2007年10月
2007年10月10日
(ここからは、過去の自分の日記(お気軽日記)からの転載です)
三原に「かわらい」といううどん屋さんがある。手打ちで、コシのある、旨いうどんを食べさせるお店だ。
さて、話は約20年前に遡る。そのお店は、通学路の途中にあった(現在は、別の場所に移転している)。その看板には、「ごっつ笑顔のおっさん|のイラストと、「かわらい」という屋号が書いてあった。
私は、その「ごっつ笑顔のおっさん|と「屋号」を見て、「ああ、カッっと笑ってるんだ。カッ笑い、なんだ。そうなんだ。」と、ひとり合点していた。
ところが、つい最近のある日、こんなことがあった。
テレビを見ていると、「とろろ蕎麦」を食べている光景がブラウン管に写っていた。それを見た私は、ちょっと前に「とろろうどん」をどこかで食べた事を、ふと思い出してた。でも、「食べたお店」がどこだか思い出せない。たしか、妻も一緒に食べていたように記憶していたので、妻に店名を聞いてみた。
私「そういえば、とろろうどん、どっかで食ったよなぁ。」
妻「うーん。あ、かわらいさんで、食べたよ。」
私「あ、そうそう。そうだった。カッ笑いさんで食べたよな。」
妻「そうそう。かわらいさん。かわらいさんがやってるんだよね。」
私「うん。カッ笑いさん(あたりまえやん、と、ちょっと不思議に思う。)」
妻「?」
私「前からおもっとったんやけど、カッ笑い、って、面白い名前やなぁ」
妻「どうして?」
私「だって、カッ、笑い、やん。」
妻「そういえば、いつも、かわらいさんの名前を言う時、か と わらい の間を開けるよね。」
私「だって、カッ 笑い やもん。」
妻「あれって、瓦井さんがやってるんだよね」
私「へっ?」
妻「だから、瓦井さん。かわらいさん。」
私「・・・(しばし、沈黙。何がなんだか解らないけど、なんかピンと来る)」
私「もしかして、瓦井さん?」
妻「そう。瓦井さん。食べてる時、いってたでしょ?」
私「覚えてへん・・・。じゃ、カッ笑いさんじゃないんやなぁ。」
妻「だって、瓦井さんでしょ。」
恐ろしいものである。
私は、自分の勘違いに、至極反省することとなった。20年間、私はずっと「カッ笑い」と思い込んで、それが正しいと勝手に信じていたのだから。
あまりの衝撃に、その日一日、ずっと「かわらい、さん、ね。かわらいさん。かわらいさん」と、口の中でつぶやいた。そして、あまりのアホらしさに、情けなくなったのであった。
(転載終わり)
の、「かわらい」さんで、お昼を頂いた。
なんとおにぎり1個無料券を妻が持っていたので、おにぎり1個は無料なのである(あたりまえ)。
私は、日替わり定食を頂いた。今日は「キス天丼とかけうどん」だった。プラス無料のおにぎり1個である。
妻はカレーうどん。そして、無料のおにぎり1個(無料券が2枚あったのだ)。
ここのカレーうどんは、ナッシュカレーを使い、フランスパン(たかちゃんパンのもの・・・ふむぅ)が数枚ついてくる。辛さは5段階、1がやさしい辛さで5が最上級らしいが、さしあたり5を頼んだお客さんは見たことがない。ひぃひぃ言いながら、食べていただきたいものである。
さて、我がオーダー。きす天丼。キス天2匹とかぼちゃ天が乗っていた。かけつゆは適度、適切。美味しくいただいた。ほろほろとするキス天って、なんだか良いなぁ。
かけうどんは、うどんの真髄を見たような気がした。つゆを一口すする。「・・・薄い?」と、一瞬思ったのだが、最後にちょうど良い塩加減だったことに気がつく。うどんはもちろん旨い。
3人前で500円で生うどんを販売していたが、つゆが上手に作れないと、もったいないことになるんだろうなぁ、なんて思った。ただし、鍋に入れるうどんとしては、最上級のものであるので、これからのシーズンは是非この生うどんで鍋を〆てみたいものである。
入って左の壁にかかっている「昭和60年、ご主人修行時代の写真」にご注目。
いけてる・・・。
三原に「かわらい」といううどん屋さんがある。手打ちで、コシのある、旨いうどんを食べさせるお店だ。
さて、話は約20年前に遡る。そのお店は、通学路の途中にあった(現在は、別の場所に移転している)。その看板には、「ごっつ笑顔のおっさん|のイラストと、「かわらい」という屋号が書いてあった。
私は、その「ごっつ笑顔のおっさん|と「屋号」を見て、「ああ、カッっと笑ってるんだ。カッ笑い、なんだ。そうなんだ。」と、ひとり合点していた。
ところが、つい最近のある日、こんなことがあった。
テレビを見ていると、「とろろ蕎麦」を食べている光景がブラウン管に写っていた。それを見た私は、ちょっと前に「とろろうどん」をどこかで食べた事を、ふと思い出してた。でも、「食べたお店」がどこだか思い出せない。たしか、妻も一緒に食べていたように記憶していたので、妻に店名を聞いてみた。
私「そういえば、とろろうどん、どっかで食ったよなぁ。」
妻「うーん。あ、かわらいさんで、食べたよ。」
私「あ、そうそう。そうだった。カッ笑いさんで食べたよな。」
妻「そうそう。かわらいさん。かわらいさんがやってるんだよね。」
私「うん。カッ笑いさん(あたりまえやん、と、ちょっと不思議に思う。)」
妻「?」
私「前からおもっとったんやけど、カッ笑い、って、面白い名前やなぁ」
妻「どうして?」
私「だって、カッ、笑い、やん。」
妻「そういえば、いつも、かわらいさんの名前を言う時、か と わらい の間を開けるよね。」
私「だって、カッ 笑い やもん。」
妻「あれって、瓦井さんがやってるんだよね」
私「へっ?」
妻「だから、瓦井さん。かわらいさん。」
私「・・・(しばし、沈黙。何がなんだか解らないけど、なんかピンと来る)」
私「もしかして、瓦井さん?」
妻「そう。瓦井さん。食べてる時、いってたでしょ?」
私「覚えてへん・・・。じゃ、カッ笑いさんじゃないんやなぁ。」
妻「だって、瓦井さんでしょ。」
恐ろしいものである。
私は、自分の勘違いに、至極反省することとなった。20年間、私はずっと「カッ笑い」と思い込んで、それが正しいと勝手に信じていたのだから。
あまりの衝撃に、その日一日、ずっと「かわらい、さん、ね。かわらいさん。かわらいさん」と、口の中でつぶやいた。そして、あまりのアホらしさに、情けなくなったのであった。
(転載終わり)
の、「かわらい」さんで、お昼を頂いた。
なんとおにぎり1個無料券を妻が持っていたので、おにぎり1個は無料なのである(あたりまえ)。
私は、日替わり定食を頂いた。今日は「キス天丼とかけうどん」だった。プラス無料のおにぎり1個である。
妻はカレーうどん。そして、無料のおにぎり1個(無料券が2枚あったのだ)。
ここのカレーうどんは、ナッシュカレーを使い、フランスパン(たかちゃんパンのもの・・・ふむぅ)が数枚ついてくる。辛さは5段階、1がやさしい辛さで5が最上級らしいが、さしあたり5を頼んだお客さんは見たことがない。ひぃひぃ言いながら、食べていただきたいものである。
さて、我がオーダー。きす天丼。キス天2匹とかぼちゃ天が乗っていた。かけつゆは適度、適切。美味しくいただいた。ほろほろとするキス天って、なんだか良いなぁ。
かけうどんは、うどんの真髄を見たような気がした。つゆを一口すする。「・・・薄い?」と、一瞬思ったのだが、最後にちょうど良い塩加減だったことに気がつく。うどんはもちろん旨い。
3人前で500円で生うどんを販売していたが、つゆが上手に作れないと、もったいないことになるんだろうなぁ、なんて思った。ただし、鍋に入れるうどんとしては、最上級のものであるので、これからのシーズンは是非この生うどんで鍋を〆てみたいものである。
入って左の壁にかかっている「昭和60年、ご主人修行時代の写真」にご注目。
いけてる・・・。
西町に「かど菓子店」というお店がある(ここです)。
売りは和菓子とカステラと若干の洋菓子。とてもコンパクトな店である。
今日は時間があったので、西町辺りをぶらぶらしてみた。
目的は「かど菓子店」のチーズケーキ。
うちの店のスタッフから、「なんだか懐かしくって、美味しいですよ」とのことだったので、気になっている店だった。
だいたい、三原には、こじんまりとしている洋菓子店はもっとたくさんあったはずなのだ。
高校のときの彼女とよく買っていたケーキ屋さんは、今では「天狗寿司」というすし屋になっている(ちなみに、旨いすし屋らしい)。
本町の小松家具の近くにも、お菓子屋さんがあったように記憶している。
きっと、それらの店は、後継者がなく、自然消滅して言ったのだろう。
後継者がなく自然消滅といえば、貝野町にあった、当ブログでも絶賛した「龍昇軒」さんも、閉店してしまった。とても旨い、こころに染み入るラーメンだったのになぁ・・・。
となると、「かど菓子店」も、いつかは?という疑問も生じるが、さしあたり現存しているので、今日買いに行ってみた。
かど菓子店外観
いかにも、昔ながらの菓子屋さん。中に入ってみると、人すらいない。よく見てみると呼び鈴があり「御用のある方は、ベルを押してください」と。なんて平和なんだろう。
本当はカステラも欲しかったのだけれども、「まだ焼き立てで熱いんよねー」と拒否されてしまったので、あきらめて、チーズケーキとレモンケーキとマドレーヌを買って帰った。
帰りに、西野川に架かる橋を眺めた。
よく見てみると、きちんと名前があるんだなぁ(ちなみに、隣の鉄橋には名前はない)。「かじしんばし」と書いてある。「梶新橋」ということで。じゃあ、前にも橋が架かっていたのかなぁ?
帰宅して、早速「かど菓子店」のお菓子を賞味することにした。
マドレーヌとレモンケーキとチーズケーキ
まず、レモンケーキを頂いた。
ほこほこのスポンジケーキに、レモン風味の上掛けがかけてある。このほこほこのスポンジケーキ部分が、なんともいえない懐かしさと言うか、素朴な旨さと言うか、思わずにんまりしてしまうと言うか、旨いのである。レモン風味の上掛けと一緒にほおばると、なんとも幸せ。なんだろう、この感覚。
・・・で、チーズケーキとマドレーヌは?
妻に食べられてしまいました。
無念・・・。
売りは和菓子とカステラと若干の洋菓子。とてもコンパクトな店である。
今日は時間があったので、西町辺りをぶらぶらしてみた。
目的は「かど菓子店」のチーズケーキ。
うちの店のスタッフから、「なんだか懐かしくって、美味しいですよ」とのことだったので、気になっている店だった。
だいたい、三原には、こじんまりとしている洋菓子店はもっとたくさんあったはずなのだ。
高校のときの彼女とよく買っていたケーキ屋さんは、今では「天狗寿司」というすし屋になっている(ちなみに、旨いすし屋らしい)。
本町の小松家具の近くにも、お菓子屋さんがあったように記憶している。
きっと、それらの店は、後継者がなく、自然消滅して言ったのだろう。
後継者がなく自然消滅といえば、貝野町にあった、当ブログでも絶賛した「龍昇軒」さんも、閉店してしまった。とても旨い、こころに染み入るラーメンだったのになぁ・・・。
となると、「かど菓子店」も、いつかは?という疑問も生じるが、さしあたり現存しているので、今日買いに行ってみた。
かど菓子店外観
いかにも、昔ながらの菓子屋さん。中に入ってみると、人すらいない。よく見てみると呼び鈴があり「御用のある方は、ベルを押してください」と。なんて平和なんだろう。
本当はカステラも欲しかったのだけれども、「まだ焼き立てで熱いんよねー」と拒否されてしまったので、あきらめて、チーズケーキとレモンケーキとマドレーヌを買って帰った。
帰りに、西野川に架かる橋を眺めた。
よく見てみると、きちんと名前があるんだなぁ(ちなみに、隣の鉄橋には名前はない)。「かじしんばし」と書いてある。「梶新橋」ということで。じゃあ、前にも橋が架かっていたのかなぁ?
帰宅して、早速「かど菓子店」のお菓子を賞味することにした。
マドレーヌとレモンケーキとチーズケーキ
まず、レモンケーキを頂いた。
ほこほこのスポンジケーキに、レモン風味の上掛けがかけてある。このほこほこのスポンジケーキ部分が、なんともいえない懐かしさと言うか、素朴な旨さと言うか、思わずにんまりしてしまうと言うか、旨いのである。レモン風味の上掛けと一緒にほおばると、なんとも幸せ。なんだろう、この感覚。
・・・で、チーズケーキとマドレーヌは?
妻に食べられてしまいました。
無念・・・。