2010年05月
2010年05月26日
本家かまどや、といえば、テイクアウトのお弁当屋である。
昔っからあるような気がするし、高校時代には中之町のお店で「鶏肉弁当」を買って食べていた思い出がある。300円弱でご飯が食べれるということは、当時はありえないことで、しかも白いご飯もついてくるとなると、選択肢は「鶏肉弁当」しかなかった。
その鶏肉弁当は、白いご飯の上に甘辛く煮た鶏肉のスライスがバラりと乗っていて、お漬物が付いているという、シンプルなもの。でも、高校時代は妙に美味く感じたものである。
現在のかまどやのメニューからはそんな「鶏肉弁当」は消えてしまっている。
あれは、どこにいってしまったのだろうか。
大学のとき、吹奏楽部の演奏会での部員のお昼ご飯は「のり弁当」だった。平部員は「のり弁当」で、限られた幹部は「デラックスのり弁当」だった。みんな「デラックス」にあこがれたものである。
いまでも、弁当屋で「デラックス」を注文するのに、ちょっと気が引けてしまうのは、この時のすりこみのためなんだろう。
さて、そんな「かまどや」。
皆実のすき家のはす向かいに「宮浦大通り店」がある。この場所に昔は「小僧寿し」があったような気がしないでもないけど、今は「かまどや」である。
鮭弁当でも食べたいなぁ、と、お昼御飯の買い出しにふらりと行ってみると、店のそとのディスプレーに「やったーランチ 290円」の表示と食品サンプルが置いてあった。
「そっかー。デフレの時代だし、290円弁当って大手スーパーとかでもやってるよなぁ。大変な時代だなぁ。」
と、なんとなくしか考えていなかった。
注文するときに「やったーランチ」の有無をなんとなく尋ねてみると、ありますよ、とのこと。たのんでみた。
やったーランチ(6の日バージョン) 衝撃の290円
これが290円?ほんとに?あったかいけど?大量生産でもないのに?パック代や箸や袋だけでも何十円かするのに?
頭の中に、様々な疑問と驚きが渦巻く。
食べてみると、ちゃんとしたお弁当である(あたりまえ)。
大振りの鶏から揚げ(胸肉)に、ハンバーグ。ひじきのたいたん。漬物。ご飯。野菜とハンバーグの下には定番のスパゲッティ(なぜか弁当屋のおかずの下にはスパゲッティが敷いてある。不思議だ・・・)。
お弁当屋さんのレギュラーメニューのおかずが、レベルを下げずにそのまま入っているのに?レギュラーメニューの「のり弁当」が300円なのに?
・・・うちのミックスサンドより、安いよ・・・
そりゃ、確かにはす向かいにあるすき家では牛丼(並)が280円と、とんでもないライバルが目の前にいるわけで、そうならざるを得ないのかもしれない。
が、である。
こりゃ、すごい・・・。
やったーランチのチラシには、いくつか注意事項が書いてあった。
驚異の値段を維持するための、お願いらしい。そりゃ、協力するべきである。
1 昼限定 午後1時まで
2 配達注文は午前10時30分まで
3 3個以上から配達
4 みそ汁などのサービスはつかない
5 みそ汁付きは320円(それでも+30円でつくのか・・・)
6 平日のみの販売
これぐらいのルールなら、まったく問題ない。
この努力は、非常に頭が下がる思いである。3個以上からは配達できるというのも、すごいなぁ。
そして、メニューも10種類を10日間でまわすという念の入れよう。
本当に、いいのかなぁ。なんだか、申し訳ないなぁ。
ちなみに、かまどや宮浦大通り店では、豚肉にこだわっており、レギュラーメニューと別に、おいしい豚肉で作るお弁当が存在する(とんみ、という名前らしい)。
そのメニューの中で、かつ丼があるのだが、こちらが非常に美味しい。やったーランチ2つ分の価格であるが、それに見合う味がすると思う。
三原にはかつ丼の気に入った店が少ないのだが、こちらのかつ丼は、気に入っている。
ちなみに、他にカツ丼の気に入っている店は本郷の三万石、ジャスコのどんどん(こちらは、若干ジャンクである)。
どんぶり物は、ぐっとくる要素ではあるよなぁ。
そういえば、本町食堂の親子丼が美味しいらしいんだけど…。
昔っからあるような気がするし、高校時代には中之町のお店で「鶏肉弁当」を買って食べていた思い出がある。300円弱でご飯が食べれるということは、当時はありえないことで、しかも白いご飯もついてくるとなると、選択肢は「鶏肉弁当」しかなかった。
その鶏肉弁当は、白いご飯の上に甘辛く煮た鶏肉のスライスがバラりと乗っていて、お漬物が付いているという、シンプルなもの。でも、高校時代は妙に美味く感じたものである。
現在のかまどやのメニューからはそんな「鶏肉弁当」は消えてしまっている。
あれは、どこにいってしまったのだろうか。
大学のとき、吹奏楽部の演奏会での部員のお昼ご飯は「のり弁当」だった。平部員は「のり弁当」で、限られた幹部は「デラックスのり弁当」だった。みんな「デラックス」にあこがれたものである。
いまでも、弁当屋で「デラックス」を注文するのに、ちょっと気が引けてしまうのは、この時のすりこみのためなんだろう。
さて、そんな「かまどや」。
皆実のすき家のはす向かいに「宮浦大通り店」がある。この場所に昔は「小僧寿し」があったような気がしないでもないけど、今は「かまどや」である。
鮭弁当でも食べたいなぁ、と、お昼御飯の買い出しにふらりと行ってみると、店のそとのディスプレーに「やったーランチ 290円」の表示と食品サンプルが置いてあった。
「そっかー。デフレの時代だし、290円弁当って大手スーパーとかでもやってるよなぁ。大変な時代だなぁ。」
と、なんとなくしか考えていなかった。
注文するときに「やったーランチ」の有無をなんとなく尋ねてみると、ありますよ、とのこと。たのんでみた。
やったーランチ(6の日バージョン) 衝撃の290円
これが290円?ほんとに?あったかいけど?大量生産でもないのに?パック代や箸や袋だけでも何十円かするのに?
頭の中に、様々な疑問と驚きが渦巻く。
食べてみると、ちゃんとしたお弁当である(あたりまえ)。
大振りの鶏から揚げ(胸肉)に、ハンバーグ。ひじきのたいたん。漬物。ご飯。野菜とハンバーグの下には定番のスパゲッティ(なぜか弁当屋のおかずの下にはスパゲッティが敷いてある。不思議だ・・・)。
お弁当屋さんのレギュラーメニューのおかずが、レベルを下げずにそのまま入っているのに?レギュラーメニューの「のり弁当」が300円なのに?
・・・うちのミックスサンドより、安いよ・・・
そりゃ、確かにはす向かいにあるすき家では牛丼(並)が280円と、とんでもないライバルが目の前にいるわけで、そうならざるを得ないのかもしれない。
が、である。
こりゃ、すごい・・・。
やったーランチのチラシには、いくつか注意事項が書いてあった。
驚異の値段を維持するための、お願いらしい。そりゃ、協力するべきである。
1 昼限定 午後1時まで
2 配達注文は午前10時30分まで
3 3個以上から配達
4 みそ汁などのサービスはつかない
5 みそ汁付きは320円(それでも+30円でつくのか・・・)
6 平日のみの販売
これぐらいのルールなら、まったく問題ない。
この努力は、非常に頭が下がる思いである。3個以上からは配達できるというのも、すごいなぁ。
そして、メニューも10種類を10日間でまわすという念の入れよう。
本当に、いいのかなぁ。なんだか、申し訳ないなぁ。
ちなみに、かまどや宮浦大通り店では、豚肉にこだわっており、レギュラーメニューと別に、おいしい豚肉で作るお弁当が存在する(とんみ、という名前らしい)。
そのメニューの中で、かつ丼があるのだが、こちらが非常に美味しい。やったーランチ2つ分の価格であるが、それに見合う味がすると思う。
三原にはかつ丼の気に入った店が少ないのだが、こちらのかつ丼は、気に入っている。
ちなみに、他にカツ丼の気に入っている店は本郷の三万石、ジャスコのどんどん(こちらは、若干ジャンクである)。
どんぶり物は、ぐっとくる要素ではあるよなぁ。
そういえば、本町食堂の親子丼が美味しいらしいんだけど…。
2010年05月21日
三原駅前市民広場。
その名称の無色透明な感じの原因は、その広場の性格上の問題である。
ペアシティ東館跡地から三原市民駅前広場になった、あの土地であるが、おおざっぱにおさらいしておきたい。
・三原駅前に専売公社があったのだが、廃止したためその土地の再開発の機運が起こる
・専売公社跡地がペアシティ三原として再開発が行なわれる
・ペアシティ東館に入っていた天満屋が撤退。天満屋の所持していた不動産の権利を東京の不動産業者に売却
・東京の不動産業者が、いわゆる地上げを行ない、ペアシティ東館を解体
・東京の不動産業者の計画していた再開発が暗礁に乗り上げる
・三原市が東京の業者からペアシティ東館用地を取得
・三原市がペアシティ東館跡地を再開発しようとしたが、難航
・整地を行ない、三原駅前市民広場を市民に開放
ざっくりと整理してみた。
こう考えると、不思議な土地である。三原駅前が盛況なころから専売公社はあった。つまり、駅前の一等地に市民の活用できない土地があった。そして、再開発が行なわれ天満屋が入ったが、撤退。理由は売上を上げられないから。つまり、市民が活用できなかったから。東京の業者が購入し、挫折。そして、三原市の買い上げ。
つまり。あの土地はいままでまったく三原市民にとって「有効な使い方のされていない」土地であると言ってみてもいいかもしれない(過激?)。
三原駅前市民広場という、無味乾燥な広場になってしまったのも、結局は「もてあましている」からに過ぎない。
だが、この事例は三原に限ったことではない。地方都市の駅前とは、昔に比べて活気がなくなっていることは、事実なのである。
では、その三原駅前市民広場。
どのように活用したらよいのかを、行政がアンケートを取ってみると、商業施設や娯楽施設。または市役所の移転先など、妥当な意見が返ってきたようである。
三原市民にとって、あの広場は、どうしたらよいものなのだろうか。
それに対する、明確な答えはない。
このあたりが、駅前が空洞化する理由なのかもしれない。
ここから、好きに書かせていただきたいと思う(ここまでも、好きに書いてきた?)。
私個人の評価として、三原市の決断は正解だったと思う。100人を超える地権者いたペアシティ東館を一つにまとめあげることは、三原市民には不可能である。それを行なうためには東京の業者の荒唐無稽な計画と野望が必要だったのかもしれない
結果として、三原市はペアシティ東館跡地を取得することになった。東京の業者に分割して販売されるよりは・・・ということが大義であった。
しかし、そのあとが大変である。
けして右肩上がりではない経済環境。少子高齢化の進む社会。若者はほかの街にでてゆき、かえってこないという、典型的な地方都市。
そんな状況の中で、三原駅前にある広大な土地を活用しようと思うほうが、至難の業である。
私としては、三原駅前市民広場について、いくつかの要望がある。
まずは、広場としての設備を充実すること。電気も水道も下水も整っていない広場は、単なる野っぱらと同じである。ある程度のインフラを整備した状態でないと、広場として活用するにも、困難が伴う。
次に、防災拠点としての機能を持たせること。腐っても鯛というが、三原駅前のあの広大な土地は、市民にとって有効な防災拠点となりうる。その防災拠点を有効にするためには、たとえば防災トイレ(下水トイレ)などを設置することを前提に考える必要があると思う。また、災害時のボランティアセンターが駅前にあれば、復興のための利便性にかなり優れていると思う。
最後に、指定管理業者として商工会議所を選択したことで、あの広場のもつ役割が地域活性化(経済面)という様相を呈している。テント市を今週末に開催するという。また、JAによる市場を常設するともいう。市民があの土地に商業的な魅力を感じているのならば・・・。天満屋も、周辺商店も潤っている・・・?
先日の調査では、駅前の交通量(人や車)が4割ほど減少しているという。
元来、駅前の交通量は、万年渋滞中の「2号線」のバイパスという意味でもあったような気がする。それを考えると4割減少し、やっと市民が普通に暮らせる駅前の状態になったと考える。
そんな環境の中で、駅前であるという特性は排除し、三原中心部と言う特性を考えて、三原らしさをメインに、あの広場を永年活用する方策を考えるというのはどうだろうか。
そう。
小早川博物館である。(笑)
この意見については、また、こんど。
その名称の無色透明な感じの原因は、その広場の性格上の問題である。
ペアシティ東館跡地から三原市民駅前広場になった、あの土地であるが、おおざっぱにおさらいしておきたい。
・三原駅前に専売公社があったのだが、廃止したためその土地の再開発の機運が起こる
・専売公社跡地がペアシティ三原として再開発が行なわれる
・ペアシティ東館に入っていた天満屋が撤退。天満屋の所持していた不動産の権利を東京の不動産業者に売却
・東京の不動産業者が、いわゆる地上げを行ない、ペアシティ東館を解体
・東京の不動産業者の計画していた再開発が暗礁に乗り上げる
・三原市が東京の業者からペアシティ東館用地を取得
・三原市がペアシティ東館跡地を再開発しようとしたが、難航
・整地を行ない、三原駅前市民広場を市民に開放
ざっくりと整理してみた。
こう考えると、不思議な土地である。三原駅前が盛況なころから専売公社はあった。つまり、駅前の一等地に市民の活用できない土地があった。そして、再開発が行なわれ天満屋が入ったが、撤退。理由は売上を上げられないから。つまり、市民が活用できなかったから。東京の業者が購入し、挫折。そして、三原市の買い上げ。
つまり。あの土地はいままでまったく三原市民にとって「有効な使い方のされていない」土地であると言ってみてもいいかもしれない(過激?)。
三原駅前市民広場という、無味乾燥な広場になってしまったのも、結局は「もてあましている」からに過ぎない。
だが、この事例は三原に限ったことではない。地方都市の駅前とは、昔に比べて活気がなくなっていることは、事実なのである。
では、その三原駅前市民広場。
どのように活用したらよいのかを、行政がアンケートを取ってみると、商業施設や娯楽施設。または市役所の移転先など、妥当な意見が返ってきたようである。
三原市民にとって、あの広場は、どうしたらよいものなのだろうか。
それに対する、明確な答えはない。
このあたりが、駅前が空洞化する理由なのかもしれない。
ここから、好きに書かせていただきたいと思う(ここまでも、好きに書いてきた?)。
私個人の評価として、三原市の決断は正解だったと思う。100人を超える地権者いたペアシティ東館を一つにまとめあげることは、三原市民には不可能である。それを行なうためには東京の業者の荒唐無稽な計画と野望が必要だったのかもしれない
結果として、三原市はペアシティ東館跡地を取得することになった。東京の業者に分割して販売されるよりは・・・ということが大義であった。
しかし、そのあとが大変である。
けして右肩上がりではない経済環境。少子高齢化の進む社会。若者はほかの街にでてゆき、かえってこないという、典型的な地方都市。
そんな状況の中で、三原駅前にある広大な土地を活用しようと思うほうが、至難の業である。
私としては、三原駅前市民広場について、いくつかの要望がある。
まずは、広場としての設備を充実すること。電気も水道も下水も整っていない広場は、単なる野っぱらと同じである。ある程度のインフラを整備した状態でないと、広場として活用するにも、困難が伴う。
次に、防災拠点としての機能を持たせること。腐っても鯛というが、三原駅前のあの広大な土地は、市民にとって有効な防災拠点となりうる。その防災拠点を有効にするためには、たとえば防災トイレ(下水トイレ)などを設置することを前提に考える必要があると思う。また、災害時のボランティアセンターが駅前にあれば、復興のための利便性にかなり優れていると思う。
最後に、指定管理業者として商工会議所を選択したことで、あの広場のもつ役割が地域活性化(経済面)という様相を呈している。テント市を今週末に開催するという。また、JAによる市場を常設するともいう。市民があの土地に商業的な魅力を感じているのならば・・・。天満屋も、周辺商店も潤っている・・・?
先日の調査では、駅前の交通量(人や車)が4割ほど減少しているという。
元来、駅前の交通量は、万年渋滞中の「2号線」のバイパスという意味でもあったような気がする。それを考えると4割減少し、やっと市民が普通に暮らせる駅前の状態になったと考える。
そんな環境の中で、駅前であるという特性は排除し、三原中心部と言う特性を考えて、三原らしさをメインに、あの広場を永年活用する方策を考えるというのはどうだろうか。
そう。
小早川博物館である。(笑)
この意見については、また、こんど。
2010年05月13日
昨今、モツ鍋というものがいくたびか流行しているような気がする。
時代の波に乗れない男である、この私。実は「モツ鍋」を食べたことがなかった。別に嫌いというわけではなく、ホルモンは大好物である。なのに、モツ鍋は食べたことがなかった。どうしてなんだろうと、自ら頭をかしげてしまう。
さて、そんな「モツ鍋」。
なんと本場でもない三原でデビューを飾ることになった。
もつ鍋専門店 真心 (しんしん)
http://r.tabelog.com/hiroshima/A3403/A340303/34013239/
ぐつぐつと煮えただしはコハク色。鍋の中にはキャベツ、モツ、ゴボウ、ニラ。ニンニクスライスがのっかっている。自分の小鉢に具をざっくりとつぎ、上からぱらぱらと荒く砕いた唐辛子(一味ではない)をかけて、いただく。
キャベツはしんなりとした食べ口で、だしとあいまって甘みを感じる。モツはいわゆる臭みはほとんど感じず、口当たりの良いぷりぷりとした感じと、かみしめると口の中にほとばしる肉汁や脂が心地よい。また、ゴボウやニラと同時に食すると違った風味が味わえ、とても美味しい。
具材を一通り食べ終わった後、鍋の中にはチャンポン麺が入る。しばらくくつくつと煮て、また自らの小鉢に運び、麺をすする。太く縮れた麺は、感触もよく、風味も豊か。麺を食べきってしまうと、残ったスープをすする。これが、野菜の甘さ、モツの豊かな滋味があいまって、非常に美味しい。こころ温まる味というのは、このことなのだろうか。
なんだか、グルメ雑誌のような文章を書いてしまったが、おいしいのである。
どうして、いままでモツ鍋をたべる機会がなかったのだろうか。非常に悔やまれる。
このお店は女将ひとりで切り盛りされているらしく、若干待つ時間があるみたいだけれども、べつに待ったってたいした時間ではないので気にならなかった。なにより、これだけ美味しいものを食べれるのだから、問題にはならない。
また、食べにいかねば・・・。
時代の波に乗れない男である、この私。実は「モツ鍋」を食べたことがなかった。別に嫌いというわけではなく、ホルモンは大好物である。なのに、モツ鍋は食べたことがなかった。どうしてなんだろうと、自ら頭をかしげてしまう。
さて、そんな「モツ鍋」。
なんと本場でもない三原でデビューを飾ることになった。
もつ鍋専門店 真心 (しんしん)
http://r.tabelog.com/hiroshima/A3403/A340303/34013239/
ぐつぐつと煮えただしはコハク色。鍋の中にはキャベツ、モツ、ゴボウ、ニラ。ニンニクスライスがのっかっている。自分の小鉢に具をざっくりとつぎ、上からぱらぱらと荒く砕いた唐辛子(一味ではない)をかけて、いただく。
キャベツはしんなりとした食べ口で、だしとあいまって甘みを感じる。モツはいわゆる臭みはほとんど感じず、口当たりの良いぷりぷりとした感じと、かみしめると口の中にほとばしる肉汁や脂が心地よい。また、ゴボウやニラと同時に食すると違った風味が味わえ、とても美味しい。
具材を一通り食べ終わった後、鍋の中にはチャンポン麺が入る。しばらくくつくつと煮て、また自らの小鉢に運び、麺をすする。太く縮れた麺は、感触もよく、風味も豊か。麺を食べきってしまうと、残ったスープをすする。これが、野菜の甘さ、モツの豊かな滋味があいまって、非常に美味しい。こころ温まる味というのは、このことなのだろうか。
なんだか、グルメ雑誌のような文章を書いてしまったが、おいしいのである。
どうして、いままでモツ鍋をたべる機会がなかったのだろうか。非常に悔やまれる。
このお店は女将ひとりで切り盛りされているらしく、若干待つ時間があるみたいだけれども、べつに待ったってたいした時間ではないので気にならなかった。なにより、これだけ美味しいものを食べれるのだから、問題にはならない。
また、食べにいかねば・・・。