2006年09月
2006年09月27日
笠岡にラーメンを食べに行ってきた。ラーメンフリークなら知っている「お多津」である。ラーメンは、月に3回ほどの、不定期不確定不安定な気まぐれラーメンといった感が強いが、主張も強いような気がしていた。
そんなこんなで、ずっと食してみたかったのだけれども、なかなか都合がつかなかった。食べたい、と、思って早2年近くが経過してしまった・・・。
三原から笠岡は、電車で45分。本を読みながら、ぼんやりと車中をすごす。
笠岡駅から、すこし歩くと、三洋旅館1階にある「お多津」に辿り着ける。
ラーメン専門店でも、中華料理屋でもなく、れっきとした和食の店である。そのような風貌の店で、ラーメンなのである。
とにかく、待望の「お多津」のラーメンを頂くことにする。
というより、お店に入ったとたん「ラーメンですね」と店員さんに先手を打たれてしまった。確かに食べたいものは「ラーメン」です。
仕方がないので、ビールを1本と、早く出てくる可能性の高いシャコ酢をあわててオーダーして、ビールを飲みながら、ラーメンを待つことにする。
座ったのはカウンターだった。きっとカウンターの端に座っていた方は、常連さんなのだろう。すっかり板についた感じで、店と一体化していた。
本日は塩ラーメンとの事。蟹がベースの鳥スープらしい。
太い平麺。具はむかごしんじょ、煮鶏、煮玉子、短いメンマ、コリコリしたザーサイ。糸唐辛子が色合い的にも味的にもアクセント。白ゴマが散らしてある。もちろんネギも。
スープを一口すすると、上品なのに風味に力があって、柚子がほのかに香る。なんだか、よくできたうどん汁に脂肪分が加わり、旨味が足されているような感じ。蟹っぽい香りはなくて、蟹の旨みにあたる部分はある。蟹は存在するのに、存在しない。
麺が太いのでこれは苦手かもと思ったけど(どうやら私は細麺を愛しているようだ・・・)、よくできた細い讃岐うどんのようで、すごく良い。プリプリして、スープともよくからみ、麺自体もとても旨いし、スープとの相性も良い。
讃岐うどんのよう、と書いたけど、しっかり中華そばの麺の体裁を保った、太い平麺。手作り風のような風貌の麺だった。
煮鶏はかみごたえがあり、味わいのある肉感。味に濃さがあり、とても旨い。
これが笠岡ラーメンの特徴の一つと言われる「煮鶏」なのだろうか。
柔らかい煮鶏より、こういった味わい深い煮鶏のほうが、とても好みである。
もちろん、あまりにも旨いので、スープも残さず頂いた。
2杯目、3杯目がいけそうな位の食後感。しかし、1杯でも精神的な満足感はかなり高い。肉体的(胃袋的)に、2杯目を求める感じ。
食べ終わった後、不思議な感覚が残った。
丼の中で、一つの世界が完結している。それも、小さく収まった世界ではなく、底知れぬ深さを感じる世界が、一杯の丼の中に・・・。
しかも、ラーメンと言う枠組みを大きく逸脱しているような気がするのに(うどんっぽいのに、うどんじゃないし)、食べた後、ラーメンだったと納得するしかない
ラーメン・・・?ラーメン・・・(納得したような気になる)。
と言うより、ラーメンって何?別世界の食べ物で、限りなくラーメンに近いもの・・・。そんな感じ。
なんなんだろう。とても不思議な感覚である。
食べ物として力があり魅力的であり上品なのに下品さも兼ね備え、ラーメンじゃないようで、しっかりラーメンである。
本当に、表現に困る。旨いことは間違いないのだけれども、この組み合わせで出会ったことがない旨さ。こういう食べ物に巡り逢えると、良い意味で困惑する。
なるほど。オリジナルという言葉の意味は、本当はこういうことなんだ。
・・・そして、考え込んでしまう。
そして、なんと表現したらよいのか、困ってしまう。
食べて理解する。しかし、食べなきゃ理解不能。味わいという意思伝達手段。
そういった感じの食べ物だった。
これは、本当に感覚的なもので、頭で味わうのでなく、体全体で味わう、というより感じるものなのかもしれない。
帰りの電車の車中、記憶のメモのため携帯電話で考え込みながら書いたけど、帰宅してからも、やっぱり考え込みっぱなし。
食べ物の世界は、本当に奥が深い・・・。
たべつけているラーメンも旨いけど、こういったラーメンも旨い。優劣をつける事ではなくて、旨いものは旨いのだ。
こういった経験を、何度かしたことがある。わけがわからないまま、とにかく旨いと感じる。時間がたってから、その旨さとは何かが、少しづつ理解できるようになってくる。
それをパンの経験で言うならば、小学生のときに食べた自分とこの焼きたてのコッペパンであり、高校の頃生まれて一番最初に食べた焼き立てのフランスパンであり、バックハウスイリエのクリームパン、パネトーネ、シュトーレン、無糖食パンであり、ドミニクドゥーセの店のクロワッサンであり、青い麦のセーグル・ノア・レザンであり、パリのプージョランのカンパーニュであり、アモンダンで作ったパンであり、ツォップさんのプンパニッケルであり、ル・サンクさんのアップルパイであり、披露宴のときに食べた入江社長のバゲットであり、最初に三良坂小麦でリュスティックを作ったときでもあり・・・。と、思い出してみると、案外あるものである。
ビックリする旨いものに出会えることは、とても幸せなことだと思う。というより、そういうビックリがないと、楽しくない。
なんだかんだ書いてみても、やっぱり文章にすると野暮になってしまうような。他人に伝わるわけがない。言葉で伝わる感覚ならば、食べなくても良いのだ。食べなきゃわからない感覚というものは、確実に存在するのだ。
今日のこの日記は、自分自身にしか意味や役割をなさない文章になるのだと思う。
そんなこんなで、ずっと食してみたかったのだけれども、なかなか都合がつかなかった。食べたい、と、思って早2年近くが経過してしまった・・・。
三原から笠岡は、電車で45分。本を読みながら、ぼんやりと車中をすごす。
笠岡駅から、すこし歩くと、三洋旅館1階にある「お多津」に辿り着ける。
ラーメン専門店でも、中華料理屋でもなく、れっきとした和食の店である。そのような風貌の店で、ラーメンなのである。
とにかく、待望の「お多津」のラーメンを頂くことにする。
というより、お店に入ったとたん「ラーメンですね」と店員さんに先手を打たれてしまった。確かに食べたいものは「ラーメン」です。
仕方がないので、ビールを1本と、早く出てくる可能性の高いシャコ酢をあわててオーダーして、ビールを飲みながら、ラーメンを待つことにする。
座ったのはカウンターだった。きっとカウンターの端に座っていた方は、常連さんなのだろう。すっかり板についた感じで、店と一体化していた。
本日は塩ラーメンとの事。蟹がベースの鳥スープらしい。
太い平麺。具はむかごしんじょ、煮鶏、煮玉子、短いメンマ、コリコリしたザーサイ。糸唐辛子が色合い的にも味的にもアクセント。白ゴマが散らしてある。もちろんネギも。
スープを一口すすると、上品なのに風味に力があって、柚子がほのかに香る。なんだか、よくできたうどん汁に脂肪分が加わり、旨味が足されているような感じ。蟹っぽい香りはなくて、蟹の旨みにあたる部分はある。蟹は存在するのに、存在しない。
麺が太いのでこれは苦手かもと思ったけど(どうやら私は細麺を愛しているようだ・・・)、よくできた細い讃岐うどんのようで、すごく良い。プリプリして、スープともよくからみ、麺自体もとても旨いし、スープとの相性も良い。
讃岐うどんのよう、と書いたけど、しっかり中華そばの麺の体裁を保った、太い平麺。手作り風のような風貌の麺だった。
煮鶏はかみごたえがあり、味わいのある肉感。味に濃さがあり、とても旨い。
これが笠岡ラーメンの特徴の一つと言われる「煮鶏」なのだろうか。
柔らかい煮鶏より、こういった味わい深い煮鶏のほうが、とても好みである。
もちろん、あまりにも旨いので、スープも残さず頂いた。
2杯目、3杯目がいけそうな位の食後感。しかし、1杯でも精神的な満足感はかなり高い。肉体的(胃袋的)に、2杯目を求める感じ。
食べ終わった後、不思議な感覚が残った。
丼の中で、一つの世界が完結している。それも、小さく収まった世界ではなく、底知れぬ深さを感じる世界が、一杯の丼の中に・・・。
しかも、ラーメンと言う枠組みを大きく逸脱しているような気がするのに(うどんっぽいのに、うどんじゃないし)、食べた後、ラーメンだったと納得するしかない
ラーメン・・・?ラーメン・・・(納得したような気になる)。
と言うより、ラーメンって何?別世界の食べ物で、限りなくラーメンに近いもの・・・。そんな感じ。
なんなんだろう。とても不思議な感覚である。
食べ物として力があり魅力的であり上品なのに下品さも兼ね備え、ラーメンじゃないようで、しっかりラーメンである。
本当に、表現に困る。旨いことは間違いないのだけれども、この組み合わせで出会ったことがない旨さ。こういう食べ物に巡り逢えると、良い意味で困惑する。
なるほど。オリジナルという言葉の意味は、本当はこういうことなんだ。
・・・そして、考え込んでしまう。
そして、なんと表現したらよいのか、困ってしまう。
食べて理解する。しかし、食べなきゃ理解不能。味わいという意思伝達手段。
そういった感じの食べ物だった。
これは、本当に感覚的なもので、頭で味わうのでなく、体全体で味わう、というより感じるものなのかもしれない。
帰りの電車の車中、記憶のメモのため携帯電話で考え込みながら書いたけど、帰宅してからも、やっぱり考え込みっぱなし。
食べ物の世界は、本当に奥が深い・・・。
たべつけているラーメンも旨いけど、こういったラーメンも旨い。優劣をつける事ではなくて、旨いものは旨いのだ。
こういった経験を、何度かしたことがある。わけがわからないまま、とにかく旨いと感じる。時間がたってから、その旨さとは何かが、少しづつ理解できるようになってくる。
それをパンの経験で言うならば、小学生のときに食べた自分とこの焼きたてのコッペパンであり、高校の頃生まれて一番最初に食べた焼き立てのフランスパンであり、バックハウスイリエのクリームパン、パネトーネ、シュトーレン、無糖食パンであり、ドミニクドゥーセの店のクロワッサンであり、青い麦のセーグル・ノア・レザンであり、パリのプージョランのカンパーニュであり、アモンダンで作ったパンであり、ツォップさんのプンパニッケルであり、ル・サンクさんのアップルパイであり、披露宴のときに食べた入江社長のバゲットであり、最初に三良坂小麦でリュスティックを作ったときでもあり・・・。と、思い出してみると、案外あるものである。
ビックリする旨いものに出会えることは、とても幸せなことだと思う。というより、そういうビックリがないと、楽しくない。
なんだかんだ書いてみても、やっぱり文章にすると野暮になってしまうような。他人に伝わるわけがない。言葉で伝わる感覚ならば、食べなくても良いのだ。食べなきゃわからない感覚というものは、確実に存在するのだ。
今日のこの日記は、自分自身にしか意味や役割をなさない文章になるのだと思う。
2006年09月26日
どうも最近、焼肉屋さん情報が活性化してしまって、私自身、いったいなんでこうなってしまったのかよくわからなかったりする。三原焼肉情報サイトというわけではないけど、そういう時期なのかもしれない。
焼肉屋ついでに。
先日、マリンロードを通りかかったら、ソウル屋が宮浦に移転するという張り紙を見つけた。どうやら、元「よーろー」の場所らしい。
また宿題が1店、増えてしまった。水曜日のビール300円は、継続されるのだろうか。されるのならば、歩いていける距離なので、とてもありがたい。
その他、三原の街の変化について。
気がついたことや、聞いたことや、なんやかんや。
たまっているので、散文的にいきます。
三原スーパー皆実町店→JJCLUB→閉店、と経過し、現在、同地は工事中。
どうやら、関西薬品が移転する様子である。それに伴い、現在のみなみ市場となりの店舗がごっそり移動。10月中旬のオープンと聞いている。
三原港の対岸、帝人の敷地だった場所に、巨大な円錐状のものが置いてある。どうやら病院が建つらしいのだけど、あの円錐状のものは、いったい何なんだろう?今後が楽しみ(病院が、でなくて、円錐状のものがどうなるか)。
2号線のマクドとなりの某ガソリンスタンド跡地は、再びガソリンスタンドとして建築中。セルフのガソリンスタンドになる模様。
デオデオ正面のベスト電器が、今月一杯で閉店するらしい。<未確認
デオデオが新装した折、ベスト電器三原宮浦店が開店したが、そちらは残るのではないか、と、思われる。
とにかく、あの場所の今後がどうなるのか・・・。また、マンションか?
やまもと珈琲店さんで、昼にカレーライスをはじめたらしい。20食限定。
おきにいりの「どみにかブレンド」は、一時、ドミニカ産の豆がハリケーンカトリーナのせいで入手困難になったらしく、販売中止になっていたけど、無事再開された。おかげさまで、朝のコーヒーに困らなくなって、とても嬉しい。
コーヒー・ジプシーをしていたときに、「モカ・マタリ」がすごく旨いことに気がついた。ここぞというときに飲みたい豆。旨かったなぁ。
どういうわけか、最近2号線の渋滞が激しいように思う。朝から夕方まで、渋滞しているときがある。山陽道での事故が多いからか?信号のタイミングか?
おかげで、ジャスコのとなりの県道も渋滞しがち。JR山陽線の高架脇道路も、夕方の渋滞がつらい。特に、雨天時はひどい。
いくらこの何十年も渋滞が三原名物とはいえ、そんな名物はさっさと返上してしまって欲しいのは、三原市民なら誰もが思うこと。
来年3月の三原バイパスの時貞インターまでの開通が、どこまで効果があるかは、あけてみないとわからない。全通までは、まだ数年かかる・・・。
皆実のJA三原ビルに、年末に「野菜市場」ができるらしい。
新鮮野菜が手に入る可能性大。かなり期待している。
さて、ここ数日で一番びっくりしたことは、古浜にある「おもちゃのお国」甲山屋さんが、24日で店じまいをしてしまったこと。
先日来、甲山屋さんの上に建つ「月」のことをネタにしようと思っていた矢先の寂しい出来事だった。
おもちゃといえば甲山屋だったのに。
現在の市場を考えてみれば・・・と、冷静に分析しようと思ってみても、ノスタルジーのほうが先立ってしまって、感情的に寂しいばかりだった。
今年は、「とりごえ食品」も食べられなくなってしまうし、天満屋は撤退するし、甲山屋は閉まってしまうし、寂しい出来事が起こる度に、うーん、と、うなってしまう。
ドッグイヤーと呼ばれるいまどきだけど、人間が生きていく速さというものは、人類が始まってからあまり変わっていないと思う。なのに、考える速さに追いつかないぐらい、世の中が変化し続けている。追いつこうと思ったら、人間の能力を超えてがんばるしかない。
でも、時代に追いつくことが、本当に生きることに必要なのかは、私にはよくわからない。
なにはともあれ、人の世の流れは速くなっても、秋はきちんと暦どおりやってきている。
朝晩が気持ちよいので、秋は大好きだ。
パンもとても作りやすいし。
さんまでも食べて、機嫌なおして、まぁ、ぼちぼちやっていきたいなぁ、と思う。
天高く馬肥ゆる秋。
わが腹も肥ゆるのが、やはり幸せである。
秋の旨いものを食べたいものだ。それで多少太っても、かまわない。
明日は、岡山県の笠岡に、ラーメン食べに行ってくる予定。ほぼ2年越しの夢が、やっとかなうので、今日はすこしテンション高い。
焼肉屋ついでに。
先日、マリンロードを通りかかったら、ソウル屋が宮浦に移転するという張り紙を見つけた。どうやら、元「よーろー」の場所らしい。
また宿題が1店、増えてしまった。水曜日のビール300円は、継続されるのだろうか。されるのならば、歩いていける距離なので、とてもありがたい。
その他、三原の街の変化について。
気がついたことや、聞いたことや、なんやかんや。
たまっているので、散文的にいきます。
三原スーパー皆実町店→JJCLUB→閉店、と経過し、現在、同地は工事中。
どうやら、関西薬品が移転する様子である。それに伴い、現在のみなみ市場となりの店舗がごっそり移動。10月中旬のオープンと聞いている。
三原港の対岸、帝人の敷地だった場所に、巨大な円錐状のものが置いてある。どうやら病院が建つらしいのだけど、あの円錐状のものは、いったい何なんだろう?今後が楽しみ(病院が、でなくて、円錐状のものがどうなるか)。
2号線のマクドとなりの某ガソリンスタンド跡地は、再びガソリンスタンドとして建築中。セルフのガソリンスタンドになる模様。
デオデオ正面のベスト電器が、今月一杯で閉店するらしい。<未確認
デオデオが新装した折、ベスト電器三原宮浦店が開店したが、そちらは残るのではないか、と、思われる。
とにかく、あの場所の今後がどうなるのか・・・。また、マンションか?
やまもと珈琲店さんで、昼にカレーライスをはじめたらしい。20食限定。
おきにいりの「どみにかブレンド」は、一時、ドミニカ産の豆がハリケーンカトリーナのせいで入手困難になったらしく、販売中止になっていたけど、無事再開された。おかげさまで、朝のコーヒーに困らなくなって、とても嬉しい。
コーヒー・ジプシーをしていたときに、「モカ・マタリ」がすごく旨いことに気がついた。ここぞというときに飲みたい豆。旨かったなぁ。
どういうわけか、最近2号線の渋滞が激しいように思う。朝から夕方まで、渋滞しているときがある。山陽道での事故が多いからか?信号のタイミングか?
おかげで、ジャスコのとなりの県道も渋滞しがち。JR山陽線の高架脇道路も、夕方の渋滞がつらい。特に、雨天時はひどい。
いくらこの何十年も渋滞が三原名物とはいえ、そんな名物はさっさと返上してしまって欲しいのは、三原市民なら誰もが思うこと。
来年3月の三原バイパスの時貞インターまでの開通が、どこまで効果があるかは、あけてみないとわからない。全通までは、まだ数年かかる・・・。
皆実のJA三原ビルに、年末に「野菜市場」ができるらしい。
新鮮野菜が手に入る可能性大。かなり期待している。
さて、ここ数日で一番びっくりしたことは、古浜にある「おもちゃのお国」甲山屋さんが、24日で店じまいをしてしまったこと。
先日来、甲山屋さんの上に建つ「月」のことをネタにしようと思っていた矢先の寂しい出来事だった。
おもちゃといえば甲山屋だったのに。
現在の市場を考えてみれば・・・と、冷静に分析しようと思ってみても、ノスタルジーのほうが先立ってしまって、感情的に寂しいばかりだった。
今年は、「とりごえ食品」も食べられなくなってしまうし、天満屋は撤退するし、甲山屋は閉まってしまうし、寂しい出来事が起こる度に、うーん、と、うなってしまう。
ドッグイヤーと呼ばれるいまどきだけど、人間が生きていく速さというものは、人類が始まってからあまり変わっていないと思う。なのに、考える速さに追いつかないぐらい、世の中が変化し続けている。追いつこうと思ったら、人間の能力を超えてがんばるしかない。
でも、時代に追いつくことが、本当に生きることに必要なのかは、私にはよくわからない。
なにはともあれ、人の世の流れは速くなっても、秋はきちんと暦どおりやってきている。
朝晩が気持ちよいので、秋は大好きだ。
パンもとても作りやすいし。
さんまでも食べて、機嫌なおして、まぁ、ぼちぼちやっていきたいなぁ、と思う。
天高く馬肥ゆる秋。
わが腹も肥ゆるのが、やはり幸せである。
秋の旨いものを食べたいものだ。それで多少太っても、かまわない。
明日は、岡山県の笠岡に、ラーメン食べに行ってくる予定。ほぼ2年越しの夢が、やっとかなうので、今日はすこしテンション高い。
2006年09月25日
私の作るフランスパンの一つである「バタール」というパンがあります。
よく、お客様にこんなことを質問されます。
「バタールって、バターは入ってるの?」
・・・どうしよう。
材料にはバターは入っていないのですが、名前の中には確かに「バター」は入っています。
フランス語で「バタール」とは、「中間の」という意味で、基準としてはバゲットの半分の長さのパンを、バタールと呼称することになっています。
いわゆる「おやくそく」というもので、単なる名称です。
ちなみに、フランス語ではバターは「ブール」といいます。もし仮に万が一、フランスパンにバターが入っていたら「パン・ド・ブール」と呼称することでしょう。
これは余談になりますが、「ベーコン・エピ」というフランスパンがありますが、とあるお客様がこんなことをおっしゃいました。
「ベーコン・エピって、ベーコンと海老がはいっているんよね」
・・・どうしよう。
ベーコンは入っていますが、海老は入っておりません。
フランス語で「エピ」とは「麦の穂」という意味なのです。麦の穂の形にしたパンの事を「エピ」と呼称し、それにベーコンが入っているから「ベーコン・エピ」なんです。
どうも、その「エピ」というのが「海老」に似ていることが、原因のようです。
私は真剣に、「ベーコン・エピ」に、海老を入れてしまおうかと、考え込んでしまいました。
そして、このベーコン・エピは、日本にしかないフランスパンでございます。
フランスのパン屋さんには、バゲットやクロワッサンはあっても、焼きこみ調理パンはありません。フランスパンにチーズを包んであるパンは、日本ではメジャーですが、フランスにはありません。
包むという文化は、どうやら日本のもののようです。あんぱんやカレーパンがあってこその、チーズクーペやチーズプチなんでしょうね。
国が違えば、文化が違うのは当然なので、そういった差異をいとおしむ気持ちが大切なんじゃないかなぁ、と、思ったりいたします。
よく、お客様にこんなことを質問されます。
「バタールって、バターは入ってるの?」
・・・どうしよう。
材料にはバターは入っていないのですが、名前の中には確かに「バター」は入っています。
フランス語で「バタール」とは、「中間の」という意味で、基準としてはバゲットの半分の長さのパンを、バタールと呼称することになっています。
いわゆる「おやくそく」というもので、単なる名称です。
ちなみに、フランス語ではバターは「ブール」といいます。もし仮に万が一、フランスパンにバターが入っていたら「パン・ド・ブール」と呼称することでしょう。
これは余談になりますが、「ベーコン・エピ」というフランスパンがありますが、とあるお客様がこんなことをおっしゃいました。
「ベーコン・エピって、ベーコンと海老がはいっているんよね」
・・・どうしよう。
ベーコンは入っていますが、海老は入っておりません。
フランス語で「エピ」とは「麦の穂」という意味なのです。麦の穂の形にしたパンの事を「エピ」と呼称し、それにベーコンが入っているから「ベーコン・エピ」なんです。
どうも、その「エピ」というのが「海老」に似ていることが、原因のようです。
私は真剣に、「ベーコン・エピ」に、海老を入れてしまおうかと、考え込んでしまいました。
そして、このベーコン・エピは、日本にしかないフランスパンでございます。
フランスのパン屋さんには、バゲットやクロワッサンはあっても、焼きこみ調理パンはありません。フランスパンにチーズを包んであるパンは、日本ではメジャーですが、フランスにはありません。
包むという文化は、どうやら日本のもののようです。あんぱんやカレーパンがあってこその、チーズクーペやチーズプチなんでしょうね。
国が違えば、文化が違うのは当然なので、そういった差異をいとおしむ気持ちが大切なんじゃないかなぁ、と、思ったりいたします。
2006年09月23日
昨日の話で、ふっとクグロフのことを思い出しました。この「クグロフ」も、ウィーンからフランスへ伝わった発酵菓子なんです。そして、私が三原に帰ってきてから、ずっと焼き続けている発酵菓子です。
その姿形は、帽子のようにも見えるし、宇宙船のようにも見えるし、昔懐かしい教育テレビの「できるかな」のゴンタ君にもみえるし・・・。
さて、私の思い出話になってしまいますが、話は数年前にもどります。
私が、フランスの某1つ星レストランでパンを焼いていたときに、教えてもらったパンやお菓子の作り方の一つにこの「クグロフ」がありました。そこで教わった製法は、もとはといえば、フランスのアルザス地方にある、とあるレストランのレシピだそうです。
ちなみに、アルザスのストラスブールという街は、クグロフが名物なのです。
お土産品に、陶器製の飾りの描いてあるクグロフの焼き型が売っている、というほどの名物です。
そのストラスブールにある、有名な「クロコディール」という三ツ星レストランの隣にパティスリー(お菓子屋さん)があって、そこのクグロフが旨いと人から聞いたので、がんばってストラスブールまで足を伸ばして実際に食べてみました(店名に関しては、メモがないので、不明なのですが、クロコディールは超有名店ですから見つけることは不可能ではありません)。
そのクグロフは、バターと卵の風味がふんわり鼻腔を抜けていき、ほろほろと崩れるスポンジ状の生地が、旨い。そして、その生地の中には炊き込まれたレーズンが入っていて、レーズンにあたると風味が濃厚なんです。上部に張り付いているアーモンドが香ばしく味のアクセントになっています。そのコンビネーションと、形のユーモラスさに、かなり惹かれました。
そして、とにかく旨かった。ちょっと大きかったけど・・・。
さて、そんな思い出を胸に秘め、帰国した後、三原でクグロフを作ろうと思いました。
持ち帰ったレシピを眺めて、少し考えた挙句、私流にアレンジしたものが、いまうちの店で「ジャスコ店店内製造品」として販売している「クグロフ」です。
クグロフは、焼き型に入れて焼くお菓子ですが、焼き型には、金属のものと、陶器のものがあります。
金属のものは、火どおりがよく、きれいに焼けます。
陶器のものは、柔らかく火が通るため、しっとり焼きあがります。
私の場合は陶器で決まりっ!、でした。多少、しっとり感が欲しかったのです。そして、焼き型の大きさは、一番小さいものを使用し、買いやすい食べやすいサイズにしたかった・・・(それでも、一人で食べるのは、ちょっとつらいかも)。
そんなこんなのクグロフですが、残念ながら、販売当初から「クグロフ、なにそれ?」という感じの認知度でございます。
しかも、私自身が積極的に認知に努力するわけでもなく、認知度は上がらぬまま、現在に至ります。
なにはともあれ、お店にひっそり並んでいる「ゴンタ君」たちは、実はアルザス出身のお菓子であるというわけなんです。
そして、このお菓子、よい材料と手間がかかっている割には、お値段控えめです。しかも悲しいことに、よく売れ残るのです。(涙)
不味いから?と、売れ残ったものを食べてみるのですが、本当は旨いのです。<自分で言うな
でも、売れなくたって、私は「これが旨い」と思っているのだから、きっといつか白馬に乗った王子様(馬車に乗った王女様でも可)が迎えにいらっしゃるはずだわ・・・。と童話チックに考えてみても、現実はそのようにファンタジックではなくて、どうにもならへんところではあります。
あ、このクグロフですが、ケーキのように、上からナイフで分割して、切ったものを頂くのが、アルザス流です。かじって食べるのは、ゴンタ君が痛がりますので、ご注意ください。ばっさりいってしまうのが、武士の情けです。
コーヒーや紅茶とも合いますし、生クリームを添えてもいいし、辛口の白ワイン(アルザスでは、リースリングですね)と合わせても旨いと思います。
裏技では、コーヒー(カフェオレがよいかも)にすこし浸して食べるなんてのもあります。ちょっと下品ですが・・・。
その姿形は、帽子のようにも見えるし、宇宙船のようにも見えるし、昔懐かしい教育テレビの「できるかな」のゴンタ君にもみえるし・・・。
さて、私の思い出話になってしまいますが、話は数年前にもどります。
私が、フランスの某1つ星レストランでパンを焼いていたときに、教えてもらったパンやお菓子の作り方の一つにこの「クグロフ」がありました。そこで教わった製法は、もとはといえば、フランスのアルザス地方にある、とあるレストランのレシピだそうです。
ちなみに、アルザスのストラスブールという街は、クグロフが名物なのです。
お土産品に、陶器製の飾りの描いてあるクグロフの焼き型が売っている、というほどの名物です。
そのストラスブールにある、有名な「クロコディール」という三ツ星レストランの隣にパティスリー(お菓子屋さん)があって、そこのクグロフが旨いと人から聞いたので、がんばってストラスブールまで足を伸ばして実際に食べてみました(店名に関しては、メモがないので、不明なのですが、クロコディールは超有名店ですから見つけることは不可能ではありません)。
そのクグロフは、バターと卵の風味がふんわり鼻腔を抜けていき、ほろほろと崩れるスポンジ状の生地が、旨い。そして、その生地の中には炊き込まれたレーズンが入っていて、レーズンにあたると風味が濃厚なんです。上部に張り付いているアーモンドが香ばしく味のアクセントになっています。そのコンビネーションと、形のユーモラスさに、かなり惹かれました。
そして、とにかく旨かった。ちょっと大きかったけど・・・。
さて、そんな思い出を胸に秘め、帰国した後、三原でクグロフを作ろうと思いました。
持ち帰ったレシピを眺めて、少し考えた挙句、私流にアレンジしたものが、いまうちの店で「ジャスコ店店内製造品」として販売している「クグロフ」です。
クグロフは、焼き型に入れて焼くお菓子ですが、焼き型には、金属のものと、陶器のものがあります。
金属のものは、火どおりがよく、きれいに焼けます。
陶器のものは、柔らかく火が通るため、しっとり焼きあがります。
私の場合は陶器で決まりっ!、でした。多少、しっとり感が欲しかったのです。そして、焼き型の大きさは、一番小さいものを使用し、買いやすい食べやすいサイズにしたかった・・・(それでも、一人で食べるのは、ちょっとつらいかも)。
そんなこんなのクグロフですが、残念ながら、販売当初から「クグロフ、なにそれ?」という感じの認知度でございます。
しかも、私自身が積極的に認知に努力するわけでもなく、認知度は上がらぬまま、現在に至ります。
なにはともあれ、お店にひっそり並んでいる「ゴンタ君」たちは、実はアルザス出身のお菓子であるというわけなんです。
そして、このお菓子、よい材料と手間がかかっている割には、お値段控えめです。しかも悲しいことに、よく売れ残るのです。(涙)
不味いから?と、売れ残ったものを食べてみるのですが、本当は旨いのです。<自分で言うな
でも、売れなくたって、私は「これが旨い」と思っているのだから、きっといつか白馬に乗った王子様(馬車に乗った王女様でも可)が迎えにいらっしゃるはずだわ・・・。と童話チックに考えてみても、現実はそのようにファンタジックではなくて、どうにもならへんところではあります。
あ、このクグロフですが、ケーキのように、上からナイフで分割して、切ったものを頂くのが、アルザス流です。かじって食べるのは、ゴンタ君が痛がりますので、ご注意ください。ばっさりいってしまうのが、武士の情けです。
コーヒーや紅茶とも合いますし、生クリームを添えてもいいし、辛口の白ワイン(アルザスでは、リースリングですね)と合わせても旨いと思います。
裏技では、コーヒー(カフェオレがよいかも)にすこし浸して食べるなんてのもあります。ちょっと下品ですが・・・。
2006年09月22日
秋になると、店頭に「ブルーベリーデニッシュ」が並びます。
ブルーベリーデニッシュは、デニッシュペストリーの上にカスタードクリーム、ヨーグルトクリーム、そしてブルーベリーを甘くたいたものをのせてある、お菓子のようなパンです。
デニッシュペストリーとは、「デンマークのペストリー」ということです。
では、ペストリーはといえば、発酵生地を用いたパイ生地といったところでしょう。
このパイ生地のようなデニッシュペストリーの出身を尋ねれば、彼女はこう答えるでしょう。
「わたしは、ウィーンの生まれです」
パイ生地は、ウィーンで発達し、それが発酵生地(パン)と出会い、融合したものが、デンマークやフランスへと伝わっていたのです。
だから、パリで食べているイメージの強いクロワッサンも、ウィーン出身であるし、「デニッシュ」と呼ばれているパンたちも、ウィーン出身なのです。
ウィーンで、こういった発酵菓子が発達した理由は、ハプスブルグ家の隆盛があげられると思います。当時のウィーンはオーストリア帝国の首都であり、財が集まった都市です。有名な君主には「マリア・テレジア」があげられるでしょう。
財力のある人が多かったので、豊かな食文化が生まれ、そのなかで、パイやクロワッサンやペストリーなどの菓子が発達していくことになったわけです。
先ほど名前を挙げたマリア・テレジアの娘が、フランスのルイ16世に嫁いだ「マリー・アントワネット」です。このあたりは、「ベルサイユのバラ」を愛読された方には、ご存知のことと思います。
マリー・アントワネットは、ウィーンから菓子職人も多くパリに連れて行ったため、パリでもクロワッサンや、ウィーン菓子が作られるようになったといいます。
マリー・アントワネットの有名なセリフに、
「パンがなければ、ケーキを食べたらよいのに」
というのがあります。これは、貧困に苦しんでいる民衆がパンすら食べられないということを聞いて発したセリフだと言われています(真実かどうかは、定かではありません)。
さて、このセリフ中に出てくる「ケーキ」ですが、本当はケーキではなく、ブリオッシュだったといわれています。ブリオッシュとは、バターや牛乳や卵をふんだんに使った発酵菓子で、当時1個のブリオッシュが、庶民の1ヶ月の食費ぐらいの値段がした、と、聞いたことがあります。
だから、マリー・アントワネットのセリフが、とても「貧富の差」を感じさせるセリフになりえるわけです。
今だったら、パンもケーキもブリオッシュも、値段はそれほど変わりませんが、当時はそういうことだった、ということです。
ペストリーから、かなり脱線してしまいました。
では、デンマークのペストリーとは・・・。
この続きは、また今度にいたしましょう。
ちなみに、デンマークは酪農王国なので、乳製品が豊富です。だから、パンにバターをふんだんに使うなんて、おてのもの。そういった感じです。
デンマークの首都であるコペンハーゲンに行って、現地のデニッシュペストリーを食べたことがありますが、あちらのものは、日本のデニッシュペストリーほど「お菓子より」のものではなくて、あくまでパンの延長線上にあるパンだったように思いました。
風味が強くて、旨かったです。(笑)
ブルーベリーデニッシュは、デニッシュペストリーの上にカスタードクリーム、ヨーグルトクリーム、そしてブルーベリーを甘くたいたものをのせてある、お菓子のようなパンです。
デニッシュペストリーとは、「デンマークのペストリー」ということです。
では、ペストリーはといえば、発酵生地を用いたパイ生地といったところでしょう。
このパイ生地のようなデニッシュペストリーの出身を尋ねれば、彼女はこう答えるでしょう。
「わたしは、ウィーンの生まれです」
パイ生地は、ウィーンで発達し、それが発酵生地(パン)と出会い、融合したものが、デンマークやフランスへと伝わっていたのです。
だから、パリで食べているイメージの強いクロワッサンも、ウィーン出身であるし、「デニッシュ」と呼ばれているパンたちも、ウィーン出身なのです。
ウィーンで、こういった発酵菓子が発達した理由は、ハプスブルグ家の隆盛があげられると思います。当時のウィーンはオーストリア帝国の首都であり、財が集まった都市です。有名な君主には「マリア・テレジア」があげられるでしょう。
財力のある人が多かったので、豊かな食文化が生まれ、そのなかで、パイやクロワッサンやペストリーなどの菓子が発達していくことになったわけです。
先ほど名前を挙げたマリア・テレジアの娘が、フランスのルイ16世に嫁いだ「マリー・アントワネット」です。このあたりは、「ベルサイユのバラ」を愛読された方には、ご存知のことと思います。
マリー・アントワネットは、ウィーンから菓子職人も多くパリに連れて行ったため、パリでもクロワッサンや、ウィーン菓子が作られるようになったといいます。
マリー・アントワネットの有名なセリフに、
「パンがなければ、ケーキを食べたらよいのに」
というのがあります。これは、貧困に苦しんでいる民衆がパンすら食べられないということを聞いて発したセリフだと言われています(真実かどうかは、定かではありません)。
さて、このセリフ中に出てくる「ケーキ」ですが、本当はケーキではなく、ブリオッシュだったといわれています。ブリオッシュとは、バターや牛乳や卵をふんだんに使った発酵菓子で、当時1個のブリオッシュが、庶民の1ヶ月の食費ぐらいの値段がした、と、聞いたことがあります。
だから、マリー・アントワネットのセリフが、とても「貧富の差」を感じさせるセリフになりえるわけです。
今だったら、パンもケーキもブリオッシュも、値段はそれほど変わりませんが、当時はそういうことだった、ということです。
ペストリーから、かなり脱線してしまいました。
では、デンマークのペストリーとは・・・。
この続きは、また今度にいたしましょう。
ちなみに、デンマークは酪農王国なので、乳製品が豊富です。だから、パンにバターをふんだんに使うなんて、おてのもの。そういった感じです。
デンマークの首都であるコペンハーゲンに行って、現地のデニッシュペストリーを食べたことがありますが、あちらのものは、日本のデニッシュペストリーほど「お菓子より」のものではなくて、あくまでパンの延長線上にあるパンだったように思いました。
風味が強くて、旨かったです。(笑)
2006年09月13日
やっと時間が出来たので、かねてからの宿題であった、焼肉屋「ぐりぐり家」に食べに行った。
店内は、照明を落とし暗く落ち着いた感じで、七輪炭火で肉を焼くそうである。
今回はホルモンを食べたくてしかたがなかった。
なにせ、毎朝通勤のときに、ぐりぐり家の「ホルモン焼き」ののぼりが、目に入って仕方がない。今日という日が近づいてくる程に、私の頭の中では「ホルモン焼き」の焼き方のシミュレーションが勝手に行われていた。
七輪にホルモンをのせ、じゅーっと焼きしめる。そしてレモンやコチュジャンなんてつけて、口に放り込む。じゅわっと脂がひろがり、噛み締めると筋肉的な肉の旨みが顔を出す。・・・なんて、妄想するたび、なにがなんでも焼肉食べたい、と思うわけである。
結局、ホルモンは、セットメニューの「ホルモン」と、あとから「ギアラ」を食べたのみだった。ほかのお肉も魅力的だから・・・。
新鮮である(・・・らしい)。そして、ジューシーで歯ごたえも、こりこりと、ここちよい。ビールと合う。ごはんと合う。旨い。
ただし、私は脂一杯のお肉は、ちょっと苦手であるので、一番印象に残ったのはツラミだったかもしれない。牛のほほの肉で、薄切りで提供されていた。噛み締める旨さというものなのかなぁ。
こういったお店にしては、全体的に肉が旨い。バリエーションも豊富。そして、安い(一人当たり3000円強で、おなか一杯になった)。
そういえば、キムチも旨かったなぁ・・・。
たれは醤油だれと味噌だれ。あとレモンが小皿に1つあり、チシャはサービス。いくら包んでなくなっても、次から次へとチシャが出てくる。
そして、なにより、職場から近いっ!
そんなわけで、今後の利用回数が増えるかもしれない。
三原の焼肉チェーン店といえば、「大福」「牛角」「ぐりぐり家」と御三家になってしまった。どのお店も、良いところがあるし、特徴があるので、どこが1番とか言う話はやぼだよなぁ、と、思う。
大勢なら「大福」が気安いし、雰囲気なら「牛角」がいいし、旨さなら「ぐりぐり家」なのだろうか。値段は、そう変わらないような気がする。
こんなことを考えているうちに、こっそり次に行く店を決めてしまう。
つぎは、三原の焼肉界のチョモランマである「南山」である。
きっと旨い焼肉を堪能できること、まちがいなし・・・だろう。
あと、自宅近くの「味々亭」も、とても気になっている
とかいってみても、私は1度焼肉食べると、かなり気分が満たされてしまうので、次回の焼肉は遠い将来といったところなのだろう。
きっと、次回もホルモンを食べるのだろう。
店内は、照明を落とし暗く落ち着いた感じで、七輪炭火で肉を焼くそうである。
今回はホルモンを食べたくてしかたがなかった。
なにせ、毎朝通勤のときに、ぐりぐり家の「ホルモン焼き」ののぼりが、目に入って仕方がない。今日という日が近づいてくる程に、私の頭の中では「ホルモン焼き」の焼き方のシミュレーションが勝手に行われていた。
七輪にホルモンをのせ、じゅーっと焼きしめる。そしてレモンやコチュジャンなんてつけて、口に放り込む。じゅわっと脂がひろがり、噛み締めると筋肉的な肉の旨みが顔を出す。・・・なんて、妄想するたび、なにがなんでも焼肉食べたい、と思うわけである。
結局、ホルモンは、セットメニューの「ホルモン」と、あとから「ギアラ」を食べたのみだった。ほかのお肉も魅力的だから・・・。
新鮮である(・・・らしい)。そして、ジューシーで歯ごたえも、こりこりと、ここちよい。ビールと合う。ごはんと合う。旨い。
ただし、私は脂一杯のお肉は、ちょっと苦手であるので、一番印象に残ったのはツラミだったかもしれない。牛のほほの肉で、薄切りで提供されていた。噛み締める旨さというものなのかなぁ。
こういったお店にしては、全体的に肉が旨い。バリエーションも豊富。そして、安い(一人当たり3000円強で、おなか一杯になった)。
そういえば、キムチも旨かったなぁ・・・。
たれは醤油だれと味噌だれ。あとレモンが小皿に1つあり、チシャはサービス。いくら包んでなくなっても、次から次へとチシャが出てくる。
そして、なにより、職場から近いっ!
そんなわけで、今後の利用回数が増えるかもしれない。
三原の焼肉チェーン店といえば、「大福」「牛角」「ぐりぐり家」と御三家になってしまった。どのお店も、良いところがあるし、特徴があるので、どこが1番とか言う話はやぼだよなぁ、と、思う。
大勢なら「大福」が気安いし、雰囲気なら「牛角」がいいし、旨さなら「ぐりぐり家」なのだろうか。値段は、そう変わらないような気がする。
こんなことを考えているうちに、こっそり次に行く店を決めてしまう。
つぎは、三原の焼肉界のチョモランマである「南山」である。
きっと旨い焼肉を堪能できること、まちがいなし・・・だろう。
あと、自宅近くの「味々亭」も、とても気になっている
とかいってみても、私は1度焼肉食べると、かなり気分が満たされてしまうので、次回の焼肉は遠い将来といったところなのだろう。
きっと、次回もホルモンを食べるのだろう。
2006年09月09日
昨日の朝、BS2の「クラシック倶楽部」で、今年の夏の「N響ほっとコンサート」が放送された。
最初に番組表を見たときは、何かの見間違いかなぁ、と、思っていたのだが、念のため録画しておいてみたら、びっくり。
特筆すべき点は、演奏会の第1部において、N響のメンバーで吹奏楽編成を組んで、吹奏楽を行ったこと。
私には「まさか」という感想しか持ち得ない。
そして、その編成で「アルメニアンダンス」を演奏したのであった・・・。
その演奏は、吹奏楽らしいさわやかな演奏で、かつ内容の濃いものだった。当然ながら演奏レベルは高い。そしてなにより、音楽を楽しんでいる感じが強い。
もしかすると、今まで聞いたアルメニアンダンスの中で、一番洗練されているもののひとつかもしれない。
第1部の最初と最後のスーザのマーチも、素晴らしかった。
あとは・・・。
N響の普通の編成で、普通のクラシックの曲たちだったので、普通に聴いた。
いやぁ。ほんとうに「まさか」の演奏だった。
この番組に気がついてよかった!
得した気分だった。
最初に番組表を見たときは、何かの見間違いかなぁ、と、思っていたのだが、念のため録画しておいてみたら、びっくり。
特筆すべき点は、演奏会の第1部において、N響のメンバーで吹奏楽編成を組んで、吹奏楽を行ったこと。
私には「まさか」という感想しか持ち得ない。
そして、その編成で「アルメニアンダンス」を演奏したのであった・・・。
その演奏は、吹奏楽らしいさわやかな演奏で、かつ内容の濃いものだった。当然ながら演奏レベルは高い。そしてなにより、音楽を楽しんでいる感じが強い。
もしかすると、今まで聞いたアルメニアンダンスの中で、一番洗練されているもののひとつかもしれない。
第1部の最初と最後のスーザのマーチも、素晴らしかった。
あとは・・・。
N響の普通の編成で、普通のクラシックの曲たちだったので、普通に聴いた。
いやぁ。ほんとうに「まさか」の演奏だった。
この番組に気がついてよかった!
得した気分だった。
2006年09月04日
三原にはトライアスロンの選手がいる。
その選手は、三原生まれの三原育ち。そして、現在三原在住。
それが、「三原の鉄人、テツロー選手」である。
詳しくは、ご本人のサイトをご参照のことを。
http://www.fukumoto-t.com/
なんと今回、スイスのローザンヌで行われた「世界選手権」に日本代表として参加したのみならず、5位という好成績を収めた。入賞である。
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200609040179.html
これも、テツロー選手の日々の努力の賜物であり、それが世界に通用したことは、テツロー選手を知るものとして、かなり嬉しいことである。
帰国された折には、自身のサイトにて、きちんと報告されることであろうと思われる。
今年のテツロー選手は、朝日放送の「探偵ナイトスクープ」にも出演され、好成績を収められた。
おかげさまで、オギロパンもご相伴に預かった(何秒か)。
オギロパンは、いや、ちがうな・・・。
我が母、三代目姐御は、テツロー選手のスポンサーなのだ。
会社が法人として応援し続けてきたわけではなく、我が母が、個人として法人名義で応援し続けてきた。
しかも、金銭的にではなく、食料的に栄養的に、である。
そのあたりが、オギロパンらしいところだ。
ちなみに、三代目親分は如水館高校と縁があるらしく、野球部にパンを差し入れにいったことが何度かあるらしい。
両親ともども、スポーツに理解があるというか、なんというか。
ともかく「オギロパン」のスポンサー表示の所以はそういったところである。
あのスポンサー表示は、我が母の名前の代理であり、たまたま会社名であることを、ここに明記しておきたい。
我が母は、テツロー選手が世羅高校出身であることと陸上競技をやっていることに対し、いたく共感を覚え、応援し続けてきたのである。ちなみに、我が母も、世羅高校出身である。
ともかく、いくら応援しても、成果が上がってなんぼというのが、ああいった世界の厳しさであるのだが、そこできちんと成果を挙げたテツロー選手はすばらしい。
拍手喝采を送って、しかるべきである。
なぜ如水館高校は甲子園に出場した折に三原各所で応援の垂れ幕を目にしたのに、世界選手権へ日本代表として出場したテツロー選手には、垂れ幕は出なかったのだろうか。
しかも、テツロー選手は、今年の「トライアスロンさぎしま大会」にて、優勝しているというのに・・・
そしてなんと、私は同学年なのだが・・・。
私は世界に通用するか・・・と自問自答したところ、10位以内どころか、予選落ちといったところだろうか・・・。とほほ。
でも、私は選手生命が長いはずなので、20年後には世界6位以内を目指してがんばりたい。
・・・まじ?
のんきに巨大プッチンプリンに喜んでいるときではない・・・。
その選手は、三原生まれの三原育ち。そして、現在三原在住。
それが、「三原の鉄人、テツロー選手」である。
詳しくは、ご本人のサイトをご参照のことを。
http://www.fukumoto-t.com/
なんと今回、スイスのローザンヌで行われた「世界選手権」に日本代表として参加したのみならず、5位という好成績を収めた。入賞である。
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200609040179.html
これも、テツロー選手の日々の努力の賜物であり、それが世界に通用したことは、テツロー選手を知るものとして、かなり嬉しいことである。
帰国された折には、自身のサイトにて、きちんと報告されることであろうと思われる。
今年のテツロー選手は、朝日放送の「探偵ナイトスクープ」にも出演され、好成績を収められた。
おかげさまで、オギロパンもご相伴に預かった(何秒か)。
オギロパンは、いや、ちがうな・・・。
我が母、三代目姐御は、テツロー選手のスポンサーなのだ。
会社が法人として応援し続けてきたわけではなく、我が母が、個人として法人名義で応援し続けてきた。
しかも、金銭的にではなく、食料的に栄養的に、である。
そのあたりが、オギロパンらしいところだ。
ちなみに、三代目親分は如水館高校と縁があるらしく、野球部にパンを差し入れにいったことが何度かあるらしい。
両親ともども、スポーツに理解があるというか、なんというか。
ともかく「オギロパン」のスポンサー表示の所以はそういったところである。
あのスポンサー表示は、我が母の名前の代理であり、たまたま会社名であることを、ここに明記しておきたい。
我が母は、テツロー選手が世羅高校出身であることと陸上競技をやっていることに対し、いたく共感を覚え、応援し続けてきたのである。ちなみに、我が母も、世羅高校出身である。
ともかく、いくら応援しても、成果が上がってなんぼというのが、ああいった世界の厳しさであるのだが、そこできちんと成果を挙げたテツロー選手はすばらしい。
拍手喝采を送って、しかるべきである。
なぜ如水館高校は甲子園に出場した折に三原各所で応援の垂れ幕を目にしたのに、世界選手権へ日本代表として出場したテツロー選手には、垂れ幕は出なかったのだろうか。
しかも、テツロー選手は、今年の「トライアスロンさぎしま大会」にて、優勝しているというのに・・・
そしてなんと、私は同学年なのだが・・・。
私は世界に通用するか・・・と自問自答したところ、10位以内どころか、予選落ちといったところだろうか・・・。とほほ。
でも、私は選手生命が長いはずなので、20年後には世界6位以内を目指してがんばりたい。
・・・まじ?
のんきに巨大プッチンプリンに喜んでいるときではない・・・。
2006年09月03日
疲れたなぁ、甘いもんでも食べたいなぁ、と、仕事を終えてジャスコの食品売り場をうろうろしていた。それも、ぐったりと重い足取りで。
最初は、小さいヨーグルトが食べたかったのだけど(しかも、どちらかといったら、ジャンク系ヨーグルト)、反対側の棚をみたら、プッチンプリンが目に入った。
プッチンプリンも良いかもね・・・、と、なにげなく視線をずらすとそこには・・・
どーん。なんじゃこりゃ。でかい・・・。(写真は購入後のもの。大きさ比較のため、単三電池を並べてみました)
グリコの「HAPPYプッチンプリン」である。
おもわず、横にある3個いりプッチンプリンと比較する。
うーん。でかいぞ。
これは本当にでかいぞっ!
ぐったりと疲れているのに、なんだか変にプリンの前で盛り上がる三十路男が一人。ほー、ふーむと、気分はすっかり高揚してしまった。
しばらくひとり盛り上がった後、踊る心を押さえ込みながら、クールに比較検証することにした。このあたりが、どうにもこうにも仕事のクセである。
せっかくのグリコのジョークなんだから、素直に受けてあげなさいよ、と、自分で自分を軽くつっこみながら、計算を開始する。
3個いりプッチンプリンが158円。1個78グラム。
HAPPYプッチンプリン。もちろん1個。368円。400グラム。
ノーマルプッチンに比べ、HAPPYプッチンは比重が5倍強!
すげー。しかも、この非常にでかいプッチンプリンは、なんときちんとプッチンできるという。
価格を考えてみる。
3個いりは、158円を3で割り、1個単価を出すと、1個52円66銭。
これをハッピープッチンの量にあわせるため5倍する。
つまり、5個263円。
うん?でかいのに、100円も差がでてしまっている。
大きくなったら、安くなるはずでは?
いくらよく出来たジョークとはいえ、同じ味のプリンの100円差ってどうよ?
ふと、疑問が頭によぎる。
・・・のだが、そんなことはこの際関係ないのだ。
このでかいプッチンプリンのポップには、「期間限定」と書いてある!
つまり、この機会を逃すと、こんな大きなプリンは一生食べられないかもしれない。
今買わずに、いつ買う!
今食わずして、いつ食う!
・・・見てみたい・・・。むらむらと、欲が出てくる・・・。
その巨大なプッチンプリンが皿に乗っている姿をこの目で見てみたいのだっ!
どーん。どっかーん。そんなプリンが皿の上でブルン(プルンではなくて)とゆれる姿は、どんなに魅力的だろうか。想像しただけで、笑みがこぼれる。
こうなると、すっかりもうだめである。
すっかり盛り上がってしまっている。
私の理性はどこかへ吹き飛んでしまっている。
巨大プリン1個をもって、レジに直行!
気分を高揚させたまま、家にも直行!
さっそく妻に「おみやっ!」と渡してみた。
甘いものが苦手な私は「ひとくち」でいいので、このプリンは我が妻がメインで食べなければならないのである。
そして・・・こんなくだらないジョークで、我が妻は「大うけ」したのだった。
・・・こんなのでいいんですかっ?
あなた、私の手の込んだジョークには素どおりで、このでっかいプリンには心の琴線が震えるのですかっ!
とりあえず受けたことには満足なのだが、とても複雑な心境である・・・。
うちの妻は、駄洒落系ですか・・・。
そういや、私は駄洒落を言わない男だよなぁ・・・。
でも、基本的には嬉しい。
でかいプリン。うーん。
これはいい。ほんとうに、よく出来たジョークだ。
・・・あとからふと思う。
グリコって、そういえば、商品を巨大化させるのって、お家芸だよなぁ・・・と。
ジャンボポッキー。ジャンボプリッツ。
やはりグリコは大阪の会社なのであった。
最初は、小さいヨーグルトが食べたかったのだけど(しかも、どちらかといったら、ジャンク系ヨーグルト)、反対側の棚をみたら、プッチンプリンが目に入った。
プッチンプリンも良いかもね・・・、と、なにげなく視線をずらすとそこには・・・
どーん。なんじゃこりゃ。でかい・・・。(写真は購入後のもの。大きさ比較のため、単三電池を並べてみました)
グリコの「HAPPYプッチンプリン」である。
おもわず、横にある3個いりプッチンプリンと比較する。
うーん。でかいぞ。
これは本当にでかいぞっ!
ぐったりと疲れているのに、なんだか変にプリンの前で盛り上がる三十路男が一人。ほー、ふーむと、気分はすっかり高揚してしまった。
しばらくひとり盛り上がった後、踊る心を押さえ込みながら、クールに比較検証することにした。このあたりが、どうにもこうにも仕事のクセである。
せっかくのグリコのジョークなんだから、素直に受けてあげなさいよ、と、自分で自分を軽くつっこみながら、計算を開始する。
3個いりプッチンプリンが158円。1個78グラム。
HAPPYプッチンプリン。もちろん1個。368円。400グラム。
ノーマルプッチンに比べ、HAPPYプッチンは比重が5倍強!
すげー。しかも、この非常にでかいプッチンプリンは、なんときちんとプッチンできるという。
価格を考えてみる。
3個いりは、158円を3で割り、1個単価を出すと、1個52円66銭。
これをハッピープッチンの量にあわせるため5倍する。
つまり、5個263円。
うん?でかいのに、100円も差がでてしまっている。
大きくなったら、安くなるはずでは?
いくらよく出来たジョークとはいえ、同じ味のプリンの100円差ってどうよ?
ふと、疑問が頭によぎる。
・・・のだが、そんなことはこの際関係ないのだ。
このでかいプッチンプリンのポップには、「期間限定」と書いてある!
つまり、この機会を逃すと、こんな大きなプリンは一生食べられないかもしれない。
今買わずに、いつ買う!
今食わずして、いつ食う!
・・・見てみたい・・・。むらむらと、欲が出てくる・・・。
その巨大なプッチンプリンが皿に乗っている姿をこの目で見てみたいのだっ!
どーん。どっかーん。そんなプリンが皿の上でブルン(プルンではなくて)とゆれる姿は、どんなに魅力的だろうか。想像しただけで、笑みがこぼれる。
こうなると、すっかりもうだめである。
すっかり盛り上がってしまっている。
私の理性はどこかへ吹き飛んでしまっている。
巨大プリン1個をもって、レジに直行!
気分を高揚させたまま、家にも直行!
さっそく妻に「おみやっ!」と渡してみた。
甘いものが苦手な私は「ひとくち」でいいので、このプリンは我が妻がメインで食べなければならないのである。
そして・・・こんなくだらないジョークで、我が妻は「大うけ」したのだった。
・・・こんなのでいいんですかっ?
あなた、私の手の込んだジョークには素どおりで、このでっかいプリンには心の琴線が震えるのですかっ!
とりあえず受けたことには満足なのだが、とても複雑な心境である・・・。
うちの妻は、駄洒落系ですか・・・。
そういや、私は駄洒落を言わない男だよなぁ・・・。
でも、基本的には嬉しい。
でかいプリン。うーん。
これはいい。ほんとうに、よく出来たジョークだ。
・・・あとからふと思う。
グリコって、そういえば、商品を巨大化させるのって、お家芸だよなぁ・・・と。
ジャンボポッキー。ジャンボプリッツ。
やはりグリコは大阪の会社なのであった。
2006年09月01日
テングソースでおなじみ(?)の、中間醸造さんのお酢のブランドが「マルサン」である。もしかして、三原だから「まる」に「三」で、「マルサン」・・・。なんて単純に思ったのだが、三代目親分情報によると、中間家の家紋だそうである。
ちなみに、ジャスコの食品売り場にて購入。地元のお酢だし、なにしろ中間醸造製だし、という動機で購入してみた。価格的にも、他社製品と遜色ない感じ。
しかし、ジャスコには中間醸造製のお酢は売っているのに、なぜに「テングソース」は売っていないのだろう。
とても不思議なような、なんとなく納得するような・・・。
ともかく、実際に使ってみて、酢という発酵食品に私はあまりにも無頓着だったことに気がついた。
そして、このお酢は、旨い!
特にわかりやすいは、酢の物を作ったときで、酸味がきちんときいていて、それでいて自然な甘みがベースにある。刺激的な酸味ではない。まろやかな酸味である。しかし、酸味はきっちりあるので、まろやかすぎているわけではない。
そのバランスが心地よい酢の物をつくりあげる。
もちろん、酢の物だけではなく、酢醤油でも、甘酢あえでも、ぬたでも。
某大手社製の米酢が、酸味だけが突出して、甘みのベースがうすいのと大違いである。それで酢の物をを作ると、刺激的な酸味が突出するばかりで、食べるときむせ返ってしまって仕方がない。
それだからか、酢の物はいままであまり好きではなかった。
お酢に限らず、本来、調味料はそれ単品では不完全で、ほかのものと調和させたり反発させたり(臭み消し的な意味です)することで、本来の威力を発揮できる。そういった調味料とは、本当に味の力が強いと思う。
パンもそうだけど、穀物を利用した発酵食品には、でんぷん質を糖質化したあと、何かに変化させるものがある。
パンの場合だと、でんぷん質を糖質化し、それをイーストの食べ物にして、パンを膨らませる。糖質化させる段階と、イーストがガスを出す段階の2段階を同時にクリアすれば、旨いパンになる。
日本酒の場合だと、イーストが米麹に変わり、アルコールへと変質させることになる。ビールだと、米が麦芽になり、米麹がビール酵母に変わる。
アルコールへ変質させる前に止めてしまったものが「朝日養素」になるのかもしれない。もしくは、昔ながらの製法の「甘酒」も同類の発酵食品だと思う。
アルコールに変質させた後も醗酵を続けると、お酢になる・・・はずである。
だから、甘さがベースに来るのが、まっとうだと思う。(これが言いたいがために、かなり遠回りになってしまった・・・)。
いつもの論理展開でまったくもってワンパターンではあるが、地元にきちんとしたお酢を作る醸造元があることは、この大量消費の物流社会においては、本当に「宝物」である。
まるっきり地元偏重の保守的な考え方だと思うような気もするけど、食文化とはもともと保守的なもので、本来は地域に根ざしたものであるものだと思う。
じゃ、パンはどうなんだ、という話になってくるような気もするけど。
そりゃ、そうなんだけど・・・。
うーん。
そういうことを、曾爺さんにきいてみたい。なんでパン屋をはじめたかって。
イタコとか、霊媒師の類に頼んでみたら、納得する答えが聞けるのかなぁ・・・。
ともかく、これからは、テングソースともども、我が家の調味料として愛用していきたいと思う。
ちなみに、ジャスコの食品売り場にて購入。地元のお酢だし、なにしろ中間醸造製だし、という動機で購入してみた。価格的にも、他社製品と遜色ない感じ。
しかし、ジャスコには中間醸造製のお酢は売っているのに、なぜに「テングソース」は売っていないのだろう。
とても不思議なような、なんとなく納得するような・・・。
ともかく、実際に使ってみて、酢という発酵食品に私はあまりにも無頓着だったことに気がついた。
そして、このお酢は、旨い!
特にわかりやすいは、酢の物を作ったときで、酸味がきちんときいていて、それでいて自然な甘みがベースにある。刺激的な酸味ではない。まろやかな酸味である。しかし、酸味はきっちりあるので、まろやかすぎているわけではない。
そのバランスが心地よい酢の物をつくりあげる。
もちろん、酢の物だけではなく、酢醤油でも、甘酢あえでも、ぬたでも。
某大手社製の米酢が、酸味だけが突出して、甘みのベースがうすいのと大違いである。それで酢の物をを作ると、刺激的な酸味が突出するばかりで、食べるときむせ返ってしまって仕方がない。
それだからか、酢の物はいままであまり好きではなかった。
お酢に限らず、本来、調味料はそれ単品では不完全で、ほかのものと調和させたり反発させたり(臭み消し的な意味です)することで、本来の威力を発揮できる。そういった調味料とは、本当に味の力が強いと思う。
パンもそうだけど、穀物を利用した発酵食品には、でんぷん質を糖質化したあと、何かに変化させるものがある。
パンの場合だと、でんぷん質を糖質化し、それをイーストの食べ物にして、パンを膨らませる。糖質化させる段階と、イーストがガスを出す段階の2段階を同時にクリアすれば、旨いパンになる。
日本酒の場合だと、イーストが米麹に変わり、アルコールへと変質させることになる。ビールだと、米が麦芽になり、米麹がビール酵母に変わる。
アルコールへ変質させる前に止めてしまったものが「朝日養素」になるのかもしれない。もしくは、昔ながらの製法の「甘酒」も同類の発酵食品だと思う。
アルコールに変質させた後も醗酵を続けると、お酢になる・・・はずである。
だから、甘さがベースに来るのが、まっとうだと思う。(これが言いたいがために、かなり遠回りになってしまった・・・)。
いつもの論理展開でまったくもってワンパターンではあるが、地元にきちんとしたお酢を作る醸造元があることは、この大量消費の物流社会においては、本当に「宝物」である。
まるっきり地元偏重の保守的な考え方だと思うような気もするけど、食文化とはもともと保守的なもので、本来は地域に根ざしたものであるものだと思う。
じゃ、パンはどうなんだ、という話になってくるような気もするけど。
そりゃ、そうなんだけど・・・。
うーん。
そういうことを、曾爺さんにきいてみたい。なんでパン屋をはじめたかって。
イタコとか、霊媒師の類に頼んでみたら、納得する答えが聞けるのかなぁ・・・。
ともかく、これからは、テングソースともども、我が家の調味料として愛用していきたいと思う。