ジャスコが撤退するという巷のウワサ

 最近、よく聞かれることとして、こんなものがあります。

「ねぇ。ジャスコって、撤退するんだって?」

 私は答えます。

「しません。」

 撤退する根拠が今のところありません。
 全国でジャスコは100店舗閉鎖されるという報道が10月10日にありました。たぶん、それが引き金になったのではないか、と感じてはいるのですが、「全国で」という点に注目したいと思います。
 三原のジャスコが、そんなにひどい店なのか、というと、全国的にはそんなにひどくない店なのです。とても平均的というか、バカ売れもしていないし、大損もしていない、三原の街をそのまま持ち込んだような、そんなお店です。三原の縮図とも言えるかもしれません。

 撤退する根拠を提示できるか、というと、できないのです。

 ためしに、グーグルで「ジャスコ 撤退」と検索してみると、老朽化した店舗(その場合、新たに別の場所にショッピングセンターを展開します)、もしくは、本当に景気の悪い場所にある店舗が、検索に引っ掛かります。
 三原は、この未曽有の不景気傾向のなか、全国平均的に景気が落ち込んでいる街です。これまた、平均的なのです。

 ないものを証明することは、不可能です。
 たとえば、「宇宙人の乗っているUFO」について、NASAは存在を否定できません。未確認の飛行物体というものは、実際に存在するからです。それは隕石だったりする場合もあります。
 ですが、それは「宇宙人の乗っている乗り物」の存在というわけではなく、単に「未確認の飛行物体」があるということだけです。

 また、有名な「悪魔の証明」という命題もあります。「悪魔」という存在を否定するためには、「悪魔がいないこと」を証明しなければならない。となると、元から存在しない「悪魔」がいないことが証明できない。つまり、悪魔は「存在するかもしれない」ということになります。

 と、いうわけで、巷のウワサとは、その程度の信憑性しかない、ということです。


 ・・・まれに、本当の情報がウワサとして流れる場合もありますが・・・。


 そういえば、駅前のペアシティ東館跡地に水がたまっているようで、問題になっているようですが、ライフコート社はポンプを設置して排水機能を稼働させてくれるのでしょうか。
 私にとっては、そちらのほうがよっぽどウワサより心配だったりします。


 先日、某所にて「ペアシティ東館跡地に水がたまっているんだったら、周りを防水加工して、ほんまもんの浮城を10分の1ぐらいのスケールで作って、観光資源にしよう!ぜったい、みんな見に来る!」と言ったら、笑われてしまいました。・・・結構、本気だったんですよ。
 呉の大和ミュージアムみたいに、三原に浮城ミュージアムを作って、「小早川隆景・浮城博物館」も併設し、日本庭園も造り、上田宗箇流(三原にゆかりのある流派)の茶会なんぞ開いたら、素晴らしいだろうなぁ、とあの場所を通るたびに想像します。
 きっと、日本中の「城マニア」が集まってくるだろうし、三原の人間として「浮城復活」はアイデンティティの創出にもなるだろうし、隣のペアシティ西館から俯瞰して見ると、かなり気持ちがいいだろうなぁ、と思うのですが・・・。

 うちの会社のお金で作れたならば、即作ります!
 もちろん、そんなお金はありませんが・・・。
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