飾りパンのこと

 久しぶりの更新。
 ちょっと緊張します・・・。

 このブログが停滞しているのは、お店が忙しいのではなくて、某ボランティア団体での活動が忙しいからなのですが、その結果として、1年間、新聞とテレビとホームページを作ることができました。特にテレビは地元のケーブルテレビの放送として、多くの方に見ていただき、いろいろな方から「でとったね」と言われました。・・・内容には触れてくれませんが・・・。
 実は、来年も同じ仕事をすることになってしまい、またまたブログが停滞しそうな予感がします。

 そんなこんなで、たまにはこちらにも手を入れておこう、ということで、先日思い出したことなど。

 うちの店に「パンチアート」というものを趣味にしているスタッフがいます。
 先日、店に持ってきた作品を見てみると、これがなかなか素晴らしい!
 思わず、対抗意識を燃やしてしまいそうになりました。

 そこで、その子に見せたのがこの画像です。
はじめての飾りパン 私の作った「飾りパン」です。
 三原に帰ってからは、「飾りパン」をあまり作ることがなくなってしまい(仕事の合間に作る余裕がないのです)、私を含む、数人の結婚式のウェルカムボードとして、数点作っただけです。
 フランスに行っていた時は、案外時間があったもので(だって、お店が山の中で、これといって遊ぶところもなく、キッチンでパンを作ることが最上の喜びだったもので…)、合計10点ぐらい作成しました。
 画像のものは、タブロイド見開き面(さんあいジャーナルをひろげた感じ)程度の大きさ。人生で一番最初に作った「飾りパン」です。

 しかし、残念なことに、今までこれ以上のレベルの飾りパンを作れたためしがありません。たぶん、ルーキーのジンクスと同じなのではないかと思います。最初だから、要領も分からず、全力投球して好成績を残し、2年目はそこそこ・・・のような。
 私も最初にすべての知識と経験と技術を注ぎ込んで、大変な思いをして作り上げたこの「飾りパン」には、かなり思い入れがあります。が、同じものを作れ、ということになると「正直しんどい」のです。だから2作目から、かなり「楽してそこそこのものを作る」ということになってしまいました。

 とはいえ、やはり動機が大切なのだと思います。最初につくったものは「飾りパンを作りたい!!!」という気持ちが大きく、とにかく何でもやってみようという感じで、一生懸命作った結果が、そうなった、ということなのかもしれません。

 ともかく、たぶん、これ以上の作品を作ることはもうない・・・と思います。
 そして、注文を受けても作らないでしょう。・・・作れないから。
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