2007年11月
2007年11月30日
この秋に完成した、三原文化会館に換わる市民ホールである、三原芸術文化センター(通称:ポポロ)が、ライトアップされていた。 さすが60億円かけて建築された、新たな三原を代表するホールである。きっとライトアップにも、きちんとデザイナーが関わっているのだろう。洗練されている。
画像には写っていないが、建物の正面左側には、イルミネーションのついた樹木が整然と並んでいて、見ごたえがある。
http://www.mihara-popolo.com/topics02.html
このホールは、まだ入ったことがないのだが、評判は良いようである。
約1200人の入るホールや、リハーサル室、楽屋など、必要なものはそろっている。音響もきちんと計算されており、オーケストラが演奏しても、よく響くらしい。
せっかく良いハコができたのだから、ここを文化拠点とし、三原の芸術文化が発展すれば、素晴らしい事だと思う。
私の趣味は、クラシック音楽の鑑賞および演奏なのだが、こういうホールが三原に欲しかった・・・と、言いたいところだが、反対に「これ、持て余すことにならへんやろか」と心配している。三原の音楽文化事情から考えて、かなりオーバースペックなものを作ってしまったのではないだろうか?
具体的に考えてみると、座席の一部を取り外し、オーケストラピットを用意できるようになっている。これは、どう考えても「オペラ」や「ミュージカル」のための舞台装置であるが、商業ベースで成り立つかという点から考えると、不可能に近い。
プロの歌劇団(一流ではなく、一応プロ、としておく)を招聘し、どこからも援助なく、チケット代だけで公演を成り立たせることを前提に計算してみると、チケット代が1万円を超える。
もし、海外の歌劇場の引越し公演をするのであれば、今度は、舞台の大きさが若干足りない。いや、舞台の広さではなく、舞台の横に必要なスペースが小さい。つまり、グランドオペラなどの引越し公演はできない。
仮にオペレッタや一幕物の軽いものであれば、可能であるが、そういったものを、三原市民が望んでいるのだろうか?
となると、オペラで商業ベースでの利用は、厳しくなってくる。オケピットがあるのに?
では、オーケストラでは?
舞台の広さは十分あるし、音響もよい。ここでも1200人と言う中途半端な客席が、チケットの価格を上げる。
多少高いチケットでも、いろんな演奏家が来るたびに満席になるほど、三原のクラシック愛好家がいるか?
たしかに、三原に来てくれれば、その分広島や福山や、ましてや東京や大阪などに出向かなくて良いわけなので、多少チケットは高くても良いと思えるクラシック愛好家が、どれだけいるのだろうか?
と、ここまで厳しいことを書いてみたが、言いたいことは1行で済んでしまう。
「ハコを建てたら、それで終わりと思うのは、大間違い」
つまり、ハコを建てるならば、長期的な戦略を持ち、そのハコを有効活用する戦術を取り、いかに三原の文化水準を上げることができるか、ということを前提にして、ハコを用意しなければならない、ということである。
だから、そういう戦略を持たず、ただ建てただけでは、たんなる立派なハコで、中身は空っぽの状態になる。天満屋の紙袋の中にうまい棒が1本、という状態である。それでは、アンバランスなのである。
せっかく60億もかけて、文化会館を建て直し(たしかに、文化会館は音楽をするには大変状態の悪いホールであったのは、間違いないが・・・)、新たなホールを作ったのだから、その中身をどうするか、もっと市民レベルで考えてみればよいのではないだろうか、と思ったりする。
文化とは、与えられるものではなく、生み出されるものなのである。
私は、この三原の力、新たなる「文化」が生み出されることを、祈るばかりである。
・・・じゃ、おまえが何かしろよ、って言う話になりそうな・・・。
まぁ、10年後ぐらいには、何かしてるかもなぁ・・・。
画像には写っていないが、建物の正面左側には、イルミネーションのついた樹木が整然と並んでいて、見ごたえがある。
http://www.mihara-popolo.com/topics02.html
このホールは、まだ入ったことがないのだが、評判は良いようである。
約1200人の入るホールや、リハーサル室、楽屋など、必要なものはそろっている。音響もきちんと計算されており、オーケストラが演奏しても、よく響くらしい。
せっかく良いハコができたのだから、ここを文化拠点とし、三原の芸術文化が発展すれば、素晴らしい事だと思う。
私の趣味は、クラシック音楽の鑑賞および演奏なのだが、こういうホールが三原に欲しかった・・・と、言いたいところだが、反対に「これ、持て余すことにならへんやろか」と心配している。三原の音楽文化事情から考えて、かなりオーバースペックなものを作ってしまったのではないだろうか?
具体的に考えてみると、座席の一部を取り外し、オーケストラピットを用意できるようになっている。これは、どう考えても「オペラ」や「ミュージカル」のための舞台装置であるが、商業ベースで成り立つかという点から考えると、不可能に近い。
プロの歌劇団(一流ではなく、一応プロ、としておく)を招聘し、どこからも援助なく、チケット代だけで公演を成り立たせることを前提に計算してみると、チケット代が1万円を超える。
もし、海外の歌劇場の引越し公演をするのであれば、今度は、舞台の大きさが若干足りない。いや、舞台の広さではなく、舞台の横に必要なスペースが小さい。つまり、グランドオペラなどの引越し公演はできない。
仮にオペレッタや一幕物の軽いものであれば、可能であるが、そういったものを、三原市民が望んでいるのだろうか?
となると、オペラで商業ベースでの利用は、厳しくなってくる。オケピットがあるのに?
では、オーケストラでは?
舞台の広さは十分あるし、音響もよい。ここでも1200人と言う中途半端な客席が、チケットの価格を上げる。
多少高いチケットでも、いろんな演奏家が来るたびに満席になるほど、三原のクラシック愛好家がいるか?
たしかに、三原に来てくれれば、その分広島や福山や、ましてや東京や大阪などに出向かなくて良いわけなので、多少チケットは高くても良いと思えるクラシック愛好家が、どれだけいるのだろうか?
と、ここまで厳しいことを書いてみたが、言いたいことは1行で済んでしまう。
「ハコを建てたら、それで終わりと思うのは、大間違い」
つまり、ハコを建てるならば、長期的な戦略を持ち、そのハコを有効活用する戦術を取り、いかに三原の文化水準を上げることができるか、ということを前提にして、ハコを用意しなければならない、ということである。
だから、そういう戦略を持たず、ただ建てただけでは、たんなる立派なハコで、中身は空っぽの状態になる。天満屋の紙袋の中にうまい棒が1本、という状態である。それでは、アンバランスなのである。
せっかく60億もかけて、文化会館を建て直し(たしかに、文化会館は音楽をするには大変状態の悪いホールであったのは、間違いないが・・・)、新たなホールを作ったのだから、その中身をどうするか、もっと市民レベルで考えてみればよいのではないだろうか、と思ったりする。
文化とは、与えられるものではなく、生み出されるものなのである。
私は、この三原の力、新たなる「文化」が生み出されることを、祈るばかりである。
・・・じゃ、おまえが何かしろよ、って言う話になりそうな・・・。
まぁ、10年後ぐらいには、何かしてるかもなぁ・・・。
2007年11月21日
2007年11月16日
今朝、仕事中に1本の電話がかかってきた。
「あの、ブログみているんですけど、やまもと珈琲店さんって、最近営業されていないですよね。どうなってるんですか?」
というお話だった。
実は私も気になっていた。しかも、しばらく豆を買っていない。忙しくどたばたしていたので、のんびり美味しいコーヒーを飲む余裕さえなかった。
臥龍橋のたもとのお店の看板が外されていたことまでは、知っていたから・・・。
もしや、まさか?不安がよぎった。
というわけで、店主さんに電話してみた。
すんなり繋がり、いつもながらの平然とした口調で、
「いまは、自宅でのんびり焙煎して、販売しているんですよ〜」
というお答え。
いいですよ。そのほうが。確かに。
いま、このブログ見てますか?朝電話をかけてこられたIさん!
やまもと珈琲店さんは、ちゃんと別の場所で(しかも、三原で!)営業されていますよ!
ちなみに、電話番号は変わってらっしゃらないので、電話にて注文されると配達していただけるそうです。個人店ですから、繋がらない場合もあるかもしれませんが、留守電に入れとけば、たぶん折り返し電話がかかってくると思います(経験上、そうなる、という予想ですけど)。
「やまもと珈琲店」 電話番号 (0848)81-0345
ちなみに。
店主さんと交渉して、オギロパンジャスコ店で(もしかすると、本店でも?)、「やまもと珈琲店」さんのコーヒー豆を販売する方向で検討しております。
私は、「やまもと珈琲店」さんのような、真面目なお店がきちんと三原に存続して欲しい。ただ、それだけのために、商売抜きでもコーヒー豆を売ります。売れなかったら、自腹で買います。そのぐらい、惚れてます。
・・・じゃ、忙しくても、買って飲めよ、と、突っ込まれそうですけど・・・。
具体的に決定いたしましたら、また、ブログにアップしようと思いますので、乞うご期待です。
「あの、ブログみているんですけど、やまもと珈琲店さんって、最近営業されていないですよね。どうなってるんですか?」
というお話だった。
実は私も気になっていた。しかも、しばらく豆を買っていない。忙しくどたばたしていたので、のんびり美味しいコーヒーを飲む余裕さえなかった。
臥龍橋のたもとのお店の看板が外されていたことまでは、知っていたから・・・。
もしや、まさか?不安がよぎった。
というわけで、店主さんに電話してみた。
すんなり繋がり、いつもながらの平然とした口調で、
「いまは、自宅でのんびり焙煎して、販売しているんですよ〜」
というお答え。
いいですよ。そのほうが。確かに。
いま、このブログ見てますか?朝電話をかけてこられたIさん!
やまもと珈琲店さんは、ちゃんと別の場所で(しかも、三原で!)営業されていますよ!
ちなみに、電話番号は変わってらっしゃらないので、電話にて注文されると配達していただけるそうです。個人店ですから、繋がらない場合もあるかもしれませんが、留守電に入れとけば、たぶん折り返し電話がかかってくると思います(経験上、そうなる、という予想ですけど)。
「やまもと珈琲店」 電話番号 (0848)81-0345
ちなみに。
店主さんと交渉して、オギロパンジャスコ店で(もしかすると、本店でも?)、「やまもと珈琲店」さんのコーヒー豆を販売する方向で検討しております。
私は、「やまもと珈琲店」さんのような、真面目なお店がきちんと三原に存続して欲しい。ただ、それだけのために、商売抜きでもコーヒー豆を売ります。売れなかったら、自腹で買います。そのぐらい、惚れてます。
・・・じゃ、忙しくても、買って飲めよ、と、突っ込まれそうですけど・・・。
具体的に決定いたしましたら、また、ブログにアップしようと思いますので、乞うご期待です。