2010年11月16日
広島遠征記 その4 そして天満屋緑井店へ
天満屋の方から電話を受けて、ほいほいと話に乗ったものの、店の位置をしらない・・・。天満屋緑井店は、山陽高速道の広島ICを降りてすぐにある。
実はあまり広島には高速に乗っていかない私は、その場所がすぐにはわからなかった。よくもまあ、いい加減な状態である。
そんなわけで、下見に行くことにした。
三原の本店から約1時間車を走らせると、フジグランと天満屋の看板が見えてくる。大きな電気屋もある。なんとも凝縮された街である。
現地で担当の方と打ち合わせ(といっても、簡単な確認程度・・・)をして、あとは販売当日に、ということになった。
販売は3日間。広告が入る売り出しだそうで、担当の方は「結構、売れると思いますよ」とおっしゃる。ただし、こんなことも。
「初日は売れますけど、あとは徐々に落ちますから」
ふんふん。そうなんですか。と、素直に受け止める。
初めてのことなので様子がわからず、とりあえず初日は、夢プラザと同じぐらいの量を持っていくことにした。少なくはない量である。
・・・不安で仕方がない。
「余ったら、どうしよ。帰りに高速のパーキングで配るか・・・」
と、かなり弱気になる。
そんなこんなで、販売初日。
さすが百貨店と思ったのは、開店直後は店員さんが作業をせずにお客さんに挨拶をしていたこと。もちろん、私たちも同じようにする。
食品売り場も、なんだかいつも見ている様子(ジャスコ三原店)と様子が違う。ジャスコより広くはないのだが、品ぞろえがとても面白い。
そんななかで、うちのパンって、大丈夫なのか・・・、と、やっぱり不安になる。
しかし、ふたを開けてみれば、極端に多く持ってきていた「しゃりしゃりバターパン」を除くパンは2時過ぎになくなってしまい、すべてのパンがなくなったのも午後6時前だった。完売である。
いやぁ。いいのかなぁ。ラッキーだなぁ。と、思いつつ。
「初日は売れますけど、あとは徐々に落ちますから」
という言葉を素直に信じ、翌日はすこし持ってくる量を減らした。
2日目は、初日と若干お客さんの流れが違っていたように感じるが、売れ方はあまり変化がない。よく売れる。
結局、また6時前には完売してしまう。
こんなことなら、もう少し持ってくればよかった!と、思ったが後の祭りである。だいたい、そんな勇気は持ち合わせていない。初日ですらびくびくしていたのに・・・。
ちっぽけな勇気を振り絞り、最終日は2日目と同じ量を持ってくる。
これなら、まさかまた完売なんてことはないだろう・・・、と思っていたが、甘かった。結局5時に完売してしまった。
結果オーライといえばその通りなのだが。
売り残すことを考えると、まったくもってラッキーではあるのだが。
初日の完売はうれしいばっかりだったけど、2日目・3日目の完売は、うれしい中に、悔しさがあった。贅沢は言えないけど、せっかく広島の人にうちのパンを食べてもらえるチャンスを棒に振ったような気がしていた。
そんなこんなで、ある程度の成果と、ある程度の反省点の残った広島遠征であった。
ビギナーズラックという言葉もある。
勢いだけで売っちゃったのかな、と、思うところもある。
次回があるかどうかはわからないけれども、大変勉強になった広島遠征だった。
こういった販売は、気持ち的に「お祭り」みたいな感じなので、とても楽しい。やっぱり、うちのパンをたくさんの人に食べていただけるということは、私にとってはとっても幸せなことなのである。
三原のパン屋としての誇りを持って、おいしいパンを作って、たくさんの笑顔をつくれるお手伝いができたらいいなぁ、と、改めて思ったのであった。
(広島遠征記 おわり)
実はあまり広島には高速に乗っていかない私は、その場所がすぐにはわからなかった。よくもまあ、いい加減な状態である。
そんなわけで、下見に行くことにした。
三原の本店から約1時間車を走らせると、フジグランと天満屋の看板が見えてくる。大きな電気屋もある。なんとも凝縮された街である。
現地で担当の方と打ち合わせ(といっても、簡単な確認程度・・・)をして、あとは販売当日に、ということになった。
販売は3日間。広告が入る売り出しだそうで、担当の方は「結構、売れると思いますよ」とおっしゃる。ただし、こんなことも。
「初日は売れますけど、あとは徐々に落ちますから」
ふんふん。そうなんですか。と、素直に受け止める。
初めてのことなので様子がわからず、とりあえず初日は、夢プラザと同じぐらいの量を持っていくことにした。少なくはない量である。
・・・不安で仕方がない。
「余ったら、どうしよ。帰りに高速のパーキングで配るか・・・」
と、かなり弱気になる。
そんなこんなで、販売初日。
さすが百貨店と思ったのは、開店直後は店員さんが作業をせずにお客さんに挨拶をしていたこと。もちろん、私たちも同じようにする。
食品売り場も、なんだかいつも見ている様子(ジャスコ三原店)と様子が違う。ジャスコより広くはないのだが、品ぞろえがとても面白い。
そんななかで、うちのパンって、大丈夫なのか・・・、と、やっぱり不安になる。
しかし、ふたを開けてみれば、極端に多く持ってきていた「しゃりしゃりバターパン」を除くパンは2時過ぎになくなってしまい、すべてのパンがなくなったのも午後6時前だった。完売である。
いやぁ。いいのかなぁ。ラッキーだなぁ。と、思いつつ。
「初日は売れますけど、あとは徐々に落ちますから」
という言葉を素直に信じ、翌日はすこし持ってくる量を減らした。
2日目は、初日と若干お客さんの流れが違っていたように感じるが、売れ方はあまり変化がない。よく売れる。
結局、また6時前には完売してしまう。
こんなことなら、もう少し持ってくればよかった!と、思ったが後の祭りである。だいたい、そんな勇気は持ち合わせていない。初日ですらびくびくしていたのに・・・。
ちっぽけな勇気を振り絞り、最終日は2日目と同じ量を持ってくる。
これなら、まさかまた完売なんてことはないだろう・・・、と思っていたが、甘かった。結局5時に完売してしまった。
結果オーライといえばその通りなのだが。
売り残すことを考えると、まったくもってラッキーではあるのだが。
初日の完売はうれしいばっかりだったけど、2日目・3日目の完売は、うれしい中に、悔しさがあった。贅沢は言えないけど、せっかく広島の人にうちのパンを食べてもらえるチャンスを棒に振ったような気がしていた。
そんなこんなで、ある程度の成果と、ある程度の反省点の残った広島遠征であった。
ビギナーズラックという言葉もある。
勢いだけで売っちゃったのかな、と、思うところもある。
次回があるかどうかはわからないけれども、大変勉強になった広島遠征だった。
こういった販売は、気持ち的に「お祭り」みたいな感じなので、とても楽しい。やっぱり、うちのパンをたくさんの人に食べていただけるということは、私にとってはとっても幸せなことなのである。
三原のパン屋としての誇りを持って、おいしいパンを作って、たくさんの笑顔をつくれるお手伝いができたらいいなぁ、と、改めて思ったのであった。
(広島遠征記 おわり)