2008年12月

2008年12月11日

 最近、よく聞かれることとして、こんなものがあります。

「ねぇ。ジャスコって、撤退するんだって?」

 私は答えます。

「しません。」

 撤退する根拠が今のところありません。
 全国でジャスコは100店舗閉鎖されるという報道が10月10日にありました。たぶん、それが引き金になったのではないか、と感じてはいるのですが、「全国で」という点に注目したいと思います。
 三原のジャスコが、そんなにひどい店なのか、というと、全国的にはそんなにひどくない店なのです。とても平均的というか、バカ売れもしていないし、大損もしていない、三原の街をそのまま持ち込んだような、そんなお店です。三原の縮図とも言えるかもしれません。

 撤退する根拠を提示できるか、というと、できないのです。

 ためしに、グーグルで「ジャスコ 撤退」と検索してみると、老朽化した店舗(その場合、新たに別の場所にショッピングセンターを展開します)、もしくは、本当に景気の悪い場所にある店舗が、検索に引っ掛かります。
 三原は、この未曽有の不景気傾向のなか、全国平均的に景気が落ち込んでいる街です。これまた、平均的なのです。

 ないものを証明することは、不可能です。
 たとえば、「宇宙人の乗っているUFO」について、NASAは存在を否定できません。未確認の飛行物体というものは、実際に存在するからです。それは隕石だったりする場合もあります。
 ですが、それは「宇宙人の乗っている乗り物」の存在というわけではなく、単に「未確認の飛行物体」があるということだけです。

 また、有名な「悪魔の証明」という命題もあります。「悪魔」という存在を否定するためには、「悪魔がいないこと」を証明しなければならない。となると、元から存在しない「悪魔」がいないことが証明できない。つまり、悪魔は「存在するかもしれない」ということになります。

 と、いうわけで、巷のウワサとは、その程度の信憑性しかない、ということです。


 ・・・まれに、本当の情報がウワサとして流れる場合もありますが・・・。


 そういえば、駅前のペアシティ東館跡地に水がたまっているようで、問題になっているようですが、ライフコート社はポンプを設置して排水機能を稼働させてくれるのでしょうか。
 私にとっては、そちらのほうがよっぽどウワサより心配だったりします。


 先日、某所にて「ペアシティ東館跡地に水がたまっているんだったら、周りを防水加工して、ほんまもんの浮城を10分の1ぐらいのスケールで作って、観光資源にしよう!ぜったい、みんな見に来る!」と言ったら、笑われてしまいました。・・・結構、本気だったんですよ。
 呉の大和ミュージアムみたいに、三原に浮城ミュージアムを作って、「小早川隆景・浮城博物館」も併設し、日本庭園も造り、上田宗箇流(三原にゆかりのある流派)の茶会なんぞ開いたら、素晴らしいだろうなぁ、とあの場所を通るたびに想像します。
 きっと、日本中の「城マニア」が集まってくるだろうし、三原の人間として「浮城復活」はアイデンティティの創出にもなるだろうし、隣のペアシティ西館から俯瞰して見ると、かなり気持ちがいいだろうなぁ、と思うのですが・・・。

 うちの会社のお金で作れたならば、即作ります!
 もちろん、そんなお金はありませんが・・・。
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 久しぶりの更新。
 ちょっと緊張します・・・。

 このブログが停滞しているのは、お店が忙しいのではなくて、某ボランティア団体での活動が忙しいからなのですが、その結果として、1年間、新聞とテレビとホームページを作ることができました。特にテレビは地元のケーブルテレビの放送として、多くの方に見ていただき、いろいろな方から「でとったね」と言われました。・・・内容には触れてくれませんが・・・。
 実は、来年も同じ仕事をすることになってしまい、またまたブログが停滞しそうな予感がします。

 そんなこんなで、たまにはこちらにも手を入れておこう、ということで、先日思い出したことなど。

 うちの店に「パンチアート」というものを趣味にしているスタッフがいます。
 先日、店に持ってきた作品を見てみると、これがなかなか素晴らしい!
 思わず、対抗意識を燃やしてしまいそうになりました。

 そこで、その子に見せたのがこの画像です。
はじめての飾りパン 私の作った「飾りパン」です。
 三原に帰ってからは、「飾りパン」をあまり作ることがなくなってしまい(仕事の合間に作る余裕がないのです)、私を含む、数人の結婚式のウェルカムボードとして、数点作っただけです。
 フランスに行っていた時は、案外時間があったもので(だって、お店が山の中で、これといって遊ぶところもなく、キッチンでパンを作ることが最上の喜びだったもので…)、合計10点ぐらい作成しました。
 画像のものは、タブロイド見開き面(さんあいジャーナルをひろげた感じ)程度の大きさ。人生で一番最初に作った「飾りパン」です。

 しかし、残念なことに、今までこれ以上のレベルの飾りパンを作れたためしがありません。たぶん、ルーキーのジンクスと同じなのではないかと思います。最初だから、要領も分からず、全力投球して好成績を残し、2年目はそこそこ・・・のような。
 私も最初にすべての知識と経験と技術を注ぎ込んで、大変な思いをして作り上げたこの「飾りパン」には、かなり思い入れがあります。が、同じものを作れ、ということになると「正直しんどい」のです。だから2作目から、かなり「楽してそこそこのものを作る」ということになってしまいました。

 とはいえ、やはり動機が大切なのだと思います。最初につくったものは「飾りパンを作りたい!!!」という気持ちが大きく、とにかく何でもやってみようという感じで、一生懸命作った結果が、そうなった、ということなのかもしれません。

 ともかく、たぶん、これ以上の作品を作ることはもうない・・・と思います。
 そして、注文を受けても作らないでしょう。・・・作れないから。
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自己紹介
四代目(よんだいめ)
老舗パン屋の四代目として、三原に生まれ育ち、跡を継ぐ。 2010年に代表取締役社長就任。
社長になっても、なんだかんだいいながらイオン三原店の店長も兼務。
三原がふるさと。大阪がボケと突っ込みのふるさと。フランスが心のふるさと。
日本と広島と故郷の三原と我が妻と娘をこよなく愛する40歳。

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オギロパン イオン三原店
郵便番号 723-0014
広島県三原市城町2-13-1
TEL&FAX 0848-62-8800
営業時間 午前9時〜午後8時
定休日 年中無休(お店は)
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