お店のこと
2006年04月06日
オギロパンジャスコ店では、いくつかの「勝手に作っているパン」があります。
私自身が食べたいとか、私自身が作りたいとか、私自身が食べてもらいたいとか、動機はいくつかありますが、オギロパンのラインナップでは対応できないものは、私自身が、「勝手に作るパン」になります。
ですから、従来の「オギロパン」とは、すこし異なったイメージがあるような気もしないでもないですが、なにより「旨いパンを食べてほしいなぁ」という欲求がそうさせるので、それはそれで「オギロパン」の方針と異なっていないので、良いとおもっています。
そのうちのひとつで、「備後小町」という食パンがあります。
特徴としては、広島県産小麦を100%使用して、普通の食パンを作っている、ということでしょうか。
国産小麦は、基本的に外国産小麦より「たんぱく質」が少なく、ふっくらやわらかなパンには向かないと言われてきました。昨今は、いろいろな工夫がなされ、そういうわけでもありませんが、それは配合的な工夫で、工程的な工夫ではありません。
国産小麦、それも、広島県産小麦を「工程的な工夫」を行い、ふっくらやわらかなパンを作ろうと思い、試行錯誤の結果生み出されたパンが、「備後小町」です。
なにが魅力的って、広島県産の小麦って、いいじゃないですか。
地産地消とか、最近よく言われていますが、そんな理念じゃなくて、愛郷心というか、目に見える、手に届く食材というものは、感覚的にとても心地よいですね。
でも、正直言って、旨いことは旨いのですが、いたって「普通に旨い食パン」だと思います。苦労はしましたし、その結果がそれですので、「普通に旨い」で十分なのですが、もっと旨い食パンは、いくらでも作れます。
何が大事かといえば、「広島県産小麦」を使って、変なことをせずに、小麦にむりをさせず、「普通に旨い食パン」を作ることが、なにより大事なのです。
自己満足といえば、自己満足なのですが、広島県のパン屋なのですから、地元の食材の特性や資質を、なるべく殺さず、引き出せることはすべて引き出すということは、とても重要なことだと思います。
広島県産の小麦は、その資質としては、まだまだ改善の余地がありますが、小麦の香りは、地物だけあって、とてもよいと思います。
それは、やはり、土とか、水とか、地域的な特性でもあると思いますし、輸送や加工することによる、食材の資質の劣化が少ないということでもあると思います。
職人的なわがままと、地元を愛する情熱(小麦を作っているひとや、製粉する人、そして、私?)がそろって、初めて生み出されるパンだと思いますので、私はこの「備後小町」を大切にしていきたいなぁ、と、思っています。
ちなみに、開発当初からは、行程の改善を重ね、完成度は高くなっていると思います。今後も、進化するでしょう。
でも、普通の食パンです。(笑)
私自身が食べたいとか、私自身が作りたいとか、私自身が食べてもらいたいとか、動機はいくつかありますが、オギロパンのラインナップでは対応できないものは、私自身が、「勝手に作るパン」になります。
ですから、従来の「オギロパン」とは、すこし異なったイメージがあるような気もしないでもないですが、なにより「旨いパンを食べてほしいなぁ」という欲求がそうさせるので、それはそれで「オギロパン」の方針と異なっていないので、良いとおもっています。
そのうちのひとつで、「備後小町」という食パンがあります。
特徴としては、広島県産小麦を100%使用して、普通の食パンを作っている、ということでしょうか。
国産小麦は、基本的に外国産小麦より「たんぱく質」が少なく、ふっくらやわらかなパンには向かないと言われてきました。昨今は、いろいろな工夫がなされ、そういうわけでもありませんが、それは配合的な工夫で、工程的な工夫ではありません。
国産小麦、それも、広島県産小麦を「工程的な工夫」を行い、ふっくらやわらかなパンを作ろうと思い、試行錯誤の結果生み出されたパンが、「備後小町」です。
なにが魅力的って、広島県産の小麦って、いいじゃないですか。
地産地消とか、最近よく言われていますが、そんな理念じゃなくて、愛郷心というか、目に見える、手に届く食材というものは、感覚的にとても心地よいですね。
でも、正直言って、旨いことは旨いのですが、いたって「普通に旨い食パン」だと思います。苦労はしましたし、その結果がそれですので、「普通に旨い」で十分なのですが、もっと旨い食パンは、いくらでも作れます。
何が大事かといえば、「広島県産小麦」を使って、変なことをせずに、小麦にむりをさせず、「普通に旨い食パン」を作ることが、なにより大事なのです。
自己満足といえば、自己満足なのですが、広島県のパン屋なのですから、地元の食材の特性や資質を、なるべく殺さず、引き出せることはすべて引き出すということは、とても重要なことだと思います。
広島県産の小麦は、その資質としては、まだまだ改善の余地がありますが、小麦の香りは、地物だけあって、とてもよいと思います。
それは、やはり、土とか、水とか、地域的な特性でもあると思いますし、輸送や加工することによる、食材の資質の劣化が少ないということでもあると思います。
職人的なわがままと、地元を愛する情熱(小麦を作っているひとや、製粉する人、そして、私?)がそろって、初めて生み出されるパンだと思いますので、私はこの「備後小町」を大切にしていきたいなぁ、と、思っています。
ちなみに、開発当初からは、行程の改善を重ね、完成度は高くなっていると思います。今後も、進化するでしょう。
でも、普通の食パンです。(笑)
2006年04月04日
広島テレビの「テレビ宣言」は、何事もなければ、木曜日の放送だそうです。
画像は、本題とまったく関係ありません。
とりあえず、掲載しましたが、どこかの誰かに「そんな、こんな、あんな」と、伝えてみたかったりして・・・。
つまりは、公私混同です。
意味不明でも、あしからず、です。
画像は、本題とまったく関係ありません。
とりあえず、掲載しましたが、どこかの誰かに「そんな、こんな、あんな」と、伝えてみたかったりして・・・。
つまりは、公私混同です。
意味不明でも、あしからず、です。
2006年03月26日
私は、33歳であるが、修行時代の4年間以外は、これまでずっと、オギロパンのお客様によって、生かされていると思っている。私の頭のてっぺんから足の先まで、オギロパンを食べていただいたお客様によって、成り立っている。そう思っている。
そして、それは曽祖父の代からそうであったのだから、私の宿命といってもいいと思う。
そう思うからこそ、わが仕事を天職だと思うのだし、三原の人においしいパンを食べてもらおうと、がんばってこれたのだと思う。
なにかお店で起こったとき、その責任の所在はどこにあるのか。
それは、すべて私にある。
その責任を果たせなかったときには、やはり、自らの力の不足を思うし、未熟さを思うし、再び「私の宿命」を果たそう努力しようと思う。
今日は、その責任を果たせなかったことに対して、自責の念でいっぱい。
いいわけはしない。
でも、この気持ちを残して、次につなげておきたい。
それが、私の責任であるし、宿命。
私の宿命とは、三原の人においしいパンを食べていただいて、笑顔を生み出すお手伝いをすること。
そして、それは、言葉で伝えるものではない。
そして、それは曽祖父の代からそうであったのだから、私の宿命といってもいいと思う。
そう思うからこそ、わが仕事を天職だと思うのだし、三原の人においしいパンを食べてもらおうと、がんばってこれたのだと思う。
なにかお店で起こったとき、その責任の所在はどこにあるのか。
それは、すべて私にある。
その責任を果たせなかったときには、やはり、自らの力の不足を思うし、未熟さを思うし、再び「私の宿命」を果たそう努力しようと思う。
今日は、その責任を果たせなかったことに対して、自責の念でいっぱい。
いいわけはしない。
でも、この気持ちを残して、次につなげておきたい。
それが、私の責任であるし、宿命。
私の宿命とは、三原の人においしいパンを食べていただいて、笑顔を生み出すお手伝いをすること。
そして、それは、言葉で伝えるものではない。
2006年01月17日
最近、ハイクリームの形が変わりました。クリームは、従来通りの自家製カスタードクリームです。ふんわりした菓子パンの生地に、そのクリームを包み込み、アーモンドスライスをのっけて、焼いています。
オギロパンのクリームパンは、2つあって、もう一つは「クリームパン」です。
こちらは、普通のクリームパンで、表面にはなにものっかっていません。
これが、ジャムパンなら、黒ゴマが乗っています。
これが、ケシつぶアンパンなら、切れ込みが入っています。
さて、「ハイクリーム」は、その名の通り、ハイ(high)なクリームパンです。気分が、でなくて、材料が、です。
ノーマルクリームと、ハイクリーム、ですね。
カローラとセルシオの関係と、同じですね。
そういうことです。
オギロパンのクリームパンは、2つあって、もう一つは「クリームパン」です。
こちらは、普通のクリームパンで、表面にはなにものっかっていません。
これが、ジャムパンなら、黒ゴマが乗っています。
これが、ケシつぶアンパンなら、切れ込みが入っています。
さて、「ハイクリーム」は、その名の通り、ハイ(high)なクリームパンです。気分が、でなくて、材料が、です。
ノーマルクリームと、ハイクリーム、ですね。
カローラとセルシオの関係と、同じですね。
そういうことです。
2005年12月27日
ジャスコ店のみで販売しているパンの中で、唯一、オギロパンのラインナップと平行販売しているのが、この「特製コッペパン」です。実は、苦悩した結果、起こってしまったという感じで、なんとなく最初は、後ろめたい感じがしていました。
この特製コッペパンは、去年の10月ぐらいから販売をはじめたのですが、商品開発は、それよりずいぶん前にひと段楽していました。でも、販売できなかったんです。
やはり、オギロパンである限り、従来の「コッペパン」が、コッペパン。それ以外のコッペパンを並べる事は、自己否定になりはしないだろうか、と、感じていました。そのため、納得いく風味をもった「特製コッペパン」を完成させながらも、販売を控えていました。
「特製コッペパン」は、私にとって、思い出の味を再現したものです。
その味とは、小学校の時に食べた、オギロパンのコッペパンの味でした。工場(こうば)で焼き立ての「コッペパン」を食べた思い出が、頭にずっとこびりついていて、それがどうしても美化されていっていました。だから、「コッペパン」を食べると「美味しいんだけど、あの時に食べた味じゃない」と思っていました。
思い出の味の要素を、いくつかに分類し、その分類された要素ごとに材料や製法を検討しなおし、出来上がった「思いでの味」が、「特製コッペパン」なのです。
ですから、根底にあるものは同じのはずなのですが、「コッペパン」と「特製コッペパン」は、全く違った風味になってしまいました。思い出とは、常に美化されるものです。その美化された思い出を現実化したのですから、そうなってしまうわけです。
販売する時、名前をどうしようか、と、思ったのですが、「コッペパン」という呼称は、どうしても変えたくなかったので、「特製」をつけて、区別する事にしました。
普段なら、「特製」などという言葉を、軽々しく使いはしませんが、この場合は、本当に「特製」なので、使って良いと、判断しました。
価格は「コッペパン」と「特製コッペパン」に、差はありません。
ただし、大きさが「特製コッペパン」がやや小さくなっています。それは、材料の価格差を圧縮した為であることと、同じ価格に設定したかったからです。
区別の方法は、大きさと上面のくぼみ。
「コッペパン」は、大きくて、上面のくぼみは単純な直線が何本かあるもの。
「特製コッペパン」は、小さくて、上面のくぼみは、交差した直線が網状になっているもの。
そんな「コッペパン」と「特製コッペパン」が平行して売られているジャスコ店です。
ちなみに、販売する本当のきっかけは、三原市内に「移動販売のメロンパン屋さん」が進出してきたからです。食してみましたが、私の口には合いませんでした。
それを、三原の人たちに販売するのか・・・。と、歯がゆい思いでした。
パンは、焼き立てがうまいのはあたりまえ。冷めてから旨いのが、本当に旨いパン。
冷めても圧倒的においしい「特製コッペパン」を、販売する気になったのは、そういった事情もありました。三原の人たちには、美味しいパンを食べて頂きたかったのです。
おもいつくまま、書いてしまいましたが、まだまだ、「特製コッペパン」について、書きたい事がいくつもあります。
でも、きょうは、これぐらいで。
この特製コッペパンは、去年の10月ぐらいから販売をはじめたのですが、商品開発は、それよりずいぶん前にひと段楽していました。でも、販売できなかったんです。
やはり、オギロパンである限り、従来の「コッペパン」が、コッペパン。それ以外のコッペパンを並べる事は、自己否定になりはしないだろうか、と、感じていました。そのため、納得いく風味をもった「特製コッペパン」を完成させながらも、販売を控えていました。
「特製コッペパン」は、私にとって、思い出の味を再現したものです。
その味とは、小学校の時に食べた、オギロパンのコッペパンの味でした。工場(こうば)で焼き立ての「コッペパン」を食べた思い出が、頭にずっとこびりついていて、それがどうしても美化されていっていました。だから、「コッペパン」を食べると「美味しいんだけど、あの時に食べた味じゃない」と思っていました。
思い出の味の要素を、いくつかに分類し、その分類された要素ごとに材料や製法を検討しなおし、出来上がった「思いでの味」が、「特製コッペパン」なのです。
ですから、根底にあるものは同じのはずなのですが、「コッペパン」と「特製コッペパン」は、全く違った風味になってしまいました。思い出とは、常に美化されるものです。その美化された思い出を現実化したのですから、そうなってしまうわけです。
販売する時、名前をどうしようか、と、思ったのですが、「コッペパン」という呼称は、どうしても変えたくなかったので、「特製」をつけて、区別する事にしました。
普段なら、「特製」などという言葉を、軽々しく使いはしませんが、この場合は、本当に「特製」なので、使って良いと、判断しました。
価格は「コッペパン」と「特製コッペパン」に、差はありません。
ただし、大きさが「特製コッペパン」がやや小さくなっています。それは、材料の価格差を圧縮した為であることと、同じ価格に設定したかったからです。
区別の方法は、大きさと上面のくぼみ。
「コッペパン」は、大きくて、上面のくぼみは単純な直線が何本かあるもの。
「特製コッペパン」は、小さくて、上面のくぼみは、交差した直線が網状になっているもの。
そんな「コッペパン」と「特製コッペパン」が平行して売られているジャスコ店です。
ちなみに、販売する本当のきっかけは、三原市内に「移動販売のメロンパン屋さん」が進出してきたからです。食してみましたが、私の口には合いませんでした。
それを、三原の人たちに販売するのか・・・。と、歯がゆい思いでした。
パンは、焼き立てがうまいのはあたりまえ。冷めてから旨いのが、本当に旨いパン。
冷めても圧倒的においしい「特製コッペパン」を、販売する気になったのは、そういった事情もありました。三原の人たちには、美味しいパンを食べて頂きたかったのです。
おもいつくまま、書いてしまいましたが、まだまだ、「特製コッペパン」について、書きたい事がいくつもあります。
でも、きょうは、これぐらいで。
2005年12月24日
本社工場から、ジャスコ店へ、昼までに3度、焼き立てのパンが届きます。
そのうちの2回目の配送の時、とんでもないパンが届きました。
それは、巨大な「メープルシロップ」でした。
メープルシロップ、というパンは、編んだパン生地を焼き上げ、それを半分の所で切って、その切れ込みに、マーガリンとメープルシロップを塗ってある菓子パンです。
どうやら、注文が入っていたらしく、通常のものより、7倍大きいそうです。
パン生地重量で7倍ですので、見た目は7倍ではないところが、面白い所です。
検品中のうちのスタッフは、「わぁ!」と、かなりビックリしていました。その声を聞いて、「どうしたの?」と近寄ってみると、私も「わぁ!」と、ビックリ。おもわず、「これ、なに?」と聞いてしまいました。
「神明祭」や「浮城祭」では、オギロパンの巨大コッペパンと巨大アンパンが、売りに出される事がありますが、メープルシロップまで・・・。
そして、もうひとつのビックリは、その注文主は、うちのスタッフだった事でした。
知らない間に、そんな発注をかけていたなんて・・・。(笑)
家に持って帰って、半分まで、ぺロりと食べたそうです。
3.5個分なんだけどなぁ・・・。
そのうちの2回目の配送の時、とんでもないパンが届きました。
それは、巨大な「メープルシロップ」でした。
メープルシロップ、というパンは、編んだパン生地を焼き上げ、それを半分の所で切って、その切れ込みに、マーガリンとメープルシロップを塗ってある菓子パンです。
どうやら、注文が入っていたらしく、通常のものより、7倍大きいそうです。
パン生地重量で7倍ですので、見た目は7倍ではないところが、面白い所です。
検品中のうちのスタッフは、「わぁ!」と、かなりビックリしていました。その声を聞いて、「どうしたの?」と近寄ってみると、私も「わぁ!」と、ビックリ。おもわず、「これ、なに?」と聞いてしまいました。
「神明祭」や「浮城祭」では、オギロパンの巨大コッペパンと巨大アンパンが、売りに出される事がありますが、メープルシロップまで・・・。
そして、もうひとつのビックリは、その注文主は、うちのスタッフだった事でした。
知らない間に、そんな発注をかけていたなんて・・・。(笑)
家に持って帰って、半分まで、ぺロりと食べたそうです。
3.5個分なんだけどなぁ・・・。
2005年12月23日
久しぶりのSシリーズです。
Sシリーズとは、ジャスコ店で、突然生み出される、私のパンです。
もちろん、販売はジャスコ店のみです。
そして、Sシリーズは、基本的に、単発です。
また、その「S」の由来とは・・・秘密です。(笑)
さて、今日のSシリーズは、トーストでのお召し上がりを前提にした、山型食パンです。
パンとバターの風味を重視してみました。
トーストすると、外はカリッ、中がしっとり、口溶けさっぱり、後口しっかりです。
ジャムと一緒でも良いですね。目玉焼きなどとも、良く合うと思います。
1斤241円で、今日と明日のみの販売となります。
何度も念を入れて。
トーストでのお召し上がりを前提にして作りました!
トーストして・・・
トーストして食べなきゃ、どうなるか・・・。
バターの風味が勝ちすぎて、バランスが悪くなります。(汗)
Sシリーズとは、ジャスコ店で、突然生み出される、私のパンです。
もちろん、販売はジャスコ店のみです。
そして、Sシリーズは、基本的に、単発です。
また、その「S」の由来とは・・・秘密です。(笑)
さて、今日のSシリーズは、トーストでのお召し上がりを前提にした、山型食パンです。
パンとバターの風味を重視してみました。
トーストすると、外はカリッ、中がしっとり、口溶けさっぱり、後口しっかりです。
ジャムと一緒でも良いですね。目玉焼きなどとも、良く合うと思います。
1斤241円で、今日と明日のみの販売となります。
何度も念を入れて。
トーストでのお召し上がりを前提にして作りました!
トーストして・・・
トーストして食べなきゃ、どうなるか・・・。
バターの風味が勝ちすぎて、バランスが悪くなります。(汗)
2005年12月08日
ジャスコさんの駐車場システム変更が、本日ではなくて、14日(水)から、運用されるそうです。
でも、今朝は、車の数が、本当に少なかったなぁ。
売り上げも少なかったけど。
でも、やっぱり、車が少なかったですね。
食品館の前の駐車場は、完全に「裏駐車場」になってしまいました。
慢性的な国道2号線の渋滞。中之町へ行く道から、バイパス経由で流れ込んでくる、車の渋滞。
このあたりは、車ばっかりですね。
で、中之町方面から、国道2号線を利用せずに、食品館の駐車場に行くとすれば、ゲートを3回通らなきゃいけないんです。
そうなると、必然的に食品館に駐車されるお客さまも、減るでしょう。
吉と出るか、凶と出るか、という感じですが、食品館、それもオギロパンにとっては、「凶」になってしまったようです。
あ〜あ。しばらく、たいへんだなぁ。
でも、今朝は、車の数が、本当に少なかったなぁ。
売り上げも少なかったけど。
でも、やっぱり、車が少なかったですね。
食品館の前の駐車場は、完全に「裏駐車場」になってしまいました。
慢性的な国道2号線の渋滞。中之町へ行く道から、バイパス経由で流れ込んでくる、車の渋滞。
このあたりは、車ばっかりですね。
で、中之町方面から、国道2号線を利用せずに、食品館の駐車場に行くとすれば、ゲートを3回通らなきゃいけないんです。
そうなると、必然的に食品館に駐車されるお客さまも、減るでしょう。
吉と出るか、凶と出るか、という感じですが、食品館、それもオギロパンにとっては、「凶」になってしまったようです。
あ〜あ。しばらく、たいへんだなぁ。
2005年12月05日
11月は「ネジリパン」でしたが、12月の火曜市特価品は「アンパン」です。
一昔前では、オギロといればアンパン。アンパンと言えばオギロ。
昨今の「あんこ離れ」で、トップの座は「しゃりしゃりバター」に奪われたものの、アンパンは健在です。
オギロパンのアンパンは、中に入っている餡がこしあんです。
自家製こしあんは、小豆の風味に甘味と若干塩気を感じるものです。
アンパンと相性が良いのは、やっぱり牛乳ですね。
アンパンを一口頬張り、2〜3回咀嚼し、そのまま牛乳を一口飲みますと、アンパンの旨さと牛乳の風味が混ざりあい、お互いの個性を引き立てます。
そして、また、アンパンを一口、牛乳をグビリと繰り返す度に、相性の良さを認識せざるを得ませんね。
そういえば、高校生の頃に工場(こうば)でバイトしている時、アンパンを包ませてもらう機会がありました。
私は、それまでアンパンを包んだことがなかった為、あんこを包むのに四苦八苦していると、三代目親分(社長もしくは父、ですね・・・)が知らない間に私の隣にやってきて、「あんぱんはの、こう包むんじゃ」と、テキパキとアンパンを作っていきました。それはもう、速いっ。
普段、酒を飲んで大虎になって、だらしのない姿しか見ていなかった私は、目からウロコでした。
そう。三代目親分は、大酒飲みなのです。
私も少々酒をたしなみますが、あくまで「少々」なのは、やはり反面教師として・・・(ゴホンッ)。
まぁ、それはそれとして。
そして、その時、ひとつの「オギロパンの伝統」を教えてもらいました。
「うちのアンパンはの、あんこが多いのがええんじゃ。あんこが少なかったら、お客さんから怒られる。でもあんこが多かったら、喜ばれる。多くて怒るお客さんは、おらんけーの。」
「うん。そうだね。」
「じゃけーの。あんこは、自分が食べたいだけ入れろ。すくのう入れたら、いけん。そのほうが、お客さんが、よころぶんじゃけぇ(がっはっは)」
その時は、私もがんばってみましたが、どうにも多く入りません。もちろん、見栄えも悪い。これじゃ、売り物にならないと、さんざんはねられました。
現在の私は、アンパンのあんこは包んでいませんが、ジャスコ店で「粒あんフランス」のあんこは包んでいます。もちろん、伝統通り、大盛りです。本店から「ジャスコ店のあれは、あんこ減らしてくれませんか」と言われるぐらい、入れています。お買得です。(笑)
とはいえ、最近のあんこ離れのせいもあり、どうも、賛否両論のようです。
でも、有無を言わせず大量に包みます。
なにせ、オギロパンの伝統ですから。
もちろん、次の世代に受け継いで行こうと思っています。
究極に大量にあんこを包むのは、職人の本懐です。
一昔前では、オギロといればアンパン。アンパンと言えばオギロ。
昨今の「あんこ離れ」で、トップの座は「しゃりしゃりバター」に奪われたものの、アンパンは健在です。
オギロパンのアンパンは、中に入っている餡がこしあんです。
自家製こしあんは、小豆の風味に甘味と若干塩気を感じるものです。
アンパンと相性が良いのは、やっぱり牛乳ですね。
アンパンを一口頬張り、2〜3回咀嚼し、そのまま牛乳を一口飲みますと、アンパンの旨さと牛乳の風味が混ざりあい、お互いの個性を引き立てます。
そして、また、アンパンを一口、牛乳をグビリと繰り返す度に、相性の良さを認識せざるを得ませんね。
そういえば、高校生の頃に工場(こうば)でバイトしている時、アンパンを包ませてもらう機会がありました。
私は、それまでアンパンを包んだことがなかった為、あんこを包むのに四苦八苦していると、三代目親分(社長もしくは父、ですね・・・)が知らない間に私の隣にやってきて、「あんぱんはの、こう包むんじゃ」と、テキパキとアンパンを作っていきました。それはもう、速いっ。
普段、酒を飲んで大虎になって、だらしのない姿しか見ていなかった私は、目からウロコでした。
そう。三代目親分は、大酒飲みなのです。
私も少々酒をたしなみますが、あくまで「少々」なのは、やはり反面教師として・・・(ゴホンッ)。
まぁ、それはそれとして。
そして、その時、ひとつの「オギロパンの伝統」を教えてもらいました。
「うちのアンパンはの、あんこが多いのがええんじゃ。あんこが少なかったら、お客さんから怒られる。でもあんこが多かったら、喜ばれる。多くて怒るお客さんは、おらんけーの。」
「うん。そうだね。」
「じゃけーの。あんこは、自分が食べたいだけ入れろ。すくのう入れたら、いけん。そのほうが、お客さんが、よころぶんじゃけぇ(がっはっは)」
その時は、私もがんばってみましたが、どうにも多く入りません。もちろん、見栄えも悪い。これじゃ、売り物にならないと、さんざんはねられました。
現在の私は、アンパンのあんこは包んでいませんが、ジャスコ店で「粒あんフランス」のあんこは包んでいます。もちろん、伝統通り、大盛りです。本店から「ジャスコ店のあれは、あんこ減らしてくれませんか」と言われるぐらい、入れています。お買得です。(笑)
とはいえ、最近のあんこ離れのせいもあり、どうも、賛否両論のようです。
でも、有無を言わせず大量に包みます。
なにせ、オギロパンの伝統ですから。
もちろん、次の世代に受け継いで行こうと思っています。
究極に大量にあんこを包むのは、職人の本懐です。
2005年11月26日
もうそろそろ、クリスマスまで1ヶ月を切り、店の周囲が騒々しくなってきました。
モールがつく。キラキラひかるなにかの長いのがつく。サンタクロースの姿をした人形が立つ。クリスマスツリーと呼ばれる、プラスティック製の木の模型に、妙な飾りと偽物の雪がかざってある。
これだけ書くと、悪意に満ちてますね。
そうです。私は「クリスマス」が大嫌いなのです。
あと、バレンタインデーとかも、嫌いです。
でも、お客さまは、私と同じく「クリスマス嫌い」の方がいらっしゃるとは思えず、断腸の思いで、今年は「クリスマス飾り」を行う事を決心致しました。ちなみに、去年はまったくしませんでした。
今年は、飾り物購入資金をバイトちゃんに渡して、飾り物を買ってきてもらい、適時適度にそれらを配置するという、私が余り関わらないようにしています。出すのは、お金だけ。
あと、飾られた状態を、確認し、色や物の配置バランスなどを整えて、出来上がりとなるはずです。
正面のケンタッキーさんは、これまた強烈に「クリスマス飾り」を行っており、こちらとしては、汗顔の至りです。
あと、すこし、飾り付けをつづけるのでしょうが、やはり、基本的には「嫌い」なこと。一体どうなる事やら、です。
モールがつく。キラキラひかるなにかの長いのがつく。サンタクロースの姿をした人形が立つ。クリスマスツリーと呼ばれる、プラスティック製の木の模型に、妙な飾りと偽物の雪がかざってある。
これだけ書くと、悪意に満ちてますね。
そうです。私は「クリスマス」が大嫌いなのです。
あと、バレンタインデーとかも、嫌いです。
でも、お客さまは、私と同じく「クリスマス嫌い」の方がいらっしゃるとは思えず、断腸の思いで、今年は「クリスマス飾り」を行う事を決心致しました。ちなみに、去年はまったくしませんでした。
今年は、飾り物購入資金をバイトちゃんに渡して、飾り物を買ってきてもらい、適時適度にそれらを配置するという、私が余り関わらないようにしています。出すのは、お金だけ。
あと、飾られた状態を、確認し、色や物の配置バランスなどを整えて、出来上がりとなるはずです。
正面のケンタッキーさんは、これまた強烈に「クリスマス飾り」を行っており、こちらとしては、汗顔の至りです。
あと、すこし、飾り付けをつづけるのでしょうが、やはり、基本的には「嫌い」なこと。一体どうなる事やら、です。
2005年11月22日
カリント・ドーナツは、小さいドーナツ生地を揚げて、砂糖液をかけてつくります。
カリントとの関連は、油で揚げることくらいでしょうか・・・。
カリント・ドーナツのほうが、カリントより、かりんとう寄りですね。<(ここを声に出して読んでみると、ちょっといい感じです)
カリント・ドーナツには、ちょっとした思い出があります。
10年以上前、私が工場(こうば)でバイトをしていたころ、この「カリント・ドーナツ」が、なぜか大ヒットしていたんです。
私は、職人さんが切った生地を並べる作業をしていました。かなりたくさんの生地を並べた記憶があります。
その作業をしているとき、とある職人さんから、
「このカリント・ドーナツで、新ちゃん(私ですね)は、大学に行かせてもらってるんだよ」
と、伺いました。
私の大学生活は、このカリントドーナツによって、支えられていたのです。
もちろん、カリントドーナツを買っていただいた、お客様に支えられていた、とも言えます。
これはもう、カリントドーナツとお客様に、感謝するしかないですね。
カリントとの関連は、油で揚げることくらいでしょうか・・・。
カリント・ドーナツのほうが、カリントより、かりんとう寄りですね。<(ここを声に出して読んでみると、ちょっといい感じです)
カリント・ドーナツには、ちょっとした思い出があります。
10年以上前、私が工場(こうば)でバイトをしていたころ、この「カリント・ドーナツ」が、なぜか大ヒットしていたんです。
私は、職人さんが切った生地を並べる作業をしていました。かなりたくさんの生地を並べた記憶があります。
その作業をしているとき、とある職人さんから、
「このカリント・ドーナツで、新ちゃん(私ですね)は、大学に行かせてもらってるんだよ」
と、伺いました。
私の大学生活は、このカリントドーナツによって、支えられていたのです。
もちろん、カリントドーナツを買っていただいた、お客様に支えられていた、とも言えます。
これはもう、カリントドーナツとお客様に、感謝するしかないですね。
2005年11月21日
先日、お客様からのご注文を受けました。
一応、普通にできました。当たり前ですが。
三原でこの系統のパンは、店頭に並べても、売れないことが多く、普段は作れません(作りません、でなくて・・・)が、予約があれば、話は別です。
パンは、こうでないと。
これなら、ボージョレ・ヌーボーに、圧勝できるはずです。
若い5大シャトーとも、互角に戦えるでしょう・・・たぶん・・・。
ちなみに、うちの店には、コルプもバヌトン(俗に言う「発酵ねかしかご」)が無いので、プラスティックの「ざる」に入れて、発酵させました。だから、妙な柄になってます。なんとなく、元の「ざる」の目が想像つくような感じですね。
別にコルプやバヌトンが無くたって、まったく味には問題ありませんが(このぐらいの大きさならば・・・)、やっぱり、すこし気になったりして。見た目も大事です。
連続して注文が入るようなら、まっとうなコルプやバヌトンを買いたいと思います。
一応、普通にできました。当たり前ですが。
三原でこの系統のパンは、店頭に並べても、売れないことが多く、普段は作れません(作りません、でなくて・・・)が、予約があれば、話は別です。
パンは、こうでないと。
これなら、ボージョレ・ヌーボーに、圧勝できるはずです。
若い5大シャトーとも、互角に戦えるでしょう・・・たぶん・・・。
ちなみに、うちの店には、コルプもバヌトン(俗に言う「発酵ねかしかご」)が無いので、プラスティックの「ざる」に入れて、発酵させました。だから、妙な柄になってます。なんとなく、元の「ざる」の目が想像つくような感じですね。
別にコルプやバヌトンが無くたって、まったく味には問題ありませんが(このぐらいの大きさならば・・・)、やっぱり、すこし気になったりして。見た目も大事です。
連続して注文が入るようなら、まっとうなコルプやバヌトンを買いたいと思います。
2005年11月08日
本日は、火曜市でした。
うちのお店では、通常の火曜市を「ノーマル火曜市」。
黄色い広告の入っている火曜市を「スーパー火曜市」。
それより力の入れている火曜市を「スペシャル火曜市」と、区別しています。
「その差はなんなんよー」と、おっしゃる方もいるでしょう。
何が異なるか。シンプルに「気合」が違います。
ともかく、火曜市は、ジャスコさんのウィークデーの山ですから、かなりの力が入っています。昼ごろに買い物をする場合、かなりの瞬発力が必要ですね。
私の場合、夜の8時からの買い物が日常なので、「早朝サービス」とか、「〜個限定」とかには、まず、めぐり合えません。
ただただ、「おのこりさん」を救出するばかりです。そういうわけで、最近「30%オフ」とか「半額」とかのシールを見ると、「おお。たすけてくれシールが張ってあるやん!助けたげな!」と、すぐさまショッピングかごに放り込んでしまいます。
昼ごろいけば、いいお魚がそろっているんだろうなぁ、と、残っている魚たちを眺めた後、魚売り場で立ち止まりふと遠い目をしてしまいます。
最近、ジャスコさんの魚売り場は、勢いがありますから。
地の魚を大事にしてくれて、どうもありがとう、です。
そうそう。
オギロパンも、今日は「99円ネジリパン」を販売していました。いつもどおり80個限定です。
たぶん、来週もでしょう。
うちのお店では、通常の火曜市を「ノーマル火曜市」。
黄色い広告の入っている火曜市を「スーパー火曜市」。
それより力の入れている火曜市を「スペシャル火曜市」と、区別しています。
「その差はなんなんよー」と、おっしゃる方もいるでしょう。
何が異なるか。シンプルに「気合」が違います。
ともかく、火曜市は、ジャスコさんのウィークデーの山ですから、かなりの力が入っています。昼ごろに買い物をする場合、かなりの瞬発力が必要ですね。
私の場合、夜の8時からの買い物が日常なので、「早朝サービス」とか、「〜個限定」とかには、まず、めぐり合えません。
ただただ、「おのこりさん」を救出するばかりです。そういうわけで、最近「30%オフ」とか「半額」とかのシールを見ると、「おお。たすけてくれシールが張ってあるやん!助けたげな!」と、すぐさまショッピングかごに放り込んでしまいます。
昼ごろいけば、いいお魚がそろっているんだろうなぁ、と、残っている魚たちを眺めた後、魚売り場で立ち止まりふと遠い目をしてしまいます。
最近、ジャスコさんの魚売り場は、勢いがありますから。
地の魚を大事にしてくれて、どうもありがとう、です。
そうそう。
オギロパンも、今日は「99円ネジリパン」を販売していました。いつもどおり80個限定です。
たぶん、来週もでしょう。
2005年11月03日
オギロパンでは、一般に言われる「コッペパン」が、味付けパンという呼称になっている。
さて、「味付けパン」とは、いったいどうやってその名前がついたのだろう。
とある文献を、以前入手していた。
それは、締木信太郎氏著「パンの百科」(中公文庫)。昭和52年に最初に出版されたものが文庫化されたものである。
この本の、152ページに、昭和18年、食パンは1種類に統制され、菓子パンは「味付けパン」となった、との記述がある。
その後、戦況の悪化も伴い、砂糖の使用も無理になってきて、その味付けパンすらなくなってしまった。
この話を読みながら、ふっと昔聞いた話を思い出していた。
「オギロパンはの、ヤミの小麦を使わんかったんじゃ。」
終戦直後の話なのか、戦中の話なのかは、よくわからないが、ヤミの材料を使用しないことが、祖父の時代の信念だったのだろう。
当時の状況は、私は知る余地もないが、「味付けパン」という呼称が、昭和18年ごろにできたらしいということは、「パンの百科」から、うかがい知れる。
それまでは、「味付けパン」は、なんと呼ばれていたのだろう。やはり「コッペパン」なのだろうか。
その「コッペパン」という呼称自体、どうやら「ずれ」のようで、「パンの百科」には、「クッペを誤ったコッペパン」という表現がでてくる。
明治、大正、昭和初期の、いわゆる戦前の文化を書いている本は、日本における初期のパン食を理解するためには、貴重な文献だと思う。
さて、「味付けパン」とは、いったいどうやってその名前がついたのだろう。
とある文献を、以前入手していた。
それは、締木信太郎氏著「パンの百科」(中公文庫)。昭和52年に最初に出版されたものが文庫化されたものである。
この本の、152ページに、昭和18年、食パンは1種類に統制され、菓子パンは「味付けパン」となった、との記述がある。
その後、戦況の悪化も伴い、砂糖の使用も無理になってきて、その味付けパンすらなくなってしまった。
この話を読みながら、ふっと昔聞いた話を思い出していた。
「オギロパンはの、ヤミの小麦を使わんかったんじゃ。」
終戦直後の話なのか、戦中の話なのかは、よくわからないが、ヤミの材料を使用しないことが、祖父の時代の信念だったのだろう。
当時の状況は、私は知る余地もないが、「味付けパン」という呼称が、昭和18年ごろにできたらしいということは、「パンの百科」から、うかがい知れる。
それまでは、「味付けパン」は、なんと呼ばれていたのだろう。やはり「コッペパン」なのだろうか。
その「コッペパン」という呼称自体、どうやら「ずれ」のようで、「パンの百科」には、「クッペを誤ったコッペパン」という表現がでてくる。
明治、大正、昭和初期の、いわゆる戦前の文化を書いている本は、日本における初期のパン食を理解するためには、貴重な文献だと思う。
2005年10月30日
こはる様から頂きましたコメント通り、うちのお店には、ちょっとしたカフェコーナーがあります。お買い上げ頂いたパン等、食べていただけたらなぁ、という位の、セルフサービス形式の、本当に「ちょっとした」スペースです。
二人がけが2テーブルと、四人がけが2テーブルで、12席です。
お客様には、お昼時によくご利用頂いております。
飲み物は、コーヒーと紅茶、オレンジジュースなどを販売しています。実はお持ち帰りもできます。
先週、ガラスに目隠しフィルムを張って、すこしだけ印象が変わりました。すこし、居心地が良くなったと思います。
現在、コーヒーをもっと美味しいのに替えようと、計画しています。
パンとコーヒーは、相性がとても良いですから、本当は、コーヒーも大切にしたいです。
あと、ドリンクメニュー自体の表示が、お店に掲示していませんから、早急に用意したいと思っています。<あまり力を入れていない証拠・・・(汗)
こう書いていくと、課題が山積みです・・・。
二人がけが2テーブルと、四人がけが2テーブルで、12席です。
お客様には、お昼時によくご利用頂いております。
飲み物は、コーヒーと紅茶、オレンジジュースなどを販売しています。実はお持ち帰りもできます。
先週、ガラスに目隠しフィルムを張って、すこしだけ印象が変わりました。すこし、居心地が良くなったと思います。
現在、コーヒーをもっと美味しいのに替えようと、計画しています。
パンとコーヒーは、相性がとても良いですから、本当は、コーヒーも大切にしたいです。
あと、ドリンクメニュー自体の表示が、お店に掲示していませんから、早急に用意したいと思っています。<あまり力を入れていない証拠・・・(汗)
こう書いていくと、課題が山積みです・・・。
2005年10月27日
お店に入って正面の壁に、1枚の写真を飾っています。
この写真は、どうやら有名な写真らしく、フランスで購入した本にも、載っています。
この写真を買ったのは、1999年。フランスへ留学していた時です。
購入場所は、ブザンソンという街の、とある雑貨屋さんでした。一目見たとき、「ああ、なんていいんだろう」と、購入を決意しました。そして、三原に帰ったときは、ぜひ、この写真をお店に飾ろうと、ずっと思っていました。
スーツケースに、折れないようにして入れて、もって帰ってきました。
この写真を見るたび、最初に見たときの、「ああ、なんていいんだろう」という気持ちがよみがえります。
少年が、バゲットを小脇に抱えて、街角を走っている姿は、その写真を撮った時間の後には、きっとやさしいママが待っているのでしょう。「ぼうや、バゲット買ってきてくれてありがとう」。
そして、その後、ママの作ったあったかい料理とバゲットをほうばる少年の姿を想像してしまいます。
パン屋と家庭の食卓とは、そのようにつながっていてほしい。
パンとともに、笑顔あふれる家庭の食卓。すばらしい幸せだと思います。
私は、そんな願いを込めて、「バゲットを小脇にかかえた少年の写真」を飾っているのです。
この写真は、どうやら有名な写真らしく、フランスで購入した本にも、載っています。
この写真を買ったのは、1999年。フランスへ留学していた時です。
購入場所は、ブザンソンという街の、とある雑貨屋さんでした。一目見たとき、「ああ、なんていいんだろう」と、購入を決意しました。そして、三原に帰ったときは、ぜひ、この写真をお店に飾ろうと、ずっと思っていました。
スーツケースに、折れないようにして入れて、もって帰ってきました。
この写真を見るたび、最初に見たときの、「ああ、なんていいんだろう」という気持ちがよみがえります。
少年が、バゲットを小脇に抱えて、街角を走っている姿は、その写真を撮った時間の後には、きっとやさしいママが待っているのでしょう。「ぼうや、バゲット買ってきてくれてありがとう」。
そして、その後、ママの作ったあったかい料理とバゲットをほうばる少年の姿を想像してしまいます。
パン屋と家庭の食卓とは、そのようにつながっていてほしい。
パンとともに、笑顔あふれる家庭の食卓。すばらしい幸せだと思います。
私は、そんな願いを込めて、「バゲットを小脇にかかえた少年の写真」を飾っているのです。
2005年10月25日
オギロパンは、昔から商売をしているので(公式には大正7年創業らしい)、おなじみさんから、昔の話を伺うことがあります。
私の伺った、ネジリパンについてのエピソードで、忘れられないものがありまして・・・。
その方は、年配のお客様で、私にこうおっしゃいました。
「わしゃーの。昔っからネジリパンが好きなんじゃ」
「ありがとうございます!」
「での。ありゃー(ネジリパン)、昔はすごかったど。」
「え?どうすごかったんですか?」
「ありゃー、ねじってあるけーの。」
「はい。」
「あれをほどいての。のばしたら、こがーになるんじゃ(と、1メートルほど腕を広げる)」
「ええっ!そんなに伸びたんですかっ!」
「ほーよ。ぶち伸びたんじゃけ」
「へぇー。そうだったんですかー。」
だいたい、ネジリパンは、ねじってあるから、元は長い紐のようになっています。しかし、現在のネジリパンはどう見ても20センチあれば、大きいぐらい。倍にしても40センチ。ねじってあるものをほどいたにしても、もともとは50センチぐらい。
それが、1メートル・・・。(汗)
年配の方の、ファンタジーを壊してはいけません。きっと、本当に1メートルぐらい、伸びたんだと思います。
私は、そんなお客様が、すごく好きです。
そして、いつか本当に、ほどいて1メートルぐらいのネジリパンを作ってみたいなぁ、と思います。
私の伺った、ネジリパンについてのエピソードで、忘れられないものがありまして・・・。
その方は、年配のお客様で、私にこうおっしゃいました。
「わしゃーの。昔っからネジリパンが好きなんじゃ」
「ありがとうございます!」
「での。ありゃー(ネジリパン)、昔はすごかったど。」
「え?どうすごかったんですか?」
「ありゃー、ねじってあるけーの。」
「はい。」
「あれをほどいての。のばしたら、こがーになるんじゃ(と、1メートルほど腕を広げる)」
「ええっ!そんなに伸びたんですかっ!」
「ほーよ。ぶち伸びたんじゃけ」
「へぇー。そうだったんですかー。」
だいたい、ネジリパンは、ねじってあるから、元は長い紐のようになっています。しかし、現在のネジリパンはどう見ても20センチあれば、大きいぐらい。倍にしても40センチ。ねじってあるものをほどいたにしても、もともとは50センチぐらい。
それが、1メートル・・・。(汗)
年配の方の、ファンタジーを壊してはいけません。きっと、本当に1メートルぐらい、伸びたんだと思います。
私は、そんなお客様が、すごく好きです。
そして、いつか本当に、ほどいて1メートルぐらいのネジリパンを作ってみたいなぁ、と思います。