三原のたべもの
2006年01月15日
三原のお好み焼き屋さんで「モダン焼き」といえば、「お好み焼き+そばorうどん」である。
お好み焼き自体は、生地、キャベツ、ソースのトリニティー。それが、基本。
注文のとしては、
「おばちゃーん。肉たまモダン、1つー」
これで、通常のお好み焼き、肉たまそばが出てくる。
さて、その「モダン焼き」だが。
三原は、関西風と広島風のお好み焼き文化圏の狭間にある地域だと思われ、本来「モダン焼き」とは、関西風の呼び方である。関西風では、生地にそばをはさむ方式で焼くお好み焼きを「モダン焼き」と称するが、それが、三原に入ったときに、「そばをいれたお好み焼きは、モダン焼き」というように認知され、三原で広まっていったのではないだろうか。
私も、最近まで、「お好み焼きとは、モダン焼きだ。」と思っていた。もちろん、そばが入っている(うどんもすきだ)。モダン焼きに豚たま、といえば、満足する結果が得られると思っていた。
しかし、福山から妻が嫁いできて、それがどうやら「三原ローカル」であることが、わかった。
うちの妻と、私のオーダーの方法が、全く違う上に、店ごとのローカルルールもあり、オーダーの度に頭を抱える事になったからである。
モダンといえば、そば入り。これが、私の常識。
モダンって、なんやねん。これが、妻の常識。
モダンに肉たま。これでいい。と、思うのが、私の常識。
それを「そば肉たま」と言わなければ落ち着かないのが、妻の常識。
で、結局「モダン焼き」って、なんやねん。
モダン焼きは「お好み焼き+そばorうどん」でしょう。三原ではね。
モダン焼き表記のメニューを置くお好み焼き屋さんは、三原に多い。
それだけ、「モダン焼き」という表現が、一般化している証拠だとおもう。
最近、お好み焼きばっかりだなぁ。
そんなに、好きじゃないんだけどなぁ。
お好み焼き自体は、生地、キャベツ、ソースのトリニティー。それが、基本。
注文のとしては、
「おばちゃーん。肉たまモダン、1つー」
これで、通常のお好み焼き、肉たまそばが出てくる。
さて、その「モダン焼き」だが。
三原は、関西風と広島風のお好み焼き文化圏の狭間にある地域だと思われ、本来「モダン焼き」とは、関西風の呼び方である。関西風では、生地にそばをはさむ方式で焼くお好み焼きを「モダン焼き」と称するが、それが、三原に入ったときに、「そばをいれたお好み焼きは、モダン焼き」というように認知され、三原で広まっていったのではないだろうか。
私も、最近まで、「お好み焼きとは、モダン焼きだ。」と思っていた。もちろん、そばが入っている(うどんもすきだ)。モダン焼きに豚たま、といえば、満足する結果が得られると思っていた。
しかし、福山から妻が嫁いできて、それがどうやら「三原ローカル」であることが、わかった。
うちの妻と、私のオーダーの方法が、全く違う上に、店ごとのローカルルールもあり、オーダーの度に頭を抱える事になったからである。
モダンといえば、そば入り。これが、私の常識。
モダンって、なんやねん。これが、妻の常識。
モダンに肉たま。これでいい。と、思うのが、私の常識。
それを「そば肉たま」と言わなければ落ち着かないのが、妻の常識。
で、結局「モダン焼き」って、なんやねん。
モダン焼きは「お好み焼き+そばorうどん」でしょう。三原ではね。
モダン焼き表記のメニューを置くお好み焼き屋さんは、三原に多い。
それだけ、「モダン焼き」という表現が、一般化している証拠だとおもう。
最近、お好み焼きばっかりだなぁ。
そんなに、好きじゃないんだけどなぁ。
2006年01月12日
宮浦に、最近できたとあるお好み焼き屋さんに行ってみた。
雑誌の福山ウィンクの情報よると、「オリジナルソースをつかった、三原焼き」とのことで、そこだけを読むと、宮浦の「さっちゃん」のような感じなのかなぁ、と、思う。
オリジナルソース。これは曲者で、ソースはなかなか小さい規模で作る事は難しい。オリジナルブレンドである場合が多い。駅前の「てっちゃん」のソースは、中間醸造さんのテングソースをベースに、アレンジを加えている。
さて、オリジナルソースとは、いかなるものか?
そして、焼き方はどうなのだろうか?
そのあたりが、私の好奇心のそそられるところだった。
水曜日が定休日と言う事なので、木曜日の夜に訪問してみた。
店内は、白が基調の、お好み焼き屋さんというより、おしゃれな居酒屋のようなかんじ。厨房には、おじさまが一人いらっしゃって、鉄板を仕切っている。そして、サービスとして奥様のような方と、娘さん二人で切り盛りされているような感じだ。
座敷は2テーブル。カウンターが6〜7席。4人がけテープル席が2つ。ある程度の規模は確保されている。
さて、メニューを眺めてみる。
お好み焼き(卵入り)が400円。
モダン焼き・うどんorそば(卵入り)が500円。
あと、トッピングが、肉、イカ、のしいか、モツ、ネギ、海老、チーズ、餅などなど。100円プラス
鉄板焼メニューもあり、ちょっと飲める感じ。
基本的だと思われる、モダン焼きのそばの肉で、いくことにする。
残念ながら、テーブル席に座った為、まったく焼いているところを見る事が出来なかった。
でも、ソースとマヨネーズは、事前に席に届いていた。
こっそり、ソースを味見してみた。
うーん。テングがベースで、それにオタフクの焼そばソースが混ざっているような感じ。もしかすると、オタフクのお好みソースも、隠し味に入っているかも。絶妙なブレンド。
そうこうするうち、鉄板にて、お好み焼きが供された。
当然ながら、見た目は、まったくもって、お好み焼き。
しかし、こてをさしていくと、違和感を感じる。生地の感触が、あまりにも力が弱い。強すぎるのも考え物だが、弱すぎる。まるで、焼そばに卵がぺたりと乗っていて、お好みのカタチをしているような・・・。
食べていくと、その違和感が、確信に変わる。これは、お好み焼きではなくて、焼そばの卵のせ焼きである。お好み焼きとしての一体感が、希薄だ。
キャベツはきちんと火が通っており、おいしいのだが、お好み焼きとしての存在感を醸し出す、名傍役というわけではない。
お好み焼きは、お好み焼きとして、一体感がある食べ物であることが、お好み焼きの存在意義だとおもうのだが、これでは、バラバラの印象しか持つ事が出来ず、お好み焼きとしての評価は出せない。
主因は、生地の少なさにあるのではないだろうか。それとも、この生地の少なさを、「三原焼き」の特徴とするのだろうか。
しかも、広島のお好み焼きにはあるまじき存在である「マヨネーズ」まで供されているというのも、いかんともしがたい。マヨネーズは、あると旨いのだが、お好み焼き単体で食べて、それに変化をつける為にマヨネーズの風味を借りるのが正しい広島県人のありかたであるし、マヨネーズなしで、食べる事が、王道である、と、私は勝手に思っている。
一応完食したものの、「お好み焼き」を食べた感は少なく、すこしかたすかしだった。
旨いのだから、まったく評価に値しない訳ではないのだが、お好み焼きのなんたるかは、やはり、お好み焼きとしての一体感だと思うのだ。それが、バラバラになってしまえば、それは、お好み焼きではない。
ちょっとした違いなのだが、私の判断基準はそこなので、今回は、すこし残念だった。
この傾向は、新しいタイプのお好み焼き屋さんに、多く感じる。
これも、お好み焼きの新時代なのだろうか。
今年は、古きよき、お好み焼きを探す1年になりそうな気がする。
雑誌の福山ウィンクの情報よると、「オリジナルソースをつかった、三原焼き」とのことで、そこだけを読むと、宮浦の「さっちゃん」のような感じなのかなぁ、と、思う。
オリジナルソース。これは曲者で、ソースはなかなか小さい規模で作る事は難しい。オリジナルブレンドである場合が多い。駅前の「てっちゃん」のソースは、中間醸造さんのテングソースをベースに、アレンジを加えている。
さて、オリジナルソースとは、いかなるものか?
そして、焼き方はどうなのだろうか?
そのあたりが、私の好奇心のそそられるところだった。
水曜日が定休日と言う事なので、木曜日の夜に訪問してみた。
店内は、白が基調の、お好み焼き屋さんというより、おしゃれな居酒屋のようなかんじ。厨房には、おじさまが一人いらっしゃって、鉄板を仕切っている。そして、サービスとして奥様のような方と、娘さん二人で切り盛りされているような感じだ。
座敷は2テーブル。カウンターが6〜7席。4人がけテープル席が2つ。ある程度の規模は確保されている。
さて、メニューを眺めてみる。
お好み焼き(卵入り)が400円。
モダン焼き・うどんorそば(卵入り)が500円。
あと、トッピングが、肉、イカ、のしいか、モツ、ネギ、海老、チーズ、餅などなど。100円プラス
鉄板焼メニューもあり、ちょっと飲める感じ。
基本的だと思われる、モダン焼きのそばの肉で、いくことにする。
残念ながら、テーブル席に座った為、まったく焼いているところを見る事が出来なかった。
でも、ソースとマヨネーズは、事前に席に届いていた。
こっそり、ソースを味見してみた。
うーん。テングがベースで、それにオタフクの焼そばソースが混ざっているような感じ。もしかすると、オタフクのお好みソースも、隠し味に入っているかも。絶妙なブレンド。
そうこうするうち、鉄板にて、お好み焼きが供された。
当然ながら、見た目は、まったくもって、お好み焼き。
しかし、こてをさしていくと、違和感を感じる。生地の感触が、あまりにも力が弱い。強すぎるのも考え物だが、弱すぎる。まるで、焼そばに卵がぺたりと乗っていて、お好みのカタチをしているような・・・。
食べていくと、その違和感が、確信に変わる。これは、お好み焼きではなくて、焼そばの卵のせ焼きである。お好み焼きとしての一体感が、希薄だ。
キャベツはきちんと火が通っており、おいしいのだが、お好み焼きとしての存在感を醸し出す、名傍役というわけではない。
お好み焼きは、お好み焼きとして、一体感がある食べ物であることが、お好み焼きの存在意義だとおもうのだが、これでは、バラバラの印象しか持つ事が出来ず、お好み焼きとしての評価は出せない。
主因は、生地の少なさにあるのではないだろうか。それとも、この生地の少なさを、「三原焼き」の特徴とするのだろうか。
しかも、広島のお好み焼きにはあるまじき存在である「マヨネーズ」まで供されているというのも、いかんともしがたい。マヨネーズは、あると旨いのだが、お好み焼き単体で食べて、それに変化をつける為にマヨネーズの風味を借りるのが正しい広島県人のありかたであるし、マヨネーズなしで、食べる事が、王道である、と、私は勝手に思っている。
一応完食したものの、「お好み焼き」を食べた感は少なく、すこしかたすかしだった。
旨いのだから、まったく評価に値しない訳ではないのだが、お好み焼きのなんたるかは、やはり、お好み焼きとしての一体感だと思うのだ。それが、バラバラになってしまえば、それは、お好み焼きではない。
ちょっとした違いなのだが、私の判断基準はそこなので、今回は、すこし残念だった。
この傾向は、新しいタイプのお好み焼き屋さんに、多く感じる。
これも、お好み焼きの新時代なのだろうか。
今年は、古きよき、お好み焼きを探す1年になりそうな気がする。
皆実に「花兆」という、レストランと言うか、御食事処というか、飲食店がある。
一昔前は「みのり」という名前だったと記憶しているのだが、知らない間に「花兆」に屋号が変わっていた。メニューには「みのり定食」というものもあるので、単純に屋号が変わっただけなのかもしれない。
ここに、おもしろいセットメニューがある。
それが「中かそばとオムライス(表記は、メニュー通り)」のセットなのだ。
花兆さんの中華そばは、鶏ガラベースのなつかしい風味のスープに、ほろほろになった赤身のチャーシュー2枚とメンマがたくさん。麺は細くて縮れている。これはこれで、美味しい。
オムライスは、今よくあるような、とろとろ卵がのっかっているタイプではなく、チキンライスをきっちり火の通った卵でくるんでいる。それに、デミグラスソースのような感じの茶色いソースがかかっている。これはこれで、美味しい。若干チキンライスが薄味なのは、好みが分かれるところかもしれない。ソースが足りないと思ったら、追加ができる様子。
その中華そばとのセットになると、やきめしとオムライスのどちらかになる。やきめしは、セットとしては、とても普通なので、ここはオムライスを選択する。
しばらく待つと、お盆に中華そばとオムライスがのっかってやってくる。ラーメン用のコショウもひと缶ついてくる。花兆さんのテーブルの上には、割り箸とつまようじぐらいしかなくて、調味料はひとつもない。だから、コショウも同時に配膳される。
さて、この「中かそばとオムライス(表記は、メニュー通り)」なのだが、それぞれはそれぞれで美味しいのだが、セットとしては、なにがなんだか方向性がよくわからない。相互作用があるか、といえば、全くない。
中華そばをすすったあと、オムライスを食す。オムライスを食したあと、中華そばをすする。これは、まったく別物の風味で、混じりあう事はない。中華そばは中華そば。オムライスはオムライス。主役が二人いる時代劇で、どちらも協調せず、話が進んでいくような感じである。
いつも、「これって、変わったセットだなぁ・・・。」と思いながらも、ついつい注文してしまう自分がいる。たぶん、ここでしか味わえないセットだからなのだろう。そして、かなりボリュームがあり、食後はこれ以上にない満腹感を味わう事ができる。
中華そばも、オムライスも、どっちも食べたい時は、間違いない選択ではあるのだが、中華そばとオムライスを同時に食べたい欲求自体が、間違えているような気がする。
花兆さんの、もうひとつの特徴は、器がよいことかもしれない。妙に味わい深い器で、供される。
このお店は、意外と深い。
そういえば、花兆さんの仕出しって、すごく美味しいんだよなぁ・・・。
一昔前は「みのり」という名前だったと記憶しているのだが、知らない間に「花兆」に屋号が変わっていた。メニューには「みのり定食」というものもあるので、単純に屋号が変わっただけなのかもしれない。
ここに、おもしろいセットメニューがある。
それが「中かそばとオムライス(表記は、メニュー通り)」のセットなのだ。
花兆さんの中華そばは、鶏ガラベースのなつかしい風味のスープに、ほろほろになった赤身のチャーシュー2枚とメンマがたくさん。麺は細くて縮れている。これはこれで、美味しい。
オムライスは、今よくあるような、とろとろ卵がのっかっているタイプではなく、チキンライスをきっちり火の通った卵でくるんでいる。それに、デミグラスソースのような感じの茶色いソースがかかっている。これはこれで、美味しい。若干チキンライスが薄味なのは、好みが分かれるところかもしれない。ソースが足りないと思ったら、追加ができる様子。
その中華そばとのセットになると、やきめしとオムライスのどちらかになる。やきめしは、セットとしては、とても普通なので、ここはオムライスを選択する。
しばらく待つと、お盆に中華そばとオムライスがのっかってやってくる。ラーメン用のコショウもひと缶ついてくる。花兆さんのテーブルの上には、割り箸とつまようじぐらいしかなくて、調味料はひとつもない。だから、コショウも同時に配膳される。
さて、この「中かそばとオムライス(表記は、メニュー通り)」なのだが、それぞれはそれぞれで美味しいのだが、セットとしては、なにがなんだか方向性がよくわからない。相互作用があるか、といえば、全くない。
中華そばをすすったあと、オムライスを食す。オムライスを食したあと、中華そばをすする。これは、まったく別物の風味で、混じりあう事はない。中華そばは中華そば。オムライスはオムライス。主役が二人いる時代劇で、どちらも協調せず、話が進んでいくような感じである。
いつも、「これって、変わったセットだなぁ・・・。」と思いながらも、ついつい注文してしまう自分がいる。たぶん、ここでしか味わえないセットだからなのだろう。そして、かなりボリュームがあり、食後はこれ以上にない満腹感を味わう事ができる。
中華そばも、オムライスも、どっちも食べたい時は、間違いない選択ではあるのだが、中華そばとオムライスを同時に食べたい欲求自体が、間違えているような気がする。
花兆さんの、もうひとつの特徴は、器がよいことかもしれない。妙に味わい深い器で、供される。
このお店は、意外と深い。
そういえば、花兆さんの仕出しって、すごく美味しいんだよなぁ・・・。
2005年12月04日
個人的には、お好み焼きと言うと、昼ご飯というイメージがある。
高校の時とか、土曜日のお昼に食べに行くような。
もっと小さい頃は、お好み焼きと言えば、父の焼くものだと、思っていた。
それ用の鉄板も用意されていた。鉄工所で作ってもらったと聞いている。
そのせいか、私自身も、食べたい時は、自分でお好み焼きを作る。
さすがに鉄板はないので、ホットプレートを使用するけど。
それが面倒な時は、「おみ吉」に食べに行ったり、「たくちゃん」を持ち帰りしたり。
実家では、持ち帰りの定番は「ムーミンハウス」だったかなぁ。
それはさておき。
白井のお好み焼きの事を書いた事によって、三原のお好み焼きに、すこし興味が出てきた。
白井のお好み焼きは、どちらかというと、単純な逆行で、簡素化の結果、生まれたカタチに思える。焼き時間も短縮できる上に、味覚的・ボリューム的に変化が少ない。
白井のおばちゃんが「間違えて作った・・・」と言っているから、本当に間違えて作ったのだろう。それが支持されたので、定着したような感じかな。
お好み焼き屋さんは、基本的なスタンスとして、「店でもしょーか。まぁ、お好み焼き屋でもしょーか」的な、なんというか、「プロの仕事」としての「店」でない場合が多いような気がする。
もちろん、感覚的に多いような気がするだけで、そうでない「プロの仕事」としての、安定的供給のできる店もちゃんとある。それは、これだけ外食産業が盛んになったため出現した店であり、また、旧来のお好み焼き屋さんが進化したカタチでもある。
でも、伝統的な基本は「お店でもしょーか、お好み焼き屋でもしょーか」である。
であるので、店によるお好み焼きの形式の差が激しい。どこがどのように繋がっているか、歴史的背景や、その過程を探る事が難解な業種である。
また、街の人の流れの変化や、経営者の高齢化などで、かつて繁盛していたのに、現在では廃業した店もあるだろう。
正確に知ろうとする場合、地道なデータの拾い上げを行う必要がある。もちろん、それを専門に扱った本などないので、例えば古い電話帳や、古い街の地図や、古い写真から、情報を拾い集めることになるのだろう。これは社会史の分野になる。
あえて、ソースで考えるのなら、テング、オタフク、カープが、三原のお好み焼きに使われるソースの3本柱だろうか。
テングを使っているお店は、古いかもしれない。老舗「てっちゃん」のソースのベースは、テングだと思われる。なにしろ、テングソースは、三原の中間醸造。地元のソース。
オタフクは、標準的に使われていると思う。早くから規模の大きくなった会社なので、県内では、それほど珍しい存在ではない。
カープは、新規店に多いような気がする。カープソースは三次市の毛利醸造製なので、流通がよくなった現在では、当り前に手に入るが、少なくとも昭和の時代には、三原では見たこともなかった・・・と思う。
ソースは、多分、いろんな所でたくさんの醸造会社があったと思う。
地酒や、地醤油のように、地ソースがあったのでは?
それが、淘汰されてしまい、地の醸造会社も少なくなってしまったのだろうか。
そう思うと、三原にとって、テングソースとは、宝物だと思う。
地ソースがあるというのは、三原人として、とても嬉しいし、残っている事を誇らしく思う。
贅沢を言えば、「特選テングソース」とか、材料を現代の流れにそって選択したソースがあったらいいなぁ。とっても嬉しいなぁ。そうなると、三原の宝物以上の存在になるような気がするなぁ。
そういえば、小さい頃(軽く25年は遡る)、我が家でのテンプラは、テングソースをつけてたっけ・・・。
真っ黒なドロッとしたソースに対して、「ウスターソース」をソースと思っていた私は、強烈な違和感を感じた記憶がある。ウスターソースとも違う、醤油とも違う、「ソース」と呼ばれる真っ黒なドロッとしたもの。そう感じていた。
強烈なドロッと感は健在である。
でも、若干ドロッと感は、弱くなったように思えるのは、最初の衝撃が大きかったからだろうか。
ちなみに、オギロパンでも、テングソースを使ってたりして。
コロッケパン。焼そばパン。カツサンド。
とても良いアクセントのある味になります。スパイシーな「辛口」使用です。
・・・あ、無理矢理、仕事に繋げた。(笑)
高校の時とか、土曜日のお昼に食べに行くような。
もっと小さい頃は、お好み焼きと言えば、父の焼くものだと、思っていた。
それ用の鉄板も用意されていた。鉄工所で作ってもらったと聞いている。
そのせいか、私自身も、食べたい時は、自分でお好み焼きを作る。
さすがに鉄板はないので、ホットプレートを使用するけど。
それが面倒な時は、「おみ吉」に食べに行ったり、「たくちゃん」を持ち帰りしたり。
実家では、持ち帰りの定番は「ムーミンハウス」だったかなぁ。
それはさておき。
白井のお好み焼きの事を書いた事によって、三原のお好み焼きに、すこし興味が出てきた。
白井のお好み焼きは、どちらかというと、単純な逆行で、簡素化の結果、生まれたカタチに思える。焼き時間も短縮できる上に、味覚的・ボリューム的に変化が少ない。
白井のおばちゃんが「間違えて作った・・・」と言っているから、本当に間違えて作ったのだろう。それが支持されたので、定着したような感じかな。
お好み焼き屋さんは、基本的なスタンスとして、「店でもしょーか。まぁ、お好み焼き屋でもしょーか」的な、なんというか、「プロの仕事」としての「店」でない場合が多いような気がする。
もちろん、感覚的に多いような気がするだけで、そうでない「プロの仕事」としての、安定的供給のできる店もちゃんとある。それは、これだけ外食産業が盛んになったため出現した店であり、また、旧来のお好み焼き屋さんが進化したカタチでもある。
でも、伝統的な基本は「お店でもしょーか、お好み焼き屋でもしょーか」である。
であるので、店によるお好み焼きの形式の差が激しい。どこがどのように繋がっているか、歴史的背景や、その過程を探る事が難解な業種である。
また、街の人の流れの変化や、経営者の高齢化などで、かつて繁盛していたのに、現在では廃業した店もあるだろう。
正確に知ろうとする場合、地道なデータの拾い上げを行う必要がある。もちろん、それを専門に扱った本などないので、例えば古い電話帳や、古い街の地図や、古い写真から、情報を拾い集めることになるのだろう。これは社会史の分野になる。
あえて、ソースで考えるのなら、テング、オタフク、カープが、三原のお好み焼きに使われるソースの3本柱だろうか。
テングを使っているお店は、古いかもしれない。老舗「てっちゃん」のソースのベースは、テングだと思われる。なにしろ、テングソースは、三原の中間醸造。地元のソース。
オタフクは、標準的に使われていると思う。早くから規模の大きくなった会社なので、県内では、それほど珍しい存在ではない。
カープは、新規店に多いような気がする。カープソースは三次市の毛利醸造製なので、流通がよくなった現在では、当り前に手に入るが、少なくとも昭和の時代には、三原では見たこともなかった・・・と思う。
ソースは、多分、いろんな所でたくさんの醸造会社があったと思う。
地酒や、地醤油のように、地ソースがあったのでは?
それが、淘汰されてしまい、地の醸造会社も少なくなってしまったのだろうか。
そう思うと、三原にとって、テングソースとは、宝物だと思う。
地ソースがあるというのは、三原人として、とても嬉しいし、残っている事を誇らしく思う。
贅沢を言えば、「特選テングソース」とか、材料を現代の流れにそって選択したソースがあったらいいなぁ。とっても嬉しいなぁ。そうなると、三原の宝物以上の存在になるような気がするなぁ。
そういえば、小さい頃(軽く25年は遡る)、我が家でのテンプラは、テングソースをつけてたっけ・・・。
真っ黒なドロッとしたソースに対して、「ウスターソース」をソースと思っていた私は、強烈な違和感を感じた記憶がある。ウスターソースとも違う、醤油とも違う、「ソース」と呼ばれる真っ黒なドロッとしたもの。そう感じていた。
強烈なドロッと感は健在である。
でも、若干ドロッと感は、弱くなったように思えるのは、最初の衝撃が大きかったからだろうか。
ちなみに、オギロパンでも、テングソースを使ってたりして。
コロッケパン。焼そばパン。カツサンド。
とても良いアクセントのある味になります。スパイシーな「辛口」使用です。
・・・あ、無理矢理、仕事に繋げた。(笑)
2005年11月24日
JR三原駅前に、マリンロードという通りがあるのですが、その商店街(?)に「おはぎのこだま」さんという、おはぎ屋さんがあります。
おはぎ屋さんですので、「おはぎ」を売っているのは当然なのですが、それ以外にも、鶏の唐揚げとか、お弁当とかも売っているお店なのです。
さて、その「おはぎのこだま」さんで、私のお気に入りがありまして。それが、「タコ天」です。
タコの足を1本、まるのまま揚げてあるもので、1本350円と、お値段もお手ごろです。
これ1本を買ってきて、ビールと一緒に食べると、良い晩酌になります。
画像のまん中に、お皿からはみ出るようにして鎮座しているのが、「タコ天」です。その巨大さが、よくわかると思います。
その両脇に、さりげなくある揚げ物は、右が「鶏の唐揚げ」で、左が「鯨の唐揚げ」です。
「鯨の唐揚げ」とは、また、今どき珍しいと思います。安定して供給されています。グラム当たりの値段で販売されていますので、「タコ天」とくらべると、少々お高いような気もしますが、それだけの価値はあります。
ちなみに、「いなり寿司」も、なんだか懐かしいような、家庭的な味で、お気に入りです。
で、肝心の「おはぎ」は、と、言いますと・・・。
私は、餅米と甘いものが苦手なので・・・。
でも、好きな方は、多いみたいです。
おはぎ屋さんですので、「おはぎ」を売っているのは当然なのですが、それ以外にも、鶏の唐揚げとか、お弁当とかも売っているお店なのです。
さて、その「おはぎのこだま」さんで、私のお気に入りがありまして。それが、「タコ天」です。
タコの足を1本、まるのまま揚げてあるもので、1本350円と、お値段もお手ごろです。
これ1本を買ってきて、ビールと一緒に食べると、良い晩酌になります。
画像のまん中に、お皿からはみ出るようにして鎮座しているのが、「タコ天」です。その巨大さが、よくわかると思います。
その両脇に、さりげなくある揚げ物は、右が「鶏の唐揚げ」で、左が「鯨の唐揚げ」です。
「鯨の唐揚げ」とは、また、今どき珍しいと思います。安定して供給されています。グラム当たりの値段で販売されていますので、「タコ天」とくらべると、少々お高いような気もしますが、それだけの価値はあります。
ちなみに、「いなり寿司」も、なんだか懐かしいような、家庭的な味で、お気に入りです。
で、肝心の「おはぎ」は、と、言いますと・・・。
私は、餅米と甘いものが苦手なので・・・。
でも、好きな方は、多いみたいです。