お店のこと

2010年11月16日

 天満屋の方から電話を受けて、ほいほいと話に乗ったものの、店の位置をしらない・・・。天満屋緑井店は、山陽高速道の広島ICを降りてすぐにある。
 実はあまり広島には高速に乗っていかない私は、その場所がすぐにはわからなかった。よくもまあ、いい加減な状態である。
 そんなわけで、下見に行くことにした。

 三原の本店から約1時間車を走らせると、フジグランと天満屋の看板が見えてくる。大きな電気屋もある。なんとも凝縮された街である。
 現地で担当の方と打ち合わせ(といっても、簡単な確認程度・・・)をして、あとは販売当日に、ということになった。

 販売は3日間。広告が入る売り出しだそうで、担当の方は「結構、売れると思いますよ」とおっしゃる。ただし、こんなことも。

「初日は売れますけど、あとは徐々に落ちますから」

 ふんふん。そうなんですか。と、素直に受け止める。

 初めてのことなので様子がわからず、とりあえず初日は、夢プラザと同じぐらいの量を持っていくことにした。少なくはない量である。

 ・・・不安で仕方がない。

「余ったら、どうしよ。帰りに高速のパーキングで配るか・・・」

 と、かなり弱気になる。


 そんなこんなで、販売初日。
 さすが百貨店と思ったのは、開店直後は店員さんが作業をせずにお客さんに挨拶をしていたこと。もちろん、私たちも同じようにする。
 食品売り場も、なんだかいつも見ている様子(ジャスコ三原店)と様子が違う。ジャスコより広くはないのだが、品ぞろえがとても面白い。

 そんななかで、うちのパンって、大丈夫なのか・・・、と、やっぱり不安になる。


 しかし、ふたを開けてみれば、極端に多く持ってきていた「しゃりしゃりバターパン」を除くパンは2時過ぎになくなってしまい、すべてのパンがなくなったのも午後6時前だった。完売である。
 いやぁ。いいのかなぁ。ラッキーだなぁ。と、思いつつ。

「初日は売れますけど、あとは徐々に落ちますから」

 という言葉を素直に信じ、翌日はすこし持ってくる量を減らした。


 2日目は、初日と若干お客さんの流れが違っていたように感じるが、売れ方はあまり変化がない。よく売れる。
 結局、また6時前には完売してしまう。

 こんなことなら、もう少し持ってくればよかった!と、思ったが後の祭りである。だいたい、そんな勇気は持ち合わせていない。初日ですらびくびくしていたのに・・・。


 ちっぽけな勇気を振り絞り、最終日は2日目と同じ量を持ってくる。
 これなら、まさかまた完売なんてことはないだろう・・・、と思っていたが、甘かった。結局5時に完売してしまった。

 結果オーライといえばその通りなのだが。
 売り残すことを考えると、まったくもってラッキーではあるのだが。

 初日の完売はうれしいばっかりだったけど、2日目・3日目の完売は、うれしい中に、悔しさがあった。贅沢は言えないけど、せっかく広島の人にうちのパンを食べてもらえるチャンスを棒に振ったような気がしていた。

 そんなこんなで、ある程度の成果と、ある程度の反省点の残った広島遠征であった。

 ビギナーズラックという言葉もある。
 勢いだけで売っちゃったのかな、と、思うところもある。
 次回があるかどうかはわからないけれども、大変勉強になった広島遠征だった。

 こういった販売は、気持ち的に「お祭り」みたいな感じなので、とても楽しい。やっぱり、うちのパンをたくさんの人に食べていただけるということは、私にとってはとっても幸せなことなのである。

 三原のパン屋としての誇りを持って、おいしいパンを作って、たくさんの笑顔をつくれるお手伝いができたらいいなぁ、と、改めて思ったのであった。


(広島遠征記 おわり)

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2010年11月08日

 オギロパンとして、広島市に販売に行くなんて、昨年の自分では考えられないことをしたような気がする。

 9月28日に、広島の本通りにある「ひろしま夢ぷらざ」での販売を行なった。
 これには、私の一つの意図があった。

「うちのパンって、よそでも売れるのかなぁ?美味しいって思ってもらえるのかなぁ?」

 素朴な疑問である。

 自分自身のパン(ジャスコ店で作っているパン)に関しては、相対的ではなく客観的に判断できるが、オギロパン(昔からあるパン)に関しては、あまりよく判断できない。私自身が、オギロパンで育っているため、この味がある意味当たり前で、それゆえ、客観的に判断する材料に恵まれていない。

 たぶん、この悩みは、私自身の悩みなので、ほかの人から見るとおかしいのかもしれない。

 ともかく、オギロパンでどこまで勝負できるか、知りたかったというのが、一番の動機になったのは確かである。


 だからといって、いきなり出店するほど、私には勇気はない。
 そこで気がついたのが「ひろしま夢ぷらざ」の存在だった。

 広島の中心地である本通りに店を構えているうえに、三原商工会議所が年に1回、三原の物産をひっさげて遠征していることは知っていたので、それに便乗できないものかと考えた。リスクはかなり低くなるし、ある程度、私の疑問に対する答えにもなる。

 まずは、その「ひろしま夢ぷらざ」に行ってみた。たしか、冬と春とか変わるぐらいの時期だった。

 さすがに広島の本通り。平日というのに、人通りがかなり多い。
 担当の方とも話をしてみると、

「だったら、三原の物産展の時に、一緒に来たらいい」

 と、いうことだった。
 
 三原に帰って商工会議所の担当の方に話をすると、

「じゃ、つぎに行くときに、声掛けてあげる」

 と、いい返事をいただけた。

 
 さて。
 
 実際に行く段になり、少々悩む。

「何を持っていこう・・・」

 私の頭の中には、オギロパンで一番支持されているであろう「しゃりしゃりバターパン」が、すぐに浮かんだのであった。


(つづく)
 
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2010年10月26日

 先日の「ひろしま夢ぷらざ」での販売の結果も書かずに、次のことを書くのも気がひけますが・・・。

 実は、明日(27日)から3日間、広島の天満屋緑井店にて、オギロパンの販売を行ないます。

 持っていくパンは、

・あんぱん
・コッペパン
・ねじりパン
・ハート
・メロンパン
・ハイクリームパン
・マロン
・カレーパン
・カタパン
・ラスク
・カリントドーナツ
・しゃりしゃりバターパン

 の、12品です。

 前回の「ひろしま夢ぷらざ」では、4品(しゃりしゃりバターパン、コッペパン、ネジリパン、カリントドーナツ)でしたので、ずいぶん増量しました。
 
 がんばって、販売いたしますので、よろしくお願いいたします!
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2010年09月07日

 しっかり仕事をしていることも、書いておかねば…。

 来る9月28日(火)に、広島市の中心部、本通りに位置する「ひろしま夢ぷらざ」で、しゃりしゃりバターパンを販売いたします。

ひろしま夢ぷらざ
http://www.yumeplaza.com/

 9月23日から28日まで、三原市の物産を販売するイベントがあるのですが、その場をお借りして、頑張ってみようと思います。

 オギロパンとしては、広島市でパンを販売することは、創業以来初めてでございます。自信があるのか・・・と聞かれれば、あまりなかったりします。(汗)

 でも、ある程度は需要があるのではないか・・・と思います。
 特に、うちのしゃりしゃりバターパンは、どこに持っていっても恥ずかしくない菓子パンです。たぶん、この味は、他にはありません。似ているパンも多々ありますが(シンプルなので・・・)、他社製品と勝負しても負けない「三原の味」だと思います。

 三原商工会議所の担当の方からは、

「ひろしま夢ぷらざに出店するパン屋さんは、他にも種類をようけもっていきょーるで・・・」

 と、忠告されました。

 でも、他にないであろう「しゃりしゃりバターパン」のほうが、きっとグッとくるんではないか・・・という、思い込みで一本化の方針を固めました。

 ・・・でも、大丈夫なのかなあ・・・。心配です。

 もしかすると、最初で最後の広島遠征になるかもしれませんが、精一杯やってみたいと思います。
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2010年08月29日

 ずいぶんパンのことを書いていないなあ、と思い、なんとなく書いてみたいと思います。

 巷では最近「米粉」を使ったパンなるものが、出回っています。
 私の記憶が確かならば、米粉を使ったパンが一気に全国に広まったのは、新潟の某製粉会社が開発した製粉法に由来するように思います。

 米という穀物は、小麦と同じように製粉した場合、その粉の粒が大きくなるそうです。そこを技術の力で細かくし、パンにも使えるようにしたのが、新潟の某製粉会社の新技術でした。

 そして、その米粉で、全国各地に米粉のパンが広がった…かといえば、そういうわけでもありませんでした。

 なぜなら、「米粉と小麦粉では、まったく性格が異なる」というハードルが、全国各地のパン屋の頭を悩ませたから・・・という事情があるようです。

 小麦と米では、まずパンを形成するための「グルテン」というたんぱく質ができるかどうかという点で異なります。「グルテン」を形成するたんぱく質は、全穀物の中で、小麦しか含まれていないものです。米にはちっとも含まれていません。
 となると、単純に考えると米ではふっくらしたパンなんてできっこないのです。

 そこは、人の知恵がカバーします。
 なければ足せばよい。

 小麦から抽出した「グルテン」を、米粉に添加すれば、なんとなくパンらしいものができるのです。

 なんとなく、と書いたのは、人間と人造人間ぐらいの差があるからです。要は取ってつけた「グルテン」。米粉の性質とグルテンが乖離している状態では、小麦と同様に扱えるはずがありません。

 そんなわけで、小麦の扱いにたけた職人といえども、米粉プラスグルテンの粉にはてこずってしまったようです。


 さて、ずいぶん脱線いたしました。
 私もその新潟の米粉を使ったパンは、出始めのころ、さんざんテストさせていただきました。ある程度のパンはその時にできるようになっていたのですが、私のわがままで「こんな妙なパンは、なんかしっくりこない」といった感覚的な理由で、放り投げておりました。

 しかし、です。今年に入って、とあるところから「三原市大和町の米を使った粉がありまっせ」と耳打ちをされたわけです。

 地元の米を使ったパンが作れるのなら、三原のパン職人として冥利に尽きる。そう思いました。

 そんなわけで、早速その粉を入手し、パンを作り事にしました。製法については、以前の通りで問題なく・・・。できたのですが・・・。

 味に不満が残りました・・・。大和町産だからではなく、米粉のパン自体にです。

 あまりにパンとしてあっさりしすぎており、まるで炊飯直後の米の淡白さ。ご飯ではなくパンであるため、食べ口がとても気になります。
 大和町の米は、私が生まれてからずっと口にしている、なじみ深い米です。私は、この米なしには生きていけない・・・と思うほど、愛している味です。しかし、その味がパンになると、一気に不満が生まれてくるとは・・・。

 確かに、パンと米の飯とは、作り方自体に発想が違います。その差をどう埋めるか・・・。


 いろいろ考えた結果、その弱点を改善し、やっと本日、納得のいく米粉の食パンが出来上がりました。変な言い方ですが、米粉のパンとは思えないパンです。
 三原の大和町の米から作ったパンなので「三原瑞穂(みはらみずほ)」と名付けました。

 私の広島県産小麦100%使用の「備後小町」とこの「三原瑞穂」は、パン屋としてどうなんかなぁ、というパンですが、三原のパン職人としては、誇りを持って作れるパンではないかと思います。

 あとは、お客さんが「おいしい!」と言っていただけるよう、調整することが課題となりますが、この「三原瑞穂」を大切に作っていけたらなぁ、と思います。そして、もっと製法を改善して、日本で一番うまい「米粉の食パン」にしていけたら、とってもおもしろいのではないかなぁ・・・とおもうのですが、それは私の腕と相談ということで。

 ジャスコ店のみ。しかも、私の出勤している日のみという、超限定の食パンではございますが、今後ともお見知りおきのほど、よろしくお願い申し上げます。
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2010年02月03日

 また今年も節分がやってきた。

 三原に「鬼の豆」という、「子どもたちにお菓子をばらまく」システムがあることは、何度も書いているような気がする。

 今年も、昨日「鬼の豆」を用意した。

一口ラスク (今日は無料!)
100202-181247 フランスパンを一口サイズに切り、軽く水気を飛ばすために一度オーブンに入れて焼く。冷めたら、とかしたバターをまんべんなくかけ、グラニュー糖をまぶし、再びオーブンで少し焦げ目がつくぐらい焼きこむと、できあがり。

 ジャスコ店と本店で「鬼の豆」をもらいに来た子どもたちに、差し上げようと思っています。

 しかし、この「鬼の豆」ですが、どうやら問題もいくつかあるようです。
 あげる側ともらう側の両者が、お互い納得できるような環境であれば、そんな声も上がらないと思うのですが。

 私の場合、三原の子どもたちに、この珍しい「鬼の豆」という風習を体験してもらいたいから、やっています。そんな三原の子どもたちが大きくなって、お店を持った時、こんどはあげる側に回って、子どもたちにふるまってほしいですね。
 そういう循環が、世代を超えたつながりを生むのではないか、と思います。

 はてさて。今年は何人の子どもが、この僻地にあるジャスコ店と、本店に来ることやら…です。(笑)
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2010年02月01日

 例によって、ブログにて、2月のオギロパン ジャスコ店の「フランスパンを焼く日」をお知らせしたいと思います。
 今月は「お客様感謝デー」が土日にはまり込んでおりますので、土日祝日に焼きます。

 2月6・7・11・13・14・19・20・21・27・28日です。

 ちなみに、19・20・28日が今月の「感謝デー」です。
 残念ながら、当店では5%オフはやっておりませんが、笑顔が5%オンになります。これで勘弁してください・・・。(涙)

 さて、あさっては「節分」です。

 三原名物「鬼の豆」です。

 昨年、一昨年は土日と重なり、街が子どもたち(&おかあさん。&おとうさん、ではないのは、なぜなんだろう・・・)であふれかえっていました。しかも、雪の中・・・。
 
 今年の当店&本店(皆実)では、昨年同様「ある程度」のものと量はご準備をいたしております。
 
 ある程度、とはいえ、味には自信があります。
 商品化していないだけの「一口ラスク」です。

 ネット通販などで最近「ラスク」が売れているようですが、当店の一口ラスクは、ネット通販に乗せられないしろもので、賞味期限が翌日まで・・・という、大変やっかいなラスクです。食べられないことはないのですが、魅力が激減してしまうので「隠し玉」としてもっています。

 あと、三原じゃ売れない「ドイツパン」とか、三原じゃ売れなかった「クグロフ」とか、作る気だけは満々の「クロワッサン」とか、形が不ぞろいなので売るのが躊躇する「リュスティック」とか、売価が半端じゃなくなってしまう「カスクート」とか、隠し玉はたくさんあるのですが・・・。

 ともかく、今年の「鬼の豆」は「一口ラスク」で決まりっ!
 数量限定ですので、よろしくお願いいたします。

 
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2010年01月12日

bd251a79.jpgまたまた当店スタッフが張り紙を書きました。

今月はこの通りです。
予定では土日を中心に計11日です。

工程を若干変更し、昼までに焼けるパンを増やしました。
また、最近、フランスパンの粉をより「コクのある」ものに変え、手ごたえを感じるようになってきましたので、以前よりお勧めです。香りも味も良くなりました。
ついでに、食パンに使う粉も変えて、一段と納得できる味になってきました。
突き詰めてゆけば、まだまだ改善の余地があるものだと、改めて痛感しております。

今年は、なんとか念願の「肉まん」を作りたい!<パン屋だろっ
年頭の目標が「肉まん、つくる!」ですから、たいしたことありません。
試作第1弾では、さっそく挫折してしまいましたが…。


それでは、よろしくお願いいたします。

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2009年12月26日

058aaa17.jpgうちのスタッフがポスターを作ってくれました。

とあるお客様からは、
「ブログで告知するって言ったじゃない!」
と、ご指摘を受け、汗顔のいたりでございます。

それでは、年末年始もよろしくお願いいたします。

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2009年10月27日

 いまさらながら、ですが。
 私事で恐縮ですが。

 21日より、私の仕事の内容が若干変わりました。
 その影響で、ジャスコ店で私がパンを焼く日が激減することになってしましました。

 お客様にはご迷惑をおかけいたしております。
 常連の方々には「20日で焼かなくなるパンがある」と、当店スタッフがお伝えしていたようで、

「食べられなくなるから、買いに来た」

 と、おっしゃってくれて、厨房の端で感激の涙を流しておりました。
 本当に、ありがとうございます。


 とはいえ、まったく焼かないわけではない、というのが、私のひねくれた所と言いましょうか・・・。
 実は、不定期ですが、パンを焼く日があります。職人として、パンをまったく焼かなくなってしまうのは、とてもつらいのです。まったくもって、自分本位で申し訳ないのですが・・・。

 とあるお客様からのご提案で、

「パンを焼く日は、ブログで告知すること」

 と言われましたので、その通りにしたいと思います。


 次回、私のパンを焼く日は10月30日(金)。ジャスコのお客様感謝デーに合わせます。20日までより、バリエーションも減りますが、フランスパン、食パンなどは焼く予定にしております。また、一番残念がられていた「粒あんフランスパン」も、もしかすると、作るかもしれません。

 さしあたり、お知らせまで。


 また、ブログの更新も、書きたいネタがあるのですが・・・。
 駅前の穴っぽこにも土が入って、埋まり始めましたし・・・。

 その件は、また後日。

 
 あと、最後に。
 コメントをいつもいただく「アラブの王子」様、いつもコメントありがとうございます。返事を書けなくて、申し訳ございません。
 この場をお借りして、お礼申し上げます。
 できるだけ、返事を書く努力はいたしますので、よろしくお願い申し上げます。
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2009年07月25日

 どこからから、天の声が聞こえてきます。

「ブログを更新しなさい。さもなくば・・・」

 さもなくば?

「むふふふふ・・・」

 
 不気味です。

 さて。近況を少し。
 ジャスコ三原店は、全体的に売り場の模様替えを行ったようです。買い物しやすくなったような、またわからなくなったような、複雑な心境ですが・・・。
 食品売り場も模様替えしました。とにかく、まずチェックポイントは「テングソース」があるかどうかです。その前に、醤油売り場に行ってみました。

 醤油売り場に行くと、我が家御用達の「五平醤油」がない!
 ・・・よく考えてみると、もともとなかったことを思い出し、胸をなでおろしました。
 
 次に、ソース売り場に。
 ・・・正直に言いますと、今まではどこにどんな商品がどのように陳列してあったか、目を閉じていても説明できたのですが・・・さまよいました。その前に、コーヒー豆を買おうとして、さまよいました。カップラーメンを買おうとして、さまよいました。

 そして、ソース売り場(なぜかパスタ売り場の隣・・・不思議だ)に行くと。
 一番下の棚に、無事「テングソース」を発見しました。

 実はこの改装で「なくなってしまった商品」もあり、多少不安には思っていましたが、存在を確認し、胸をなでおろした次第です。
 

 そんなことはともかく。

 こっそり作っている新製品のお知らせでも・・・。

 名前は「BECトースト」と言います。
 B=ベーコン
 E=卵
 C=チーズ
 で、BECです。その名の通り、ベーコンと卵とチーズをクルミ食パンに乗せたトーストです。

bec
 だからどうした、という商品なのですが。
 画像はバージョン1のものですが、現在はバージョン2になっており、マヨネーズが増量されています。

 作り方は簡単です。

1)クルミ食パンを用意する。スライスの厚みは2.2センチで。
2)とろけるチーズをまんべんなく表面にのせ、真中にくぼみを作る。
3)マヨネーズで周囲を囲う。またくぼみの周りも囲う。二重にマヨネーズの壁を作る。
4)卵を割って、黄身を取り出し、くぼみに落とす。
5)白身は少しだけ崩し、黄身の周りに流し込む(マヨネーズの壁は、このとき有効)
6)ベーコンを細切りにして、上にまんべんなくのせる。
7)オーブンで焼きこむ。
8)仕上げに、挽きたての黒コショウをぱらり。

 ご家庭でも簡単にできるような、プロとしては多少気恥ずかしい商品です。悪くはないのですが、自慢するほど良くもありません。
 ・・・いいのかな?これで?

 ポイントはおさえてあるはずなのです。
 クルミ食パンを使用し、トッピングの味わいの強さに負けないようにすること。黄身は真中にのせること。塩分はマヨネーズとベーコンで補うこと。ベーコンはカリカリに近いくらいに焼くこと。最後に黒コショウを挽いて風味を出すこと。
 不味いわけがないのですが、非常に旨いとは・・・?
 
 そんなわけで、お値段控え目280円のご奉仕品です。自信のなさが価格に表れています。技術料はあまり入っていない、そんなパンです。

 気が向いたら、買ってみてください。

 そして、気が向いたら、是非是非、自宅でお好みのオープントーストを楽しんでいただければ!!!

 最近、ジャスコ店製造の食パンがグレードアップ!!これは、自信を持って言うことができます。
 ジャスコのトップバリュー87円の食パンとは、一味も二味も違う、当店の食パンを是非ご家庭で。

 ・・・もちろん、価格もそれなりにしますが・・・。
 こちらは技術料が入っておりますので・・・。
 
 
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2008年12月11日

 久しぶりの更新。
 ちょっと緊張します・・・。

 このブログが停滞しているのは、お店が忙しいのではなくて、某ボランティア団体での活動が忙しいからなのですが、その結果として、1年間、新聞とテレビとホームページを作ることができました。特にテレビは地元のケーブルテレビの放送として、多くの方に見ていただき、いろいろな方から「でとったね」と言われました。・・・内容には触れてくれませんが・・・。
 実は、来年も同じ仕事をすることになってしまい、またまたブログが停滞しそうな予感がします。

 そんなこんなで、たまにはこちらにも手を入れておこう、ということで、先日思い出したことなど。

 うちの店に「パンチアート」というものを趣味にしているスタッフがいます。
 先日、店に持ってきた作品を見てみると、これがなかなか素晴らしい!
 思わず、対抗意識を燃やしてしまいそうになりました。

 そこで、その子に見せたのがこの画像です。
はじめての飾りパン 私の作った「飾りパン」です。
 三原に帰ってからは、「飾りパン」をあまり作ることがなくなってしまい(仕事の合間に作る余裕がないのです)、私を含む、数人の結婚式のウェルカムボードとして、数点作っただけです。
 フランスに行っていた時は、案外時間があったもので(だって、お店が山の中で、これといって遊ぶところもなく、キッチンでパンを作ることが最上の喜びだったもので…)、合計10点ぐらい作成しました。
 画像のものは、タブロイド見開き面(さんあいジャーナルをひろげた感じ)程度の大きさ。人生で一番最初に作った「飾りパン」です。

 しかし、残念なことに、今までこれ以上のレベルの飾りパンを作れたためしがありません。たぶん、ルーキーのジンクスと同じなのではないかと思います。最初だから、要領も分からず、全力投球して好成績を残し、2年目はそこそこ・・・のような。
 私も最初にすべての知識と経験と技術を注ぎ込んで、大変な思いをして作り上げたこの「飾りパン」には、かなり思い入れがあります。が、同じものを作れ、ということになると「正直しんどい」のです。だから2作目から、かなり「楽してそこそこのものを作る」ということになってしまいました。

 とはいえ、やはり動機が大切なのだと思います。最初につくったものは「飾りパンを作りたい!!!」という気持ちが大きく、とにかく何でもやってみようという感じで、一生懸命作った結果が、そうなった、ということなのかもしれません。

 ともかく、たぶん、これ以上の作品を作ることはもうない・・・と思います。
 そして、注文を受けても作らないでしょう。・・・作れないから。
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2008年04月23日

久しぶりにブログを書いております。

この4月7日から、パンの値上げをさせていただきました。
皆様にはご迷惑をおかけいたしますが、今後ともご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。



それでは、本題の返信をさせていただきます。

おぎろファン 様

長年のご愛顧、ありがとうございます。
パンの値上げを今月の7日に行いました。諸材料の高騰、および、燃料費の高騰・・・。値上げをせざるを得ない状況でした。しかも、今後もこの傾向が続くと思うと、頭を抱えるばかりです。再度の値上げも、ありうることでございます。

パンが小さくなった、とのご意見ですが、製造段階での重量はまったく変えておりません。では、気のせいか、というと、そうでもないかもしれません。なぜなら、パンは「醗酵させ膨らませて焼き上げてつくる」食べ物であるからです。その膨らませ加減が、最近若干、不安定なのです。

この点に関しましては、技術的な問題でございますので、これからも精進いたしまして、必ずや、オギロパンらしい存在感のあるパンを復活させることを、お約束いたします。

私はいつも三原の人にとって、「三原のオギロパン」であり続けたいと思っておりますので、できるだけ早急にご期待に副えるパンを作ることのできる体制を整えたいと思います。
多少、時間のかかる事項(技術的な問題ですので・・・)であることだけは、ご理解いただけると幸いに存じます。

今後とも、ご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。
必ず存在感を復活させます!
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2007年08月25日

9f561b05.jpg今回の特集は、昔ながらのお店がテーマということで、オギロパンが掲載されました。

軽いタッチで、店の歴史など載ってます。家族写真も…(汗)

取り急ぎ、おしらせまで。

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2007年08月09日

また、本店がテレビ取材を受けました。

広島ホームテレビの夕方の番組、Jステーションです。
放送日は8月16日で、18時40分ぐらいに登場するそうです。

取り急ぎ、お知らせまで。

…って、最近こんな更新ばっかり。
ネタはあるのに書けない日々が続いております。
1つ、こつこつ書いているネタは、いつアップできることやら。
多分、20日過ぎるまでは、こんな感じなんでしょう。はぁ…(涙)

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2007年08月05日

 先日、テレビ新広島の「満点ママ」という番組の取材を受けました。「ケンタのパン日記」というコーナーで、オギロパンが取り上げられるそうです。

 ジャスコ店にも、取材が来ました。ケンタさん、さわやかで素敵な方でした。
 テレビに並んで映ると思うと、寒気がする思いでございます。(汗)

 ちなみに、放送日は8月7日です。

 取り急ぎ、お知らせといたします。

 
 いいわけですが・・・。
 ・・・ちいとばぁ、今は忙しいんです。
 レスなど、落ち着いてから書きますので、ご了承のほどを・・・。(涙)
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2007年05月23日

930ef0ac.jpg最近になって、菓子パンの美味しさを再発見することが多いような気がします。

今回は、「金時」をとりあげてみます。

姿形は「しゃりしゃりバター」と変わりませんが、しゃりしゃりバターの変化として、「金時」の存在価値があります。

もともと、乳製品と甘く炊いた豆は相性が良く、その相性の良さを元に、いろんな種類の食べ物があります。

と、ここまで書いて、眠くなってしまったので、続きは後日。

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2007年02月03日

ラングドシャ ラングドシャは、素朴なクッキーです。
 サクサクとした食べ口が特徴です。バターの風味が特に大切です。

 このクッキーの名称「ラングドシャ」はフランス語で、「猫の舌」という意味です。フランス語らしい、こ洒落た命名だと思います。


このたび焼いたラングドシャは、非売品でございます。

本日は節分ですから、とある呪文を良い子が唱えると、不思議なことにこのラングドシャを食べることができる、と、言われております。

 来年もあるのかなぁ。来年も焼くのかなぁ。

 今年は学校が休みだったので、早くから「おにのまめは、おわりました」の張り紙がしてあったそうです。

 当店は・・・12人の子供たちが来たようです。
 勇気ある子供たちに、拍手。
 ちなみに、去年はゼロでした。さすが休日。
 来年も休日なので、せめて12人の子供たちには、差し上げたいですね。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200702040022.html
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2007年01月23日

27bc26ed.jpg 壁にコルクボードをつけていたのだが、なにも張っていなかった。
 ヨーロッパで撮影した、おきにいりの風景を、ペタペタと張ってみた。

 ドイツ、オーストリア、オランダ、ベルギー、フランスの風景たちである。

 すこし、壁が華やかになった。
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2006年10月13日

26a7dc6b.JPG 急に新作が出来たみたいです。名づけて「おいもころころ」だそうです。

 黒ゴマの入った生地に、甘くたいた角切りのサツマイモを乗せた、秋らしい感じのパンです。

 食べやすいサイズで、なかなかいい感じではないでしょうか。
 
 淡白な感じの文章ですが(そりゃ、「コッペパンはメロンパン」のあとに・・・)、他意はありません。ちょっと風邪気味で、はやいところパソコンの前から離れてしまいたいだけなもので。(汗)

 後日、追記すると思います。
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2006年10月03日

abe351a1.JPG ぴり辛味のハワイアンポチキウインナーとチーズの入ったパンで、名前は直球で「ピリカラウインナー&チーズ」です。ちょこっとマスタードを入れて、味の引き締めをはかっています。パセリは色合いですね。

 そんなわけで、昨日からこそっと販売中です。

 このパンは、昨日の朝に切羽詰って作りはじめました。

 というより、発注を間違えてたんです。おかげでいつもの普通のウインナーの在庫を切らして、代わりに間違えて発注したハワイアンポチキを使ったパンを作らざるを得ない状況に陥ってしまいました。ああ、そういえば、前回の納入分って、検品してなかったなぁ・・・なんて思いましたが、もうすでに後の祭り。確認は大切な作業です。怠るとこうなります。
 
 ハワイアンポチキ自体は、以前使っていたので、味わいにはなにも不満はなかったのですが、以前どおりのものを作るわけにもいかず、こうなったわけです。
 発注したからには、旨いものを作らなきゃいけません。

 焼きあがって、スタッフに試食してもらうと好感触だったので、販売することにしました。
 普段から、思いつきでパンを作ることがままあるのですが、試作で終わる(というより、スタッフたちのおやつになってしまう)ことが多いです。
 今回は売り場に出たまれな例です。100種類試作し、10種類店に出し、1種類生き残るという、かなり過酷な感じなのですが、世の中そんな感じです。もっと過酷ですけど。
 
 さて、今回のパンは、無難な組み合わせですが・・・無難に旨いです。やはりウインナー自体が旨いと味がよくまとまります。チーズとウインナーってよく合うんですよね。

 昨日は珍しさもあってか、さらっと売り切れましたが、今日は売れ残りました。残念・・・。
 とかいって、6個とか8個とか、かなり少量生産ですが、売れれば適時焼き上げます。

 多分、今週末まで販売します(木曜日は、ありません)。
 そして、味の濃いパンは飽きられやすいので、在庫のポチキウインナーがなくなってしまったら、おしまい。飽きられる前に、やめてしまいます。
 そして、再び思い出した頃に期間限定で復活するかもしれません。
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2006年09月25日

e38c8e9c.JPG 私の作るフランスパンの一つである「バタール」というパンがあります。

 よく、お客様にこんなことを質問されます。

「バタールって、バターは入ってるの?」

 ・・・どうしよう。
 材料にはバターは入っていないのですが、名前の中には確かに「バター」は入っています。

 フランス語で「バタール」とは、「中間の」という意味で、基準としてはバゲットの半分の長さのパンを、バタールと呼称することになっています。
 いわゆる「おやくそく」というもので、単なる名称です。
 ちなみに、フランス語ではバターは「ブール」といいます。もし仮に万が一、フランスパンにバターが入っていたら「パン・ド・ブール」と呼称することでしょう。

 これは余談になりますが、「ベーコン・エピ」というフランスパンがありますが、とあるお客様がこんなことをおっしゃいました。

「ベーコン・エピって、ベーコンと海老がはいっているんよね」

 ・・・どうしよう。
 ベーコンは入っていますが、海老は入っておりません。
 フランス語で「エピ」とは「麦の穂」という意味なのです。麦の穂の形にしたパンの事を「エピ」と呼称し、それにベーコンが入っているから「ベーコン・エピ」なんです。
 どうも、その「エピ」というのが「海老」に似ていることが、原因のようです。
 私は真剣に、「ベーコン・エピ」に、海老を入れてしまおうかと、考え込んでしまいました。
 そして、このベーコン・エピは、日本にしかないフランスパンでございます。

 フランスのパン屋さんには、バゲットやクロワッサンはあっても、焼きこみ調理パンはありません。フランスパンにチーズを包んであるパンは、日本ではメジャーですが、フランスにはありません。
 包むという文化は、どうやら日本のもののようです。あんぱんやカレーパンがあってこその、チーズクーペやチーズプチなんでしょうね。
 
 国が違えば、文化が違うのは当然なので、そういった差異をいとおしむ気持ちが大切なんじゃないかなぁ、と、思ったりいたします。
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2006年09月23日

18c73548.JPG 昨日の話で、ふっとクグロフのことを思い出しました。この「クグロフ」も、ウィーンからフランスへ伝わった発酵菓子なんです。そして、私が三原に帰ってきてから、ずっと焼き続けている発酵菓子です。

 その姿形は、帽子のようにも見えるし、宇宙船のようにも見えるし、昔懐かしい教育テレビの「できるかな」のゴンタ君にもみえるし・・・。

 さて、私の思い出話になってしまいますが、話は数年前にもどります。

 私が、フランスの某1つ星レストランでパンを焼いていたときに、教えてもらったパンやお菓子の作り方の一つにこの「クグロフ」がありました。そこで教わった製法は、もとはといえば、フランスのアルザス地方にある、とあるレストランのレシピだそうです。

 ちなみに、アルザスのストラスブールという街は、クグロフが名物なのです。
 お土産品に、陶器製の飾りの描いてあるクグロフの焼き型が売っている、というほどの名物です。

 そのストラスブールにある、有名な「クロコディール」という三ツ星レストランの隣にパティスリー(お菓子屋さん)があって、そこのクグロフが旨いと人から聞いたので、がんばってストラスブールまで足を伸ばして実際に食べてみました(店名に関しては、メモがないので、不明なのですが、クロコディールは超有名店ですから見つけることは不可能ではありません)。

 そのクグロフは、バターと卵の風味がふんわり鼻腔を抜けていき、ほろほろと崩れるスポンジ状の生地が、旨い。そして、その生地の中には炊き込まれたレーズンが入っていて、レーズンにあたると風味が濃厚なんです。上部に張り付いているアーモンドが香ばしく味のアクセントになっています。そのコンビネーションと、形のユーモラスさに、かなり惹かれました。
 そして、とにかく旨かった。ちょっと大きかったけど・・・。

 さて、そんな思い出を胸に秘め、帰国した後、三原でクグロフを作ろうと思いました。
 持ち帰ったレシピを眺めて、少し考えた挙句、私流にアレンジしたものが、いまうちの店で「ジャスコ店店内製造品」として販売している「クグロフ」です。

 クグロフは、焼き型に入れて焼くお菓子ですが、焼き型には、金属のものと、陶器のものがあります。
 金属のものは、火どおりがよく、きれいに焼けます。
 陶器のものは、柔らかく火が通るため、しっとり焼きあがります。
 私の場合は陶器で決まりっ!、でした。多少、しっとり感が欲しかったのです。そして、焼き型の大きさは、一番小さいものを使用し、買いやすい食べやすいサイズにしたかった・・・(それでも、一人で食べるのは、ちょっとつらいかも)。

 そんなこんなのクグロフですが、残念ながら、販売当初から「クグロフ、なにそれ?」という感じの認知度でございます。
 しかも、私自身が積極的に認知に努力するわけでもなく、認知度は上がらぬまま、現在に至ります。
 
 なにはともあれ、お店にひっそり並んでいる「ゴンタ君」たちは、実はアルザス出身のお菓子であるというわけなんです。
 そして、このお菓子、よい材料と手間がかかっている割には、お値段控えめです。しかも悲しいことに、よく売れ残るのです。(涙)
 不味いから?と、売れ残ったものを食べてみるのですが、本当は旨いのです。<自分で言うな

 でも、売れなくたって、私は「これが旨い」と思っているのだから、きっといつか白馬に乗った王子様(馬車に乗った王女様でも可)が迎えにいらっしゃるはずだわ・・・。と童話チックに考えてみても、現実はそのようにファンタジックではなくて、どうにもならへんところではあります。

 あ、このクグロフですが、ケーキのように、上からナイフで分割して、切ったものを頂くのが、アルザス流です。かじって食べるのは、ゴンタ君が痛がりますので、ご注意ください。ばっさりいってしまうのが、武士の情けです。
 コーヒーや紅茶とも合いますし、生クリームを添えてもいいし、辛口の白ワイン(アルザスでは、リースリングですね)と合わせても旨いと思います。
 裏技では、コーヒー(カフェオレがよいかも)にすこし浸して食べるなんてのもあります。ちょっと下品ですが・・・。
Comments(5) | TrackBack(0) │   (14:16)

2006年09月22日

39c1779a.JPG 秋になると、店頭に「ブルーベリーデニッシュ」が並びます。

 ブルーベリーデニッシュは、デニッシュペストリーの上にカスタードクリーム、ヨーグルトクリーム、そしてブルーベリーを甘くたいたものをのせてある、お菓子のようなパンです。

 デニッシュペストリーとは、「デンマークのペストリー」ということです。
 では、ペストリーはといえば、発酵生地を用いたパイ生地といったところでしょう。

 このパイ生地のようなデニッシュペストリーの出身を尋ねれば、彼女はこう答えるでしょう。

「わたしは、ウィーンの生まれです」

 パイ生地は、ウィーンで発達し、それが発酵生地(パン)と出会い、融合したものが、デンマークやフランスへと伝わっていたのです。
 だから、パリで食べているイメージの強いクロワッサンも、ウィーン出身であるし、「デニッシュ」と呼ばれているパンたちも、ウィーン出身なのです。

 ウィーンで、こういった発酵菓子が発達した理由は、ハプスブルグ家の隆盛があげられると思います。当時のウィーンはオーストリア帝国の首都であり、財が集まった都市です。有名な君主には「マリア・テレジア」があげられるでしょう。

 財力のある人が多かったので、豊かな食文化が生まれ、そのなかで、パイやクロワッサンやペストリーなどの菓子が発達していくことになったわけです。
 先ほど名前を挙げたマリア・テレジアの娘が、フランスのルイ16世に嫁いだ「マリー・アントワネット」です。このあたりは、「ベルサイユのバラ」を愛読された方には、ご存知のことと思います。
 マリー・アントワネットは、ウィーンから菓子職人も多くパリに連れて行ったため、パリでもクロワッサンや、ウィーン菓子が作られるようになったといいます。

 マリー・アントワネットの有名なセリフに、

「パンがなければ、ケーキを食べたらよいのに」

 というのがあります。これは、貧困に苦しんでいる民衆がパンすら食べられないということを聞いて発したセリフだと言われています(真実かどうかは、定かではありません)。
 さて、このセリフ中に出てくる「ケーキ」ですが、本当はケーキではなく、ブリオッシュだったといわれています。ブリオッシュとは、バターや牛乳や卵をふんだんに使った発酵菓子で、当時1個のブリオッシュが、庶民の1ヶ月の食費ぐらいの値段がした、と、聞いたことがあります。
 だから、マリー・アントワネットのセリフが、とても「貧富の差」を感じさせるセリフになりえるわけです。
 今だったら、パンもケーキもブリオッシュも、値段はそれほど変わりませんが、当時はそういうことだった、ということです。

 ペストリーから、かなり脱線してしまいました。
 では、デンマークのペストリーとは・・・。

 この続きは、また今度にいたしましょう。
 ちなみに、デンマークは酪農王国なので、乳製品が豊富です。だから、パンにバターをふんだんに使うなんて、おてのもの。そういった感じです。
 デンマークの首都であるコペンハーゲンに行って、現地のデニッシュペストリーを食べたことがありますが、あちらのものは、日本のデニッシュペストリーほど「お菓子より」のものではなくて、あくまでパンの延長線上にあるパンだったように思いました。
 風味が強くて、旨かったです。(笑)
Comments(2) | TrackBack(0) │   (19:55)

2006年08月24日

8ebe31e1.JPGタウン情報誌ウインク福山・備後9月号に、「ドルチェのジェラート」の事が掲載されました。といっても、ちょこっと載ったぐらいです。

 今回は、取材していただいた方に30分ほどジェラートのことを熱く語ったのですが、それがぎゅっと凝縮されております。凝縮されすぎで、行間にかなりの意味が詰まっており、読み解くのがなんぎします。

 例によって、私は手だけの出演で(前回は背中だけ)、ジェラートはデコポンです。しかも、ちょっと控えめ盛りになっております。本当は、もっと盛ってます。
 
 でも・・・。
 おいしいもの研究家って・・・。
 うーん。そうだったんだー。うーん。
 単に、食い意地がはっているだけなんだけどなぁ・・・。
 たいそうだなぁ・・・。

 で、本文の感想はこのぐらいで。
 一つ上に掲載されていた、松永のラ・ムーにあるたこ焼き屋(なんと一船100円!!)に、とっても心惹かれてしまいました。自分のところはそっちのけで、「あー、たこ焼きやー。安いし、ええなぁ。」と遠い目・・・。

 たこ焼き、食べたい。
Comments(6) | TrackBack(0) │   (18:42)

2006年07月25日

辛口カレーパン 現在、夏バージョンで「辛口カレーパン」を販売しております。

 基本的には、従来の「カレーパン」と同じなのですが(もちろん、形はちがいますけど)、オギロパン自家製カレーフィリングに、スパイスを追加して、辛さを強化した「辛口」バージョンです。

 オギロパンのカレーパンは、どちらかというと、コクと甘みの上にスパイスが乗っている感じのカレーパンで、あまり辛くはないのですが、この「辛口カレーパン」は、すこしスパイシーです。

 とはいえ、あまり辛くすると大変なことになるため、若干抑え気味ですけど。

 私個人としては、こちらの「辛口カレー」のほうが、辛さと甘さとコクのバランスが良くて、好きです。


 これを機会に、ちょっとスパイスの扱い方なんぞ、ちょっとづつ勉強しておりますが、スパイスは奥が深いですね。
 是非、一度インドに行って、本場のカレーを賞味してみたいものです。
 
 そういえば、山のほうに「プラシャンティ」というカレー屋さんがあるそうなのですが、うちの「薄塩のお京」さんが言うには、本格的なインドカレーで、ナーンもそこで焼いていて(なんと、予約時間に合わせて焼くらしい)、かなりよかったそうです。完全予約制なので、ちょっと私のような気まぐれ屋には、敷居が高いのですけど。

 本場インドは遠いので、そちらにお伺いするほうが、早かったりして・・・。
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2006年07月24日

d7deec07.JPG ドルチェさんから、ジェラートの食品サンプルが届いた。ちなみに、「デコポン」のジェラートである。

 しかし、よくできてるなぁ、と、手に取ってさわってみたり、しげしげと遠くから眺めてみたり、妙に心惹かれる魅力がある。
 
 パン屋は、食品サンプルには縁がないから、余計に興味をそそる。

 そういえば、スパゲッティがびよーんってフォークに引っ張られているもの。うどんやカレーやラーメン、カキ氷やソフトクリーム。キャベツに枝豆。ウサギの形に切ったリンゴ。エビフライやとんかつ。
 いろんな食品サンプルを、大阪の道具屋筋という、問屋の並んだ通りで、やはり「ええなぁ」って眺めて歩いた記憶がある。

 ニセモノの美学、だよなぁ。

 
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2006年07月17日

 突然ですが、ジェラートの販売を、昨日から始めました。

 ジェラートは、瀬戸田のドルチェさんから供給を受けております。
 
 ジェラートの冷凍庫を店内に配置するために、食パンの陳列台を撤去し、陳列台を別の場所に追加し、ジェラートの小道具をそろえ、ポップを作成し、ジャスコさんに申請書類を提出し・・・などなど、煩雑な作業を滞りながらこなして(私はケツに火がつかないと、動けない男です・・・)、もう私はグダグダです。



 しゃっきりしているのは、ジェラートの味わいだけです。
 これは、本当に、正直に、お世辞抜きに、まじめに、とても旨いジェラートです。
 特に、柑橘系はさすが瀬戸田のジェラート屋さんだけあって、素晴らしいです。

 特筆すべきは、ジェラートだけではなく、そのジェラート本体下部にあるコーンが「普通のコーン」ではありません。そんじょそこいらの、気合の入っていないコーンと思ったら、大間違いです。コーンに魂が入っています。

 冷凍庫には現在10種類のジェラートが入っております。

 暑い夏は、冷たいジェラートで。
 暑くなくても、冷たいジェラートで。
 寒くなっても、冷たいジェラートを。
 
 そして、冷たいジェラートで涼しくなったら、パンもついでに・・・。(笑)
Comments(4) | TrackBack(0) │   (22:37)

2006年05月21日

8e36a977.JPG どうも、うちのスタッフの「峠のお雪さん」は、包装紙が好きなようです。以前、ゑびす屋さんの包装紙の件の時も、たしかそうだったと思います。

 突然、オギロパンの包装紙を店に持ってきました。家にずっとあったそうです。

 表記を見てみると、電話番号の市内局番は「2-2383」と、一昔前の局番です。しかも、「オギロの洋菓子」なんて書いてあります。

 記憶をたどっていくと、なんとなく見覚えがあるような気がしないでもないのですが、勘違いかもしれません。

 電話番号と、住所表記から察するに(本店は昔は館町でしたので・・・)、昭和30年代後半から40年代後半までの間に作られた包装紙ではないか、と、思うのですが、確証はありません。
 
 昔、うちの祖母の持っていた茶箱の下紙に、この包装紙が張られていたような・・・気がするのですが・・・なにせ30年近く前の記憶ですから、私自身もあてになりません。

 ちなみに、例によって三代目親分(社長)にこのことを聞いてみると、「わしゃ、そがなこと、おぼえとらん」と、いつも通りの答えです。いつまでも、「今を生きる男」なのでしょう。
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2006年05月10日

5e736e7d.JPG そういえば、オギロパンの一番人気の「しゃりしゃりバターパン」について、ほとんどなにも触れていなかったことに、いまさら気がつきました。

 しゃりしゃりバターパンの特徴は・・・。
 味付けパンに、秘伝の「しゃりしゃりクリーム」をはさみこんであるだけの、とてもシンプルな味わいです。

 なぜ、秘伝なのか。
 たぶん、あまり「秘密っぽい」ことをしていないし、あからさまにしても、「だから?」と突っ込まれるので、とりあえず「秘伝」ということにしているだけなのでしょう。
 なんだか「秘伝」と書くと、妙に謎めいて、神秘的ですね。

 祖父の代から変わらぬ製法ということは、間違いないのですが・・・。

 とはいえ、これはやはり、パンとクリームの組み合わせの妙というものですから、クリームだけが特別なのではなくて、ひとつの「しゃりしゃりバターパン」となり、初めて完成される味わいであると思います。

 私も、何度か別の材料で、グレードアップした「しゃりしゃりバターパン」にチャレンジしてみたものの、幼い頃から刷り込まれた味には到底かなわず、頭を抱えたものです。
 もし、グレードアップさせたときには、全体的なバランスを引き上げてあげる必要があるのでしょう。そうなると、風情が失われるというか、なんだか手の届かないところに行ってしまうというか、他人行儀になってしまうというか、やはり、違うんですよね。

 そんなこんなの「しゃりしゃりバターパン」ですが、愛されていることは間違いないようです。
 私も、愛しています。
Comments(4) | TrackBack(0) │   (21:39)

自己紹介
四代目(よんだいめ)
老舗パン屋の四代目として、三原に生まれ育ち、跡を継ぐ。 2010年に代表取締役社長就任。
社長になっても、なんだかんだいいながらイオン三原店の店長も兼務。
三原がふるさと。大阪がボケと突っ込みのふるさと。フランスが心のふるさと。
日本と広島と故郷の三原と我が妻と娘をこよなく愛する40歳。

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オギロパン イオン三原店
郵便番号 723-0014
広島県三原市城町2-13-1
TEL&FAX 0848-62-8800
営業時間 午前9時〜午後8時
定休日 年中無休(お店は)
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