。脳裏に阪神大震災と芸予地震がよぎる。揺さぶられ方が、芸予地震そっくりだった。
地震の揺れに身を任せながら、耳をそばだて、家の中の様子をうかがう。あまり物が落ちる音はしない・・・。
すぐにテレビをつけ、情報を知る。テレビがついたということは、電気は止まっていない。そして、このあたりは、震度4だという。
幸いたいした被害もなく、妻は娘とのんびり寝ているままだし、猫も寝たまま。あせって起きたのは、通常通りに起きる予定の私だけだったようだ。起床時間に合わせて地震が起こったような錯覚さえ覚える。
次なる心配は、お店。でも、これは行ってみないとどうにもならないので、不安にさいなまれながら、出勤した。
芸予地震のときは、片付けるのに苦労したので、いやな記憶がよみがえる。
しかし、店に行ってみると、なにも影響は無く、胸をなでおろしながら、ガスオーブンの耐震装置をリセットし、ガスの元の耐震装置を確認し、いつもどおり仕事を始めた。
とにかく、こういうことが起こると、防災意識が高まる。
次の地震に備えよう。備えあれば、憂いなし、である。
今日も、いつもと同じように、目覚ましがなった。
最近の目覚まし時計には、便利な機能がついている。「スヌーズ機能」である。人間は、一度はアラームを止めてはみても、すんなり起きることなく再び寝てしまいたいという、起床時の心理(二度寝、とも言う)をばっちり先読みしている先端技術(いやがらせ、とも言う)である。時間を設定した人間が、起きる本人であるのに、よほど二度寝をする人間が多いということでもある(自己弁護)。
さて、そんなこんなで、次のアラームがなるまで、ベッドのなかでうだうだしていると、とつぜんそいつはやってきた。
ぐらぐらぐら・・・
あ、地震だ、と、思った矢先に、
ぐらぐらぐら!!!
と、強烈な揺れが来た。
正直、背筋に冷たいものが走った。これは、本格的な地震だ。脳裏に阪神大震災と芸予地震がよぎる。揺さぶられ方が、芸予地震そっくりだった。
地震の揺れに身を任せながら、耳をそばだて、家の中の様子をうかがう。あまり物が落ちる音はしない・・・。
すぐにテレビをつけ、情報を知る。テレビがついたということは、電気は止まっていない。そして、このあたりは、震度4だという。
幸いたいした被害もなく、妻は娘とのんびり寝ているままだし、猫も寝たまま。あせって起きたのは、通常通りに起きる予定の私だけだったようだ。起床時間に合わせて地震が起こったような錯覚さえ覚える。
次なる心配は、お店。でも、これは行ってみないとどうにもならないので、不安にさいなまれながら、出勤した。
芸予地震のときは、片付けるのに苦労したので、いやな記憶がよみがえる。
しかし、店に行ってみると、なにも影響は無く、胸をなでおろしながら、ガスオーブンの耐震装置をリセットし、ガスの元の耐震装置を確認し、いつもどおり仕事を始めた。
とにかく、こういうことが起こると、防災意識が高まる。
次の地震に備えよう。備えあれば、憂いなし、である。
2006年06月09日
自家焙煎されている珈琲店である「やまもと珈琲店」さんが、ジャスコさんの北側にあります。最近は、週に1回ペースで、このお店にコーヒー豆を買いに行くのが習慣になっています。
朝起きて、電動ミルで豆を挽き、コーヒーメーカーでコーヒーを入れることから、一日が始まります。キッチンで、1杯だけ飲んで、あとは魔法瓶につめて、仕事場へもって行き、仕事の最中の水分補給に、気分転換にと言う具合に、楽しんでいます。私はガバガバと飲んでしまうたちなので、マグカップ3杯が1日のペースです。
さて、そのような感じでコーヒーを飲んでいるのですが、やまもと珈琲店さんに通いだしたのは、本当に、最近のことです。
それまでの過程は、とても人にお教えできるような過程ではなく(インスタントコーヒーからのスタートでした・・・)、めぐりめぐって、たどり着いたという感じです。
オリジナルブレンドは、うきしろブレンド・かもがわブレンド・どみにかブレンド
の、3種類があって、名前の順番どおりトライしてみました。
うきしろは、濃厚で香りも豊か。旨いのですが、1杯で満足してしまいます。これは、食事の最後に飲みたいような、そんなコーヒーでした。
かもがわは、さわやかな感じですが、すこしあっさりとした気がして、今度は物足りない。午後のお茶の時間に、軽いお菓子と一緒に楽しむのが似合いそうなコーヒーでした。
で、最後に「どみにかブレンド」にトライしてみたところ、これが私には絶妙に合うことに気がついたわけです。香りもコクもちょうど良くて、かといって濃すぎることもなく、軽いわけでもない。かなり満足感があって、朝がとてもよく似合います。
そんなわけで、「どみにかブレンド」を買いに通うことになりました。
でも、ご主人さんによると、悲しいことに、ドミニカ産の豆は、入荷が不安定で、ストックが1年分しかないとのこと。その後は、「どみにかブレンド」はどうなるかわからない・・・と。近い味は作れるけど、この味はつくれない・・・と。
まぁ、私は素人なので、近い味が作れるというだけでも、十分なのですけど。とりあえずは、「どみにかブレンド」がなくなるまで、買いに通おうと思っています。
ちなみに。
午後4時半あたりには、ご主人の所要のため、お店が開店休業されている場合があるので、注意が必要です。時間があれば、ぶらぶらしてご主人が帰ってくるのを待ちますが。
コーヒーのブレンドって、本当に「ブレンド(混合)」なんだなぁ、と、改めて考えさせられました。
豆の力と、人間の力が合わさって、コーヒーの味が決定するような、味に対する方向性の意思を感じさせる。
それが、本当の「ブレンド」の意味なのかも。
パンにも、同じことが言えるので、ひとりでにんまり。
朝起きて、電動ミルで豆を挽き、コーヒーメーカーでコーヒーを入れることから、一日が始まります。キッチンで、1杯だけ飲んで、あとは魔法瓶につめて、仕事場へもって行き、仕事の最中の水分補給に、気分転換にと言う具合に、楽しんでいます。私はガバガバと飲んでしまうたちなので、マグカップ3杯が1日のペースです。
さて、そのような感じでコーヒーを飲んでいるのですが、やまもと珈琲店さんに通いだしたのは、本当に、最近のことです。
それまでの過程は、とても人にお教えできるような過程ではなく(インスタントコーヒーからのスタートでした・・・)、めぐりめぐって、たどり着いたという感じです。
オリジナルブレンドは、うきしろブレンド・かもがわブレンド・どみにかブレンド
の、3種類があって、名前の順番どおりトライしてみました。
うきしろは、濃厚で香りも豊か。旨いのですが、1杯で満足してしまいます。これは、食事の最後に飲みたいような、そんなコーヒーでした。
かもがわは、さわやかな感じですが、すこしあっさりとした気がして、今度は物足りない。午後のお茶の時間に、軽いお菓子と一緒に楽しむのが似合いそうなコーヒーでした。
で、最後に「どみにかブレンド」にトライしてみたところ、これが私には絶妙に合うことに気がついたわけです。香りもコクもちょうど良くて、かといって濃すぎることもなく、軽いわけでもない。かなり満足感があって、朝がとてもよく似合います。
そんなわけで、「どみにかブレンド」を買いに通うことになりました。
でも、ご主人さんによると、悲しいことに、ドミニカ産の豆は、入荷が不安定で、ストックが1年分しかないとのこと。その後は、「どみにかブレンド」はどうなるかわからない・・・と。近い味は作れるけど、この味はつくれない・・・と。
まぁ、私は素人なので、近い味が作れるというだけでも、十分なのですけど。とりあえずは、「どみにかブレンド」がなくなるまで、買いに通おうと思っています。
ちなみに。
午後4時半あたりには、ご主人の所要のため、お店が開店休業されている場合があるので、注意が必要です。時間があれば、ぶらぶらしてご主人が帰ってくるのを待ちますが。
コーヒーのブレンドって、本当に「ブレンド(混合)」なんだなぁ、と、改めて考えさせられました。
豆の力と、人間の力が合わさって、コーヒーの味が決定するような、味に対する方向性の意思を感じさせる。
それが、本当の「ブレンド」の意味なのかも。
パンにも、同じことが言えるので、ひとりでにんまり。
2006年06月08日
そういえば、駅前周辺に新しい飲食店が、いくつか出来た。
記憶順に。
旧みどり書店駅前店の後に、お寿司屋さんの「喜多扇(きたせん)」というお店が出来た。お持ち帰りとお店の奥に飲食する場所があるとのこと。まわらないお寿司、食べたいなぁ。家庭の事情で、いけそうにないけど。
洋服屋さんの「リトル・アメリカ」の隣に、地鶏をメインにした「ねんじ」という、居酒屋(?)が出来た。このお店に、とても行きたいのだが、家庭の事情からいけそうにない。なんとかならへんかなぁ・・・。
上記2店は、ウインクの6月号に新店情報で掲載されていた。
今日、どうやら開店されたようなのが、旧みどり書店駅前店の右隣(駅から見て)のほうに「田舎料理の店 大和路」というお店。店頭に「ホルモン鍋」と書いてある。モツ鍋のことなのかなぁ。
あと、グリーンロード(マキシムのある通り)に、「なごみ」という自分で焼ける地鶏焼き屋さん(?)が出来るというか、移転するというか。7月4日開店とのこと。
なぜか、どこからかチラシを頂いた。本当に不思議なことに、お店の厨房にチラシが突然現れたのだ。いったい誰が持ってきたんだろう・・・。スタッフたちに聞いてみても「知らない」と言う。ミステリーである。
以上2店は、ペアシティ東館から移転されるらしい。
ペアシティ東館って、そういえば、どうなっているんだろう・・・。
そういえば、宮浦の旧「百心」が「匠(たくみ)」という和食屋さんに変わった。6月末日まで、生ビール300円っていうチラシが入っていた。ああ、たまには生ビール飲みたい。
なんだか、三原も、すこしにぎやか。
そういえば、自分の店のこと、しばらく何も書いていないなぁ。よその店ばっかり。ネタは結構あったような、なかったような。
オギロパンのこと(味)を知っている人(しかも、三原から高飛びされている方、簡単に手に入らない方)に対して、なんらかのアピールをすることによって、郷愁を帯びていただき、「ああ、三原に帰らなきゃ・・・」なんて思っていただけた上に、よだれのにじみ出るような魅力あふれる文章を書いて、「ああ、食べたい・・・」と、多少焦りにも似た感覚を感じていただきながら、帰省の飛行機なり新幹線なりのチケットを即刻握り締めて頂ける・・・というのが、理想的。・・・無理か。
ちなみに、業務での宅配サービスは行ってませんから。だって、「三原のオギロパン」なんですから。(笑)
ブログ書いて、遊んでばかりじゃないかって?
遊んでませんよ。私、ちゃんと、額に汗かき、仕事してます・・・。
たぶんね・・・。
記憶順に。
旧みどり書店駅前店の後に、お寿司屋さんの「喜多扇(きたせん)」というお店が出来た。お持ち帰りとお店の奥に飲食する場所があるとのこと。まわらないお寿司、食べたいなぁ。家庭の事情で、いけそうにないけど。
洋服屋さんの「リトル・アメリカ」の隣に、地鶏をメインにした「ねんじ」という、居酒屋(?)が出来た。このお店に、とても行きたいのだが、家庭の事情からいけそうにない。なんとかならへんかなぁ・・・。
上記2店は、ウインクの6月号に新店情報で掲載されていた。
今日、どうやら開店されたようなのが、旧みどり書店駅前店の右隣(駅から見て)のほうに「田舎料理の店 大和路」というお店。店頭に「ホルモン鍋」と書いてある。モツ鍋のことなのかなぁ。
あと、グリーンロード(マキシムのある通り)に、「なごみ」という自分で焼ける地鶏焼き屋さん(?)が出来るというか、移転するというか。7月4日開店とのこと。
なぜか、どこからかチラシを頂いた。本当に不思議なことに、お店の厨房にチラシが突然現れたのだ。いったい誰が持ってきたんだろう・・・。スタッフたちに聞いてみても「知らない」と言う。ミステリーである。
以上2店は、ペアシティ東館から移転されるらしい。
ペアシティ東館って、そういえば、どうなっているんだろう・・・。
そういえば、宮浦の旧「百心」が「匠(たくみ)」という和食屋さんに変わった。6月末日まで、生ビール300円っていうチラシが入っていた。ああ、たまには生ビール飲みたい。
なんだか、三原も、すこしにぎやか。
そういえば、自分の店のこと、しばらく何も書いていないなぁ。よその店ばっかり。ネタは結構あったような、なかったような。
オギロパンのこと(味)を知っている人(しかも、三原から高飛びされている方、簡単に手に入らない方)に対して、なんらかのアピールをすることによって、郷愁を帯びていただき、「ああ、三原に帰らなきゃ・・・」なんて思っていただけた上に、よだれのにじみ出るような魅力あふれる文章を書いて、「ああ、食べたい・・・」と、多少焦りにも似た感覚を感じていただきながら、帰省の飛行機なり新幹線なりのチケットを即刻握り締めて頂ける・・・というのが、理想的。・・・無理か。
ちなみに、業務での宅配サービスは行ってませんから。だって、「三原のオギロパン」なんですから。(笑)
ブログ書いて、遊んでばかりじゃないかって?
遊んでませんよ。私、ちゃんと、額に汗かき、仕事してます・・・。
たぶんね・・・。
ついに「業務用スーパー エブリイ」が開店した。
10時開店ということで、ジャスコさんの駐車場まで、車があふれていた。
お店から人の流れを眺めると、ジャスコさんの駐車場から、エブリイへと人が流れていっていた。が、なせか、「手ぶら」で帰ってくる人が多かった。
なぜだ。開店セールで、お値打ち価格の商品がそろえられているであろうお店に行って、見てきただけ?
とても不思議だった。
昼過ぎに、こんな話を耳にした。
「入場制限してて、入れんけぇ・・・」
入場制限?
なるほどー。だから、「手ぶら」だったのかぁ。買わなかったんじゃなくて、買えなかったんだなぁ。
今日は入梅とのことで、三原にも昼過ぎから、しとしと雨が降り始めた。
とりあえず、見に行ってみようと、4時ごろひやかしに行ってきた。でも、入店はせず、そとから眺めただけ。
なにより、威勢が良い。勢いがある。さすがは、開店セール。
そんなわけで、品揃えなどは不明。が、近いうち、買い物に行くでしょうね。
10時開店ということで、ジャスコさんの駐車場まで、車があふれていた。
お店から人の流れを眺めると、ジャスコさんの駐車場から、エブリイへと人が流れていっていた。が、なせか、「手ぶら」で帰ってくる人が多かった。
なぜだ。開店セールで、お値打ち価格の商品がそろえられているであろうお店に行って、見てきただけ?
とても不思議だった。
昼過ぎに、こんな話を耳にした。
「入場制限してて、入れんけぇ・・・」
入場制限?
なるほどー。だから、「手ぶら」だったのかぁ。買わなかったんじゃなくて、買えなかったんだなぁ。
今日は入梅とのことで、三原にも昼過ぎから、しとしと雨が降り始めた。
とりあえず、見に行ってみようと、4時ごろひやかしに行ってきた。でも、入店はせず、そとから眺めただけ。
なにより、威勢が良い。勢いがある。さすがは、開店セール。
そんなわけで、品揃えなどは不明。が、近いうち、買い物に行くでしょうね。
エスポ三原の焼き肉店は、「ぐりぐり家」というお店で、6月28日開店らしい。店舗に垂れ幕が張ってあった。
間違えているかもしれないけど、たぶん、この会社。
http://www.fresca-co.jp/company/index.htm
やっと店名もはっきりして、おまけに開店日もはっきりして、すこしすっきり。
間違えているかもしれないけど、たぶん、この会社。
http://www.fresca-co.jp/company/index.htm
やっと店名もはっきりして、おまけに開店日もはっきりして、すこしすっきり。
国道をはさんで三原港の真向かい(旧NTT)の土地に、数日前から「大和ハウス」のテントが立っていた。
なんで大和ハウスなんだろう?
そして、どうやら地鎮祭をやった跡もあり、何か建つのか、と思っていたら、今日眺めた建築表示に、
「まいどおおきに食堂三原店」
と、記載されていた。
外食産業では、こういった「食堂」が方向性の一つとしてあるようなので、ついに三原にも登場といたところなのだろうか。
これは場所的にも、面白いかもしれない。
個人的には、昔ながらの大衆食堂がたくさんある城町界隈に、こういったお店が出来ると、どうなのかなぁ、とも思うけど、時代の流れは時に残酷なようだ。
・・・と、他人事で書いてみたけど、そんなに他人事ではない。
なんで大和ハウスなんだろう?
そして、どうやら地鎮祭をやった跡もあり、何か建つのか、と思っていたら、今日眺めた建築表示に、
「まいどおおきに食堂三原店」
と、記載されていた。
外食産業では、こういった「食堂」が方向性の一つとしてあるようなので、ついに三原にも登場といたところなのだろうか。
これは場所的にも、面白いかもしれない。
個人的には、昔ながらの大衆食堂がたくさんある城町界隈に、こういったお店が出来ると、どうなのかなぁ、とも思うけど、時代の流れは時に残酷なようだ。
・・・と、他人事で書いてみたけど、そんなに他人事ではない。
2006年06月02日
ジャスコさんの食品館で、噂の男前豆腐店の「マサヒロ丑年蟹座」を買った。
以前「風に吹かれて豆腐屋ジョニー」を見つけたとき、
「なんて妙な名前なんだ・・・」
と、興味を抱きつつ、あまりにも奇抜な名前にすこし「引き気味」だったのだが、物は試しと購入したところ、名前に対する驚き以上に味に驚いたことを思い出した。
今回は「マサヒロ〜」ということで。
話には聞いていたけど、またまた、妙な名前をつけたものである。でも、もう慣れた。冷奴用と書いてあるので、素直に冷奴で頂いた。
豆腐の色は、クリーム色。「風に吹かれて〜」は、とても柔らかかったのだが、「マサヒロ〜」は、通常の豆腐と同じくらいの弾力。
まずは味見というわけで、醤油も薬味もなにも付けず、口に運んでみた。
「うん?うん?・・・うん?」
なんと濃厚な味のする豆腐なのだろうか。大豆の風味そのままで、豆腐になってしまったような、強烈なインパクトのある味。旨い旨いと、そのまま何も付けずに食べ続け、最後の一口で、
「あ、せめて何か味をつけよ」
と、塩を一つまみ乗せて食べた。風味に輪郭がついて、旨さがハッキリとする。
とにかく、濃厚な豆腐だった。まるで枝豆を食べた後のように、豆の旨さが後口に残る。とても気に入ってしまった。
今回は、思いがけず何も付けずに食べてしまったけど、この強い大豆の風味があれば、どんなものと合わせようかと想像し、実際にあわせてみて、相性を探す楽しみが広がるような感じ。
これから冷奴が美味しい季節なので、嬉しいなぁ。
でも、濃厚すぎて、これが毎日ではつらいかなぁ。
ぜひ、「マサヒロ〜」以外も試してみたい。
以前「風に吹かれて豆腐屋ジョニー」を見つけたとき、
「なんて妙な名前なんだ・・・」
と、興味を抱きつつ、あまりにも奇抜な名前にすこし「引き気味」だったのだが、物は試しと購入したところ、名前に対する驚き以上に味に驚いたことを思い出した。
今回は「マサヒロ〜」ということで。
話には聞いていたけど、またまた、妙な名前をつけたものである。でも、もう慣れた。冷奴用と書いてあるので、素直に冷奴で頂いた。
豆腐の色は、クリーム色。「風に吹かれて〜」は、とても柔らかかったのだが、「マサヒロ〜」は、通常の豆腐と同じくらいの弾力。
まずは味見というわけで、醤油も薬味もなにも付けず、口に運んでみた。
「うん?うん?・・・うん?」
なんと濃厚な味のする豆腐なのだろうか。大豆の風味そのままで、豆腐になってしまったような、強烈なインパクトのある味。旨い旨いと、そのまま何も付けずに食べ続け、最後の一口で、
「あ、せめて何か味をつけよ」
と、塩を一つまみ乗せて食べた。風味に輪郭がついて、旨さがハッキリとする。
とにかく、濃厚な豆腐だった。まるで枝豆を食べた後のように、豆の旨さが後口に残る。とても気に入ってしまった。
今回は、思いがけず何も付けずに食べてしまったけど、この強い大豆の風味があれば、どんなものと合わせようかと想像し、実際にあわせてみて、相性を探す楽しみが広がるような感じ。
これから冷奴が美味しい季節なので、嬉しいなぁ。
でも、濃厚すぎて、これが毎日ではつらいかなぁ。
ぜひ、「マサヒロ〜」以外も試してみたい。
港町にある、国道沿いのお好み焼きの名店「はっぴー」(食べたことないけど、旨いという話を、やたら耳にしていた)が、少し前に閉店してしまった(場所はココ)。
今朝、その今は無き「はっぴー」の看板を、なにげなく見てみると「はっぴー」の文字のところがすっかり「じゃすと」という文字に、入れ替わっていた。
どうやら、「じゃすと」というお好み焼き店が、居抜きで入った様子。
近くに行って、店舗を確認したわけではないので、詳細は不明です。
今朝、その今は無き「はっぴー」の看板を、なにげなく見てみると「はっぴー」の文字のところがすっかり「じゃすと」という文字に、入れ替わっていた。
どうやら、「じゃすと」というお好み焼き店が、居抜きで入った様子。
近くに行って、店舗を確認したわけではないので、詳細は不明です。